▲黒先結果如何
これは、ちょっと難しいかも
でも、できますよね
ヒント
ダメ詰まりは身の詰まり
基本訓練、
いかがですか?
初手さえ分かれば
一本道ですから
手数が長くても
分かったはずです
何度も繰り返してください
スマホ画面で一日3分、
忘れた頃にまた3分
この図を見るだけで
頭に碁盤ができます
なお、実戦で
白が途中でシチョウに気付けば
最後まで打たずに手抜きし
右辺等を広げるかもしれません
勝負はこれからともいえます
読みを入れず、全部打って、
全部取られ、投了する――
これじゃ
何をやっているのか
分かりません
マズイと思ったら
とりあえず手抜きです
サービス問題です
3級あるいは5級で
足踏みをしている方
基本トレーニングです
黒番でどうなりますか?
一日何度か繰り返し読んでください
碁会の朝にも繰り返し読んでください
1カ月後、2カ月後には
読みのスピードが速く
正確になっています
やれば
できるようになります
やらねば
できません
死活に関心が向けば
いずれ初段になれます
石を取るのも楽しいですが
石を簡単に取られないようにしましょう
「捨てる」のと「取られる」のは違います
特に
中終盤は「死活」が勝敗のポイント
辺や中央はモノが大きいので
ちょっとした勉強の差が出ます
最初5手目に
もうひとつ押すのが
ポイントです
ちょっとだけ工夫が要りますが
その後 難しいことはありません
正解図を見ると、
なあんだ、と思うでしょうが
普段から訓練しておかなければ
実戦となると読み切れないのです
「かんたんなシチョウを読む」
「かんたんな死活を読む」
これをおろそかにしていると
実戦でポカが出るものです
つい、うっかりと思い込み
大声で嘆いているあなた
「見損じ」などというものは
起こるべくして起こるもの
ポカも実力の内なのです
思い上がってはなりませぬ
左上で、
黒と白が切り結び
ダメが詰まって
深刻なことになっています
手番は、黒です
17手で碁が決まります
ヒントなし
シチョウを丹念に読むか
とりあえずやってみるか
上達するか、しないか
は、ここで決まります
注:初段を目指す人に向けた日本棋院発行の教則本にあります。シチョウを扱った問題の中では、基本の部類です。何度も読むことで、ヨミのトレーニングの強化につながります。繰り返しチャレンジしてみてください。
▲頭の中に碁盤が出来るようになるには相当の訓練を要します
一番いいのは、実際に碁盤で並べてみることです
何度か並べると、視覚が記憶と結びついていきます
こうなれば、手が成立するか、しないかが、瞬時にわかるようになります
でも、実戦では手を抜かず、きちんと2度ほど読んで打つことをオススメします
黒1から黒15まで
シチョウが成立します
出だしの黒1、黒3が大切です
黒9、黒11、黒13あたりまで
〝頭の中の碁盤〟で
間違いなく読めたら
碁を終わらせることができます
わたしは、
15手を読むのに
最初は5秒ほど掛かりました
何度も読むうちに時間が短縮され
4秒、3秒で読めるようになりました
問題を繰り返すことで
ヨミのスピードは加速します
1カ月後にチャレンジしてみると
読みのトレーニングが
強化されたことが
実感できます
同じ問題を
日をおいて繰り返すことで
だんだん眼が慣れてきます
スムーズに読めるようになれば
読みの早さと正確さが増します
一瞬で読めようになれば
勝率が変わってきます
「シチョウ知らずに碁を打つな」
シチョウは
碁を始めた頃に習います
いつも意識しておかないと
うっかり石を取られてしまいます
下図は、黒番です
一瞬で碁を終わらせることができますか
【素人にムリな勉強を強いるな! 問題集の解き方のコツ】
一局の碁は、
200~300手かかります
将棋の二倍です
ひとりが打つ手数は
その半分ですから
各々100~150手ほど
一局一時間として
一手10~20秒で打つことに
なりますね
〝常に秒読み〟のようで
けっこう忙しいです
高段者は、級位者に
「よく考えて打て」
とアドバイスしますが
〝よく考える時間〟なんて
そもそもありませんよね
ムチャ云うなって感じ
しかも一局のうち数回は、
3~4分考えたい場面が
何度か出てきます
素人碁では〝長考〟です
いつもいつも考えていると
一局2~3時間掛かるので
相手がいなくなってしまいます
だから、皆いつも焦っています
碁石を持ったまま考えたり
碁笥に手を入れて考えたりし
そしてヘマばかりやらかします
じゃ、どうしたら強くなれるのか
答えはひとつ
直覚を磨くしかありません
マシな一手をすぐ見つけること
それから3手のヨミを素早くし
出来上がり図の善し悪しは
経験によって判断する
と、いった具合でしょうか
詰碁本とにらめっこして
一問に5~10分考えるのは
確かに読みの力がつくでしょうが
長続きするものではありません
実戦に役立つ訓練としては
一瞬で直覚し
良いか悪いかを
確かめるしかないのです
とにかく、勉強も実戦も
のんびりできないのが
素人の碁なのです
まずは、
答えを見て
問題を見る
そして答えを覚える
何度か繰り返し
目に焼き付ける
一通りやれば
本を最初からやり直し
今度は問題を見て
正答を思い出す――
これしかないと
わたしは思います
最初から正解が分かる人は
天才ではないでしょうか
ダメツメから
整地までの流れです
これもまた
わたしなりにやってみました
一例として眺めてみてください
数えようとした個所を
青線と赤線で囲んでいます
228手完
数え碁では「短手数」ですから
残った空間(陣地)が大きい碁です
どのあたりを数えるかを
盤面全体を見て、考えてから
整地作業をスタートしましょう
黒 アルファ碁マスター
白 柯潔(カケツ)九段
2017年1月 オンライン対局
=この項、今投稿でひとまずお開きとします
ダメツメから
整地までの流れです
わたしなりにやってみました
一例として眺めてみてください
取石をいきなり埋めていくのではなく
盤面の石をざっくり整理して
数えようとする部分を残すのがコツです
黒 朴廷桓(パクジョンファン)九段
白 アルファ碁マスター
2017年1月 オンライン対局
▼270手完
その後、わたしがダメを詰めて「完全に終局した」のが この図です
全体を眺め、「整地の計画」を立ててから、整地をスタートしましょう
数えやすいと思ったスペースに、青線と赤線を付けてみました