野球小僧

ブラウンシフト (続き)

ということで、「ブラウンシフト」を敷く守備側の狙いとしては基本的に内野ゴロでホームでの併殺打を取ることです。
最低でも三塁ランナーをホームインを阻止することですから、フォースプレーが取りやすい満塁の場面の方がいいでしょうね。

中学野球では特別延長ルールというのがあり、中体連では九回、軟連では七回を終わって同点の場合、ノーアウト満塁という場面から試合を開始します。

つまり、同点での裏の守りで1点入れば負けとなる展開で、そのシフトを敷くことも可能性としてはあり得ます。

つまり、1点勝負ですので、ランナーは何人いても一緒。
また外野へ打球が飛んだ場合でも、通常の守備位置でのフライではホームでアウトに出来る可能性は少ないですし、ましてや頭を越えるフライの場合にはさらに可能性は少ないです。
よって、外野に打球が飛んだとき、ホームでアウトに出来る可能性を高めるために、外野手は前進守備となります。

そして、ピッチャーは内野ゴロ狙いであるために、低め低めへのピッチングが必要になります。

先日の練習試合で特別延長ルールを”特別”に実施した時に相手チームがこの「ブラウンシフト」を布いてきました。

Img_4118
(誰もいないライトです)

守備側としては

「外野に飛んだら諦める」
「内野の打球はホームでアウト」

という考えを徹底したシフトです。
逆に内野手が増えるということは、バッターにはプレッシャーがかかりますしね。

ただ、弱点があるとすれば前回の実例のとおり、バッテリーエラーが発生すること。
これだけは、もうどうしようもありません。

それともう1つ。
外野手の誰を内野へ持ってくるか。打球の捕球も当然のことながら、捕球後の送球がとっさの判断で動けるか。
または、控えの内野手に切り替えるか。
2アウト後にはシフトを解除するため、守備側の人選も、実は悩ましいところではあることでしょう。

なお、この練習試合の結果は・・・
発案者ブラウン元監督の狙いどおりとなってしまいました。

コメント一覧

まっくろくろすけ
おはようございます。
おはようございます。
この時には外野も前進守備でした。定位置より後ろは犠牲フライで”あきらめ”という境地のようです。
一年に一度使うかどうかの作戦プレーでも練習をしておかないと、急造ではなかなかプレーヤーは動けません。
この相手チームは”しっかり”練習していたような雰囲気はありました。
どのくらい練習しているのだろうか?
eco坊主
おはようございます。
おはようございます。


ブラウンシフト・・・言い方変えれば「いちかばちか」ですよね~
成功した時の「してやったり感」は想像できますが
誰も居ない外野へのポテンの場合は諦めつくんでしょうかね・・・


監督には知力と判断力と決断力が要りますよね!
って何の監督者(管理者)でも一緒か・・・
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