この夏、腰痛がしばしば起きて
ついに救急車で運ばれる事態を招いた
腎臓から落ちてきた砂(結石)が
尿管に引っ掛かり激痛となった
今は峠を越し、血圧の不安定と
腰痛のピリリが残っているが
もう少し時間が必要と思われる
すわりっぱなしの生活様式は
内部の騒擾を招きがちであり
表面は元気そうに見えても
何事かが起きてもおかしくはない
ましてやこのストレス社会である
賢人アリストテレスは
「賢者は快楽を求めず
苦痛なきを求める」
とも指摘した
さすがである
この命題は処世哲学の白眉だろう
◇
何もヤル気が起きない一週間が過ぎ
複数の碁会に顔を見せるのもおっくう
歩くのも泳ぐのも支障がないが
座ると痛い腰の不具合ひとつで
こんなにもショボンとするなんて
ニンゲンは情けないものですね
歳を取れば〝部品〟が古くなり
どこかに支障が出るのだから
みんな〝不健康〟ながらも
なんとか生きているワケで
その前提で同好会を運営すべし
と、わたしは思っている
ルールは少なく、運用は柔軟で
というのが最高原則と思う
しかし、
表面的に過ぎない健康を前提にし
自らの首を絞めているのを
気がつかない御仁が多いのは
なんとしたことだろうか
健康そうに見えても中身は???
あなたの一瞬先は闇なのに――
他人を思いやることができない
想像力の欠如は事程左様に罪深い
▲発症時の血圧は180を超えていたが、ようやく平時に戻ってきた
先週は、脳や心臓がパンクするかとヒヤヒヤしたものである