大文字山の「登山」は
想像以上にキツかったのですが
市内小学校のハイキングコースです
往復と滞在で「2時間半コース」
といったところでしょうか
JR山科駅まで縦断すると
3時間ほどといわれています
わたしは
冬の山用フリースジャケットに
内側にも2枚重ね着したうえ
愛用のゴム長靴でしたので
かなり汗をかきました
下界に戻ってからは
河原町のコーヒーショップで休憩
ジャズのスタンダード曲が
静かにかかっています
かつてはジャズやロック喫茶が
いくつも立地していました
お気に入りはZABОと蝶類図鑑
非音楽系のコニーアイランドも――
市の中心部以外も含めると
「SM SPОT」
「ざっくばらん」
「ろくでなし」
なんてステキな名前の店もありました
昏くて 煩くて
一人で何時間居ても
なあ~んにもいわれません
オシャベリは叱られます
カネはなくとも
時間はたっぷり
瞑想の修行僧のようです
イケてましたねぇ
昭和の頃の四条河原町界隈は――
▲「ジャズ批評35 ジャズ日本列島55年版」(1980.4.20発行)は愛読書です
全国ジャズ喫茶・ライブハウス800店収録
都道府県一覧表、ジャズ・マップ
レコード店アンケート回答など
広告も、いま見ると、楽し、懐かし ♪
◇
われわれは
いつも恋人を持っている
彼女の名前は
ノスタルジーだ
――ヘミングウェイ(米国の小説家・詩人、1899~1961年)
大作家の生涯はドラマチックでした
イタリア戦線で瀕死の重傷
カナダでの記者時代を経て
パリで小説を書き始めます
闘牛、海釣り、狩猟等の豪快な遊び
そしてノルマンディー作戦への従軍
仕事と恋を愛し、死もまた劇的でした
1961年7月2日の朝
銃声に驚いて寝室から駆け下りた夫人は
銃弾で顔面が吹き飛んで倒れている夫を見ました
そして夫人は、検視官と相談のうえ
「事故死」と発表したのです