「空気は高温であるほど密度が低下するため、空気抵抗は減少する」
だから、地球温暖化が進めば進むほどホームランが増える計算・・・というのは昨日のMLBでのお話。
一方で日本のプロ野球(NPB)では逆の現象になっており、ホームラン数が激減中。まあ、点が入らない/ホームランがでないというロースコアの試合は、「もう見慣れている」私ですので、いまさらではありますが。
野球のデータ分析を行う株式会社DELTAでは、2024年シーズンは「飛ばないボール」で話題になった2011年、2012年に比べてもその水準さえ下回っていると言う。
そこで、開幕早々に現場から「今季のボールは飛ばない」といった声があがり、NPBおよびボールを製造するミズノは、製造・管理における変更点はないとボールの影響を否定し、プロ野球選手会も、「0.4134」を目標値とするボールの反発係数には問題がないということをNPBから提供された試験データによって確認しているとのこと。
それでもホームランは少ないのですけどね。
2011年:939本 / 1球団1試合平均0.54本
2012年:881本 / 1球団1試合平均0.51本
2024年:約840本 / 1球団1試合平均0.489本
ただ、2024年のMLBも歴史的な「投高打低」となっているようで、ある意味地球温暖化の影響はありえなさそうな気はします。
何しろ、「空気は高温であるほど密度が低下するため、空気抵抗は減少する」のですから、暖かくなればボールはもっと飛んでいく・・・はず。しかしながら、あまりにも暑すぎると人間の身体的パフォーマンスが低下しちゃいそうです。
ボールの反発係数に問題がなくとも、「抗力係数(空気抵抗)」が増えているのかも知れません。
たとえば、ボールの縫い目が高くなったり、表面が毛ざらざらしたり・・・など空気抵抗が大きくなれば、もちろん飛距離は短くなるでしょうから。でも、微妙な差とは言っても、毎年のように何百球、何千球とボールを握っているピッチャーには違いはわかるはずですから、これはないでしょうけど(MLBでは公式データサイト「ベースボール・サバント」でシーズンごとに微調整する抗力係数(Drag Coefficient by Season)の数値を公開しているため、環境変化はあったらしい)。
そこで考えられるのは近年のピッチャーの攻め方。
一時期、バットにボールを当てる技術を向上させ、ホームランを生み出しやすい「打球を引っ張る」「フライを打つ」といったいわゆる「フライ革命」的なバッティングが話題になりました。
直感的に思うことは、これはピッチャーが低め中心にコントロールすればするほど危険。となりますと、それを逆手にとって高めに速球を投げることで、こうしたスイングではバッターが打ちにくくなっていると思えます。野球中継見ていても、以前よりも低めが少なくなったような気もしますが、単にコントロールが乱れているだけかも。
参考までにホームランを見たいという方は「ドームラン」と揶揄(やゆ)されるあのドーム球場へ。私はほぼホームランのでない球場専門。
各球場の開場~2023年シーズン終了時点までのホームラン記録
■エスコンフィールドHOKKAIDO(北海道北広島市):天然芝 / 北海道日本ハムファイターズ
公式戦試合数:71試合
ホームラン数:97本
1試合平均:1.37本
だから、地球温暖化が進めば進むほどホームランが増える計算・・・というのは昨日のMLBでのお話。
一方で日本のプロ野球(NPB)では逆の現象になっており、ホームラン数が激減中。まあ、点が入らない/ホームランがでないというロースコアの試合は、「もう見慣れている」私ですので、いまさらではありますが。
野球のデータ分析を行う株式会社DELTAでは、2024年シーズンは「飛ばないボール」で話題になった2011年、2012年に比べてもその水準さえ下回っていると言う。
そこで、開幕早々に現場から「今季のボールは飛ばない」といった声があがり、NPBおよびボールを製造するミズノは、製造・管理における変更点はないとボールの影響を否定し、プロ野球選手会も、「0.4134」を目標値とするボールの反発係数には問題がないということをNPBから提供された試験データによって確認しているとのこと。
それでもホームランは少ないのですけどね。
2011年:939本 / 1球団1試合平均0.54本
2012年:881本 / 1球団1試合平均0.51本
2024年:約840本 / 1球団1試合平均0.489本
ただ、2024年のMLBも歴史的な「投高打低」となっているようで、ある意味地球温暖化の影響はありえなさそうな気はします。
何しろ、「空気は高温であるほど密度が低下するため、空気抵抗は減少する」のですから、暖かくなればボールはもっと飛んでいく・・・はず。しかしながら、あまりにも暑すぎると人間の身体的パフォーマンスが低下しちゃいそうです。
ボールの反発係数に問題がなくとも、「抗力係数(空気抵抗)」が増えているのかも知れません。
たとえば、ボールの縫い目が高くなったり、表面が毛ざらざらしたり・・・など空気抵抗が大きくなれば、もちろん飛距離は短くなるでしょうから。でも、微妙な差とは言っても、毎年のように何百球、何千球とボールを握っているピッチャーには違いはわかるはずですから、これはないでしょうけど(MLBでは公式データサイト「ベースボール・サバント」でシーズンごとに微調整する抗力係数(Drag Coefficient by Season)の数値を公開しているため、環境変化はあったらしい)。
そこで考えられるのは近年のピッチャーの攻め方。
一時期、バットにボールを当てる技術を向上させ、ホームランを生み出しやすい「打球を引っ張る」「フライを打つ」といったいわゆる「フライ革命」的なバッティングが話題になりました。
直感的に思うことは、これはピッチャーが低め中心にコントロールすればするほど危険。となりますと、それを逆手にとって高めに速球を投げることで、こうしたスイングではバッターが打ちにくくなっていると思えます。野球中継見ていても、以前よりも低めが少なくなったような気もしますが、単にコントロールが乱れているだけかも。
参考までにホームランを見たいという方は「ドームラン」と揶揄(やゆ)されるあのドーム球場へ。私はほぼホームランのでない球場専門。
各球場の開場~2023年シーズン終了時点までのホームラン記録
■エスコンフィールドHOKKAIDO(北海道北広島市):天然芝 / 北海道日本ハムファイターズ
公式戦試合数:71試合
ホームラン数:97本
1試合平均:1.37本
■楽天モバイルパーク宮城(宮城県仙台市):天然芝 / 東北楽天ゴールデンイーグルス
公式戦試合数:1683試合
ホームラン数:2438本
1試合平均:1.44本
公式戦試合数:1683試合
ホームラン数:2438本
1試合平均:1.44本
■ベルーナドーム(埼玉県所沢市):人工芝 / 埼玉西武ライオンズ
公式戦試合数:2920試合
ホームラン数:5754本
1試合平均:1.97本
公式戦試合数:2920試合
ホームラン数:5754本
1試合平均:1.97本
■ZOZOマリンスタジアム(千葉県千葉市):人工芝 / 千葉ロッテマリーンズ
公式戦試合数:2169試合
ホームラン数:3136本
1試合平均:1.45本
公式戦試合数:2169試合
ホームラン数:3136本
1試合平均:1.45本
■東京ドーム(東京都文京区):人工芝 / 読売ジャイアンツ
公式戦試合数:3352試合
ホームラン数:7422本
1試合平均:2.21本
公式戦試合数:3352試合
ホームラン数:7422本
1試合平均:2.21本
■明治神宮野球場(東京都新宿区):人工芝 / 東京ヤクルトスワローズ
公式戦試合数:3854試合
ホームラン数:8151本
1試合平均:2.11本
公式戦試合数:3854試合
ホームラン数:8151本
1試合平均:2.11本
■横浜スタジアム(神奈川県横浜市):人工芝 / 横浜DeNAベイスターズ
公式戦試合数:2829試合
ホームラン数:5449本
1試合平均:1.93本
公式戦試合数:2829試合
ホームラン数:5449本
1試合平均:1.93本
■バンテリンドーム ナゴヤ(愛知県名古屋市):人工芝 / 中日ドラゴンズ
公式戦試合数:1853試合
ホームラン数:2115本
1試合平均:1.14本
公式戦試合数:1853試合
ホームラン数:2115本
1試合平均:1.14本
■京セラドーム大阪(大阪府大阪市):人工芝 / オリックス・バファローズ
公式戦試合数:1826試合
ホームラン数:2855本
1試合平均:1.56本
公式戦試合数:1826試合
ホームラン数:2855本
1試合平均:1.56本
■阪神甲子園球場(兵庫県西宮市):天然芝 / 阪神タイガース
公式戦試合数:5573試合
ホームラン数:6769本
1試合平均:1.21本
公式戦試合数:5573試合
ホームラン数:6769本
1試合平均:1.21本
■MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島(広島県広島市):天然芝 / 広島東洋カープ
公式戦試合数:1031試合
ホームラン数:1565本
1試合平均:1.51本
公式戦試合数:1031試合
ホームラン数:1565本
1試合平均:1.51本
■みずほPayPayドーム福岡(福岡県福岡市):人工芝 / 福岡ソフトバンクホークス
公式戦試合数:2086試合
ホームラン数:3280本
1試合平均:1.57本
本日も、拙文最後までお読みいただきありがとうございます。
今日という日がみなさまにとって、よい一日になりますように。
また、明日、ここで、お会いしましょう。それではごめんください。
公式戦試合数:2086試合
ホームラン数:3280本
1試合平均:1.57本
本日も、拙文最後までお読みいただきありがとうございます。
今日という日がみなさまにとって、よい一日になりますように。
また、明日、ここで、お会いしましょう。それではごめんください。