序盤の大量得点も終わってみれば、3点差でのなんとか逃げ切り勝利だった準決勝。
今年度初の決勝戦へ進出。さらに5年ぶりの優勝となるか。
対戦相手はH丘クラブ。
プレーボールは17時ちょうど。
先制点は1回表葡萄隊。
2アウトからヒットと盗塁でランナーを二塁へ進めた後、内野ゴロの送球が乱れた間にランナーがホームへ入り1点先制。
その裏。先頭バッターを塁に出すものの、三人で抑え無失点。
2回表の葡萄隊は2アウトながら満塁まで攻めるが得点ならず。
その裏、連続ヒットでノーアウト一・二塁のピンチ。ここで内野ゴロの処理にもたつく間に1点を返され、さらに1アウト三塁とピンチが続くが、次のバッターのスクイズを外し、なんとか追加失点は許さない。
3回表葡萄隊の攻撃は1アウトから2人のランナーを出し、二・三塁の勝ち越しチャンス。ここで前の回と逆にスクイズを決め、1点を勝ち越し。さらに二・三塁とチャンスだったが、ここは生かせず1点のみ。
3回裏の守り。1アウト一・二塁のピンチを招く。ここで手堅く送りバントをしてくるが、一塁への送球が逸れてしまい二塁ランナーが戻り同点。2アウト後。二塁と三塁のランナーを置いて、ライトオーバーの3ベースで、さらに2失点。逆に2点リードされてしまう。
4回表の葡萄隊反撃。先頭バッターが内野安打で出塁し、三塁までランナーを進めたものの2アウト。次バッターは内野ゴロでチャンスが潰えたと思ったら、これがエラーとなり、1点を返したと思ったら・・・三塁ランナーがアウトカウントを間違えたのか、そのまま。そして、次のバッターも内野ゴロ。しかし、ここで再び相手がエラー。今度は三塁ランナーが戻り1点追加。さらに二塁ランナーもホームを狙うが、これはタイミング的にも間に合わずタッチアウト。この回1点を返し、その裏を無失点で抑え、得点差1点で最終回へと進む。
ベンチからは「回せ! 回せ! 4つ 4つ」の声が掛る。それらの声を背に3つのベースを踏み、最後はホームベースを踏む起死回生のランニングホームランで同点に追いつく。
そして、その裏。この回を守り切れば特別延長へ突入となる。
先頭バッターをフォアボールで出してしまい、盗塁を許し、ノーアウト二塁。
送りバントを決められ1アウト三塁で3番、4番へ打順が廻るピンチ。
ここで葡萄隊は無理に勝負せずに満塁策を選ぶ。
そして、次のバッターはおあつらえ向きの内野ゴロ。本塁へと送球されるが・・・
無念のサヨナラ負けとなってしまった・・・
葡萄隊 10111 |4
H丘クラブ01301x|5
「このチームはまだ優勝するにはまだ早い」と野球の神様がいっているのだと思います。
修正をしなければならない点がたくさん見えた大会でした。
個々のレベルも、チーム全体のレベルも。
「そこを直して次の大会で、自分達の力で勝ち残れ」ということなのでしょうね。
まだまだやらねばならない事はたくさんあります。
この負けた瞬間から次の大会まで大して変わりはしないかもしれません。
相手チームだって練習を積み重ねていくことでしょうから、当然、葡萄隊もまだまだ向上しなければいけません。
今年はどの大会を見ても、絶対的な強さのチームが見当たりません。
つまり、チームはどこも競争になっているわけです。
だから、優勝するには、まだまだやらねばならない事があるのです。
それを教えてくれた大会だと思います。