ということで、「ブラウンシフト」を敷く守備側の狙いとしては基本的に内野ゴロでホームでの併殺打を取ることです。
最低でも三塁ランナーをホームインを阻止することですから、フォースプレーが取りやすい満塁の場面の方がいいでしょうね。
中学野球では特別延長ルールというのがあり、中体連では九回、軟連では七回を終わって同点の場合、ノーアウト満塁という場面から試合を開始します。
つまり、同点での裏の守りで1点入れば負けとなる展開で、そのシフトを敷くことも可能性としてはあり得ます。
つまり、1点勝負ですので、ランナーは何人いても一緒。
また外野へ打球が飛んだ場合でも、通常の守備位置でのフライではホームでアウトに出来る可能性は少ないですし、ましてや頭を越えるフライの場合にはさらに可能性は少ないです。
よって、外野に打球が飛んだとき、ホームでアウトに出来る可能性を高めるために、外野手は前進守備となります。
そして、ピッチャーは内野ゴロ狙いであるために、低め低めへのピッチングが必要になります。
先日の練習試合で特別延長ルールを”特別”に実施した時に相手チームがこの「ブラウンシフト」を布いてきました。
(誰もいないライトです)
守備側としては
「外野に飛んだら諦める」
「内野の打球はホームでアウト」
という考えを徹底したシフトです。
逆に内野手が増えるということは、バッターにはプレッシャーがかかりますしね。
ただ、弱点があるとすれば前回の実例のとおり、バッテリーエラーが発生すること。
これだけは、もうどうしようもありません。
それともう1つ。
外野手の誰を内野へ持ってくるか。打球の捕球も当然のことながら、捕球後の送球がとっさの判断で動けるか。
または、控えの内野手に切り替えるか。
2アウト後にはシフトを解除するため、守備側の人選も、実は悩ましいところではあることでしょう。
なお、この練習試合の結果は・・・
発案者ブラウン元監督の狙いどおりとなってしまいました。
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