水原勇気は水島新司さんの野球マンガ「野球狂の詩」などに出てくる、女性初のプロ野球選手として1975年東京メッツにドラフト1位で指名されたアンダースローの左ピッチャーです。
マンガの世界ではありますが、女性のプロ野球選手というだけでなく、サウスポーでのアンダースローというのは見たことはありませんでした。
同時期に西武ライオンズに永射保さんという、サウスポーでサイドスロー(アンダースロー)という左のワンポイントで活躍したピッチャーがいました。実は、この永射さんが、この「野球狂の詩」の水原勇気やピンク・レディーの「サウスポー」のモデルになったという話です。永射さんはプロ野球歴代3位の566試合リリーフ登板を記録していて、「史上最強のワンポイント」としての元祖なのです。
水原勇気は女性ながらの軽量級で球威はありませんでしたが、ドリームボールという決め球を開発し、ストッパーとして勝ち試合の9回2アウト2ストライクからの「1球限定」で起用されていました。
さて、先日対戦した相手チームのピッチャーですが、この水原勇気の実写版とも言えるでしょうか。
もちろん、翌日のお父さんたちの話題の筆頭は、この子でした。
サウスポー。アンダースローではありませんがサイドスローからのピッチングで、癖のあるボールを投げてきています。
コーナーに投げ分けられれば、そうそう簡単には打ち込めないと思われます。
しかも、エースナンバーの「1」を背負って、四番を打っています(1安打)。
将来の”マドンナジャパン”の候補かもしれませんね。