【時の流れは加速度を増してゆく】
「趣味の世界」の人間関係を深めようと
昨秋に[手書きの名刺]を作った
カードに万年筆で書いただけの簡単な代物
はじめて訪れた囲碁サロンやら
出会ったばかりの碁将棋友に配った
東京の娘にも渡したら
「暇になったら作ってあげる」
昨夜、突然
lineでデザイン図案が送られてきた
すぐに校正して、やりとりして
あっと言う間にデータが完成した
「来週に届くのかしらん?」とわたし
このところの少し重い気分が吹っ飛んだ
彼女は京都の大学を出て
東京で働きながら
週末には
専門学校に通っていた
ウエブデザインを学ぶためだ
それを生かして転職し
いまの職場で働くようになった
この分野では、もはや
わたしは到底敵わない
小学生の頃、ブラインドタッチを
つきっきりで教えたのは二十年前
PCもスマホも何もかもが
新しい世界を広げ、そして
猛スピードで進んでいる
しかも加速度が付いている
周りが年下ばかりの職場のなかで
「歳の割にはできる」
といわれていたのは昨夏ごろまで
目まぐるしく変化するIT社会
最近のわたしはといえば、
ついていくのにやっとである
いや、ついていけていない
「コロナ前の元の生活に戻りたい」
というヒトがいるが
それは違う、とココロで思っている
もう誰もが後戻りなどできないのだ
好むと好まざるとにかかわらず
先に先にと進む時代の変化速度に
遅れずについていくしか道はない
そう思い知らされる事柄が増えた
どんなに周回遅れでも
わけがわからなくなっても
足を止めるワケには行かない
なぜって?
人間は死ぬまで生きているから
である