中日ドラゴンズの大野雄大選手が4月16日に2017年9月20日の東京ヤクルトスワローズ戦以来、573日ぶりの勝ち投手となりました。そして、5月7日の広島東洋カープ戦で今季3勝目を挙げ、これが608日ぶりの完封でもありました。12連戦の11戦目でリリーフ陣は、疲労困憊だと思われます(特にクローザーのお方は)ので、この完封勝利は大きなものです。
また、カープのバティスタ選手、鈴木選手、長野選手を計12打数無安打の7奪三振。これで今季の奪三振は52を数え、大瀬良選手(広島東洋カープ)、菅野選手(読売ジャイアンツ)らを抑えて、堂々のセ・リーグ奪三振王となりました(5月7日時点)。
昨季0勝から復活を期す今季の大野雄選手。今季好調な理由の一つとして、試合前、ブルペンで球を前で離すためのシャドーピッチングを念入りに繰り返しているそうです。今まではやっていなかったそうで、チェンジアップの精度を上げたいことと、課題のスライダーにも取り組むためだそうです。
「感覚的には5cmは前で離せるようになったと思う」ということだそうです。
昨季0勝とはいっても、エースとして期待されて入団し、開幕投手も務めた選手です。すでに30歳になっていますが、この日のようなピッチングで、これから息の長い選手であって欲しいと思います。
でも、完全復活までは、もうしばらく様子見てからでしょう。
さて、この試合まで現在69打席連続無安打中と注目の大野雄選手。この日も期待どおりの4打席無安打(1打席はフォアボール)で、73まで数字を伸ばしております。この記録が伸びるほど、大野雄選手の勝ち星も伸びていくことでしょう。
大野雄選手は完全復活に向けて頑張りどき、ドラゴンズは頑張りどきです。