この季節、TV CMで貴乃花光司さんを見かけない日は少なくなく、「ふるさと納税」はそれなりに認知度が高いと思いますが、「ガチ(本気)」という名称がついているにもかかわらず、つい最近私が知った制度「ガチなが」。
長野県が「ガチの寄付」をということで開設した直営のふるさと納税受け付けサイトのこと。
ふるさと納税については寄付先の自治体の返礼品が魅力のひとつ。その返礼品をめぐって、競争激化して民間サイトの手数料などが負担になっていることもあるそうですが(ある意味、寄付する方にとってはいいことなのですけど)、長野県は返礼品を設定しない直営のふるさと納税サイト「ガチなが」を2023年4月3日に開設。
「ガチ(本気)で長野県をより良くしたい」との思いを込め、返礼品人気に頼りがちな、ふるさと納税の現状に一石を投じたというもの。
長野県税務課では、ふるさと納税で2つの民間サイトを利用しており、県特産品のリンゴ、ブドウなどをはじめとした返礼品を用意し、2022年度は約11億円を集めたものの、返礼品の準備には多くの場合、限度いっぱいの寄付額の約30%の費用がかかっているとのこと。また、民間サイトには寄付額の10%以上の手数料が発生。
よって、ほとんどの場合、寄付額の約50%しか自治体に届かないのが現状なのだそうです。
そこで、「ガチなが」は医療や学びなどの「使い道」を具体的に示して寄付を集め、返礼品にかかる費用を減らすことで地域や住民のために使える金額を増やす狙いがあるというもの。
現状、返礼品のないものもあるのですが、何しろ長野県は「直営化」することで、手数料までもなくしてしまおうということ。
その使い道について、たとえば、「伝統的工芸品の支援」「医療・介護従事者の支援」「減災・防災対策」などで寄付を呼び掛けており、これからは、「小中学校の部活動の民間移行」などへも範囲を広げていくとのこと。
私はこのニュースで、「ガチなが」を知った次第。
気になるのが、この取り組みで寄付金が集まるのか。っそもそも返礼品を目当てに寄付している方は多いはず。
ただ、現状のシステムを否定するわけではなく、そもそも返礼品は地元の特産品を扱っているため、県内業者の需要増に繋がるなどのメリットがあります。そのため、当面は大手サイトへの業務委託も継続し、寄付額の激減を防ぐとともに、県内業者の需要確保を図っていくとのこと。
そもそも、ふるさと納税の目的は、「生まれ育ったふるさとや応援したい地域に貢献したいという想いを、税制を通じて実現すること」ですしね。
ふるさと納税制度にど真ん中のストレートを投げ込んだ長野県。今後の動向には注目ですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/bd/97fb17b18f6a4d4aca86117dd8f4750d.jpg)
知事メッセージ
信州がより魅力あふれる“ふるさと”になるよう、長野県では様々な県事業にご支援をいただく「ふるさと信州寄付金」制度を設けております。
平成19年度の制度創設以来、これまでに多くの方からご寄付をいただき、おかげさまで様々な取組を進めることができました。
今年度より、県直営「共創型」ふるさと納税受付サイト「ガチなが」を新設しました。「生まれ育ったふるさとや応援したい地域に貢献したい」という制度本来の趣旨に立ち返り、返礼品を設けない「使い道」で選ばれる寄付の拡大を図ってまいります。
「ガチ(本気)で長野県を良くしたい」という皆様の熱い想いに応えられるよう、取り組んでまいりますので、多くの皆様のご支援をお願いします。
本日も、拙文最後までお読みいただきありがとうございます。
今日という日がみなさまにとって、よい一日になりますように。
また、明日、ここで、お会いしましょう。それではごめんください。
長野県が「ガチの寄付」をということで開設した直営のふるさと納税受け付けサイトのこと。
ふるさと納税については寄付先の自治体の返礼品が魅力のひとつ。その返礼品をめぐって、競争激化して民間サイトの手数料などが負担になっていることもあるそうですが(ある意味、寄付する方にとってはいいことなのですけど)、長野県は返礼品を設定しない直営のふるさと納税サイト「ガチなが」を2023年4月3日に開設。
「ガチ(本気)で長野県をより良くしたい」との思いを込め、返礼品人気に頼りがちな、ふるさと納税の現状に一石を投じたというもの。
長野県税務課では、ふるさと納税で2つの民間サイトを利用しており、県特産品のリンゴ、ブドウなどをはじめとした返礼品を用意し、2022年度は約11億円を集めたものの、返礼品の準備には多くの場合、限度いっぱいの寄付額の約30%の費用がかかっているとのこと。また、民間サイトには寄付額の10%以上の手数料が発生。
よって、ほとんどの場合、寄付額の約50%しか自治体に届かないのが現状なのだそうです。
そこで、「ガチなが」は医療や学びなどの「使い道」を具体的に示して寄付を集め、返礼品にかかる費用を減らすことで地域や住民のために使える金額を増やす狙いがあるというもの。
現状、返礼品のないものもあるのですが、何しろ長野県は「直営化」することで、手数料までもなくしてしまおうということ。
その使い道について、たとえば、「伝統的工芸品の支援」「医療・介護従事者の支援」「減災・防災対策」などで寄付を呼び掛けており、これからは、「小中学校の部活動の民間移行」などへも範囲を広げていくとのこと。
私はこのニュースで、「ガチなが」を知った次第。
気になるのが、この取り組みで寄付金が集まるのか。っそもそも返礼品を目当てに寄付している方は多いはず。
ただ、現状のシステムを否定するわけではなく、そもそも返礼品は地元の特産品を扱っているため、県内業者の需要増に繋がるなどのメリットがあります。そのため、当面は大手サイトへの業務委託も継続し、寄付額の激減を防ぐとともに、県内業者の需要確保を図っていくとのこと。
そもそも、ふるさと納税の目的は、「生まれ育ったふるさとや応援したい地域に貢献したいという想いを、税制を通じて実現すること」ですしね。
ふるさと納税制度にど真ん中のストレートを投げ込んだ長野県。今後の動向には注目ですね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2d/bd/97fb17b18f6a4d4aca86117dd8f4750d.jpg)
知事メッセージ
信州がより魅力あふれる“ふるさと”になるよう、長野県では様々な県事業にご支援をいただく「ふるさと信州寄付金」制度を設けております。
平成19年度の制度創設以来、これまでに多くの方からご寄付をいただき、おかげさまで様々な取組を進めることができました。
今年度より、県直営「共創型」ふるさと納税受付サイト「ガチなが」を新設しました。「生まれ育ったふるさとや応援したい地域に貢献したい」という制度本来の趣旨に立ち返り、返礼品を設けない「使い道」で選ばれる寄付の拡大を図ってまいります。
「ガチ(本気)で長野県を良くしたい」という皆様の熱い想いに応えられるよう、取り組んでまいりますので、多くの皆様のご支援をお願いします。
本日も、拙文最後までお読みいただきありがとうございます。
今日という日がみなさまにとって、よい一日になりますように。
また、明日、ここで、お会いしましょう。それではごめんください。