プロ野球オープン戦が終わりました。オープン戦といえば、あくまで開幕までの調整ということですが、それでも勝敗、順位は気になるところです。そして、それは、シーズン順位に対しても大きな影響があります。
以前、「2013年プロ野球展望 セ・リーグ編(http://blog.goo.ne.jp/full-count/e/17490a53982993d548db6d62b0c4460a)」に「先日、コメントしましたが過去10年間でのオープン戦最下位で、リーグ優勝したのは2004年埼玉西武ライオンズと2008年読売ジャイアンツのみ。ただし、2004年のライオンズはリーグ2位からプレーオフでの優勝で、純粋な優勝は10年間で一度だけという、優勝確率18%。さらに、この2チーム以外の9チームはBクラス。そして、6チームが最下位というデーターです」ということで、2001年から2015年までの期間でもう一度検証してみます。
(年度、オープン戦最下位、シーズン順位)
2001年 大阪近鉄バファローズ → 優勝
2002年 オリックスブルーウェーヴ → 6位
2003年 オリックスブルーウェーヴ → 6位
2004年 横浜ベイスターズ → 6位
2005年 広島東洋カープ → 6位
2006年 オリックスバファローズ → 5位
2007年 オリックスバファローズ → 6位
2008年 読売ジャイアンツ → 優勝
2009年 阪神タイガース → 4位
2010年 横浜ベイスターズ → 6位
2011年 横浜ベイスターズ → 6位
2012年 阪神タイガース → 5位
2013年 中日ドラゴンズ → 4位
2014年 東京ヤクルトスワローズ → 6位
2015年 広島東洋カープ → 4位
オープン戦最下位チームは、2001年以降のAクラス入りが2回、Bクラス率87%という高確率です。しかも最下位は15年間で8回と50%以上。
中でも、カープ2回、ベイスターズ3回、バファローズ4回と21世紀に入ってから、一度も優勝していない3チームがオープン戦最下位でシーズンBクラスということで、オープン戦最下位=シーズンBクラス理論は証明されやすいものです。
一方、オープン戦首位のチームがシーズン優勝したのは2008年のライオンズだけでしたが、2013年以降はオープン戦首位チームが、そのままシーズン優勝しています。つまり、ここ首位=優勝という理論が出来つつあります。また、オープン戦でAクラス(6位以上)のチームの優勝は20チーム中15チームとなり、オープン戦で結果を残さないと、上位進出が難しい状況です。
(年度、オープン戦首位チーム、シーズン順位)
2001年 福岡ダイエーホークス → 2位
2002年 阪神タイガース → 4位
2003年 中日ドラゴンズ → 2位
2004年 北海道日本ハムファイターズ → 3位
2005年 オリックスバファローズ → 4位
2006年 埼玉西武ライオンズ → 2位
2007年 埼玉西武ライオンズ → 5位
2008年 埼玉西武ライオンズ → 1位
2009年 福岡ソフトバンクホークス → 3位
2010年 北海道日本ハムファイターズ → 4位
2011年 阪神タイガース → 4位
2012年 東京ヤクルトスワローズ → 3位
2013年 読売ジャイアンツ → 1位
2014年 福岡ソフトバンクホークス → 1位
2015年 福岡ソフトバンクホークス → 1位
何にしてもオープン戦の勝敗は関係なしは過去のことと強がりかも知れません。
オープン戦といえども試合に勝てないチームはリーグ戦でも勝てません。
ちなみに、オープン戦首位と最下位は次のチームでした。
阪神タイガース
オリックスバファローズ
中日ドラゴンズ
横浜DeNAベイスターズ
それにしても、下の方はいつもの顔ぶれ・・・