「ボンカレー(Bon Curry)」は、1968年2月12日に大塚食品会社より世界初の一般向けの市販レトルト食品です。中身は商品名そのもののカレーです。1970年代には、落語家の笑福亭仁鶴さんが出演したTVCMで、当時大ヒットしたTV時代劇ドラマ「子連れ狼」のパロディで、仁鶴さんの「3分間待つのだぞ」というセリフを覚えている方もいるかもしれません。
さて、ボンカレーシリーズには多くの種類が売られていますが、2021年8月23日に新製品として「ボンカレークック 甘口」と「ボンカレークック 中辛」が発売されました。なんと、「具材なし」の調理専用レトルトカレーです。
普通に販売されている「ルウ」タイプのカレーは、そもそも具材なしで、好きな具材と合わせられるのですが、具なしのボンカレーが販売されたのはレトルトカレーの需要が増加していることと、調理ニーズの拡大があるそうです。カレー市場では2017年にレトルトがルウを逆転し、以降、その差は広がっているとのことです。
レトルトが増えている理由は、より簡単であること、好みの多様化、単身や共働き世帯の増加、個食化と新型コロナウイルス感染症による在宅需要増加などとされています。
このような生活環境の変化などから、大塚食品は具材と組み合わせて自分好みのカレーがすぐできる「調理用レトルトカレー」を開発したとのことです。具なしレトルトカレーといえば、「ほぼ具なし」のものも売られていますが、ボンカレーというブランドの強みで売り上げは伸びていくようにも思えます。
それよりも、私が気になったのは、「カレーな気分」の中で開発のきっかけになった「レトルトカレーにストローで直接食べていたこと」の情景です。
このボンカレークックそのものは、まさしくそれを実践すべき一品なのかと思えますが、果たして常温で食べても美味しいのだろうか?
ちなみに、漫画家の手塚治虫さんの代表作「ブラック・ジャック」の「報復」という話(日本医師連盟に呼び出され、今すぐ医師免許を取得し、医師法に基づく報酬だけを受け取るようにしろと命じられる。しかし、これを拒否し、医師法違反で逮捕されてしまう)の中で、拘留中のブラック・ジャックにピノコがカップヌードルとボンカレーだけを差し入れ、「カップヌードルとボンカレーばかり持ってきやがった…」と文句をいいますが、直後のコマで、「ボンカレーはどう作ってもうまいのだ」といいます。
ただ、ブラック・ジャックはカップヌードルを食べていますけどね。
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今日はどのような一日になるのでしょうか。または、どのような一日を過ごされたのでしょうか。
その一日でほんの少しでも楽しいことがあれば、それを記憶にとどめるように努力しませんか。そして、それをあとで想いだすと、その日が明るくなる、それが元気の源になってくれるでしょう。
それを見つけるために、楽しいこと探しをしてみてください。昨日よりも、ほんの少しでも、いい一日でありますようにと、お祈りいたしております。
また、明日、ここで、お会いしましょう。