子どもは子どもなりに夢を持っていることだと考えます。
そして、私たち親は自分の子どもに対して、将来の「夢」=「なってほしい姿」を描いていなければならないと思います。
でも、それが親の独りよがりではいけないことだと思います。
子どもと一緒に夢を共有することが必要だと思います。
自分がなりたかった夢でもいいでしょうし、なって欲しい思いを話するのもいいでしょうね。
けれど、親の一方的な思いを押し付けるのは良くないことですよね。
ただ、親が自分の夢にどのように向き合うかが、子どもの人生に大きな影響を与えるのではないかと思います。
子どもとは言えども、一人の独立した人間ですから。
何事にも負けずに最後までやりとおす強い心 = モチベーションのあげ方・成功の方法
人生で本当に大切なもの = 結果ではなく、何を成したかということ
他人に対する思いやり = 人に関心を持ち、分隔てなく対すること
子どもはみんな何かの分野において、いろいろな才能を持って生まれてきています。
その才能の活かし方を発見し、教えてあげられるのは、生まれてからずっと一番近くで見守ってきた親なのですよね。
そして、自分がみんなに必要とされていること、愛されていること、そして、生きている価値があるということの子どもたちの自己評価を高めてあげることなんですよね。
そのために、何かを一所懸命にできることの素晴らしさ。
イチロー選手が小学校六年生のときに書いた「夢」という作文があります。
今、私たちが子どもにしてあげることは、このような考え方や心構えを作ってあげることではないかと思います。
転記させていただきます。
「僕の夢」
僕の夢は、一流のプロ野球選手になることです。
そのためには、中学、高校と全国大会に出て活躍しなければなりません。
活躍できるようになるためには、練習が必要です。
僕は、3才の時から練習を始めています。
3才から7才までは半年くらいやっていましたが、3生の時から今までは、365日中、360日は激しい練習をやっています。
だから、1週間中で友達と遊べる時間は、5~6時間です。
そんなに練習をやっているのだから、必ずプロ野球の選手になれると思います。
そして、中学、高校と活躍して、高校を卒業してからプロに入団するつもりです。
そしてその球団は、中日ドラゴンズか、西武ライオンズです。
ドラフト入団で、契約金は1億円以上が目標です。
僕が自信のあるのは、ピッチャーか打撃です。
去年の夏、僕たちは全国大会に行きました。
そしてほとんどのピッチャーを見てきましたが、自分が大会No.1ピッチャーと確信でき、打撃では、県大会4試合のうち、ホームラン3本を打ちました。
そして、全体を通した打率は5割8分3厘でした。
このように、自分でも納得のいく成績でした。
そして僕たちは1年間、負け知らずで野球ができました。
だから、この調子でこれからもがんばります。
そして、僕が一流の選手になって試合に出られるようになったら、お世話になった人に招待券を配って、応援してもらうのも夢の一つです。
とにかく一番大きな夢はプロ野球の選手になることです。
愛知県西春日井郡 とよなり小学校
6年2組 鈴木一郎