古川FPのブログ「勝手気ままなFP独り言」

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住宅ローンが借りられなくなる?

2012-02-19 20:06:49 | 家計・住宅
住宅ローン返せない人増加 家捨てても債務から解放されない(NEWSポストセブン) - goo ニュース

2月17日のPowerFPによれば


金融庁が全国の銀行を対象に


住宅ローンに照準を絞った検査に乗り出すようです


貸し倒れが増える中で過度な低金利競争を抑制するのが狙いだそうですが・・・


損失に備えて十分な貸倒引当金を積んでいるのか?


損失が膨らんだ際に財務の健全性を維持できるかが検査の中心


銀行によっては低水準のローン金利設定や


融資審査基準の見直しを迫られる可能性も・・・有るかも?





金融庁は2011事務年度(2011年7月~2012年6月)の検査方針に


住宅ローンに関するリスク管理体制を重点的に点検する事を・・・本格検査に着手






主に点検するのは


引当金計上の根拠となる貸倒率の査定方法


銀行では過去3年程度の実績に基づいて将来の貸倒率を予測する方法が主流だそうで


この方式では融資から10~15年後に貸倒が増える住宅ローンのリスク特性を十分に反映できないと


金融庁はリスク管理の甘い銀行に査定方式の見直しや引当金の積み増しなどを求めるようです


ここで何故融資後の10~15年後が貸倒率が上がるのでしょうか?


銀行でないのでハッキリは不明ですが


1番目に考えられることは期間固定型(3年・5年・10年)の期間終了後でのローン金利アップに耐えられなくなったこと?


2番目には借入当初には想像できなかったこと?


本当はライフプランを見れば分かるはずですが・・・


何故か?


キャッシュフロー表を作成するとお子様がいる場合は


住宅取得後の10年から15年後に教育資金がピークとなり数年間は家計を圧迫


または給料などのダウン等のリストラや勤務先の変化等も有るかも知れませんネ!






日銀に寄れば


住宅ローンの2009年度の貸倒率は約0.4%で2007年度の0.03%から急上昇へ


一方


貸す側の環境変化も原因の一因です


具体的にはローン貸し出し競争による金利の安売り合戦で確実に銀行の採算は悪化しているようです


日銀に寄れば2010年度の大手行の住宅ローンの利ざやは0.1%、地銀では0.5%で銀行によって逆ざやに陥りかねないそうです






今まで銀行の収益源であったと思われる住宅ローンの新規融資からの撤退する銀行も


住信SBIネット銀行は1月中旬からのネット経由の新規貸出を停止して代理業に転換


貸出資産の中で住宅ローンが90%に達しており資産バランスが偏っていたと・・・






新潟県の塩沢信用組合は1月に住宅ローンから実質的に撤退


中央三井信託銀行は2010年度に住宅ローンの新規融資を前年度の約半分に抑えたり


民間金融機関の住宅ローン貸出残高は157兆円(2011年3月末)で貸出全体の2割強を占めているようです





今後考えられることは


以前のように銀行間での住宅ローンの低金利競争はなくなってくる事


それに従い従来は借りられる人も色々な項目の審査が加わり・・・


またもう住宅取得が済んでいる人で固定期間更新時に安い金利の銀行への乗り換えや


住宅ローンの見直しにおける借り換えも厳しくなるのでは・・・?


今後はライフプラン上での住宅への考え方をしっかり掴むこと


幸せを求めるライフプランには必ずしもマイホーム取得が1番目でないことを知ること


各自での幸せ感や価値観を持つこと


ライフプランを描きキャッシュフローを時折見つめ直し


適時修正して幸せな人生を求め続ける事が必要かも知れませんね!





情報元:PowerFP



ウサギのローン カメのローン 最高の住宅ローンを選ぶ方法
淡河 範明
エクスナレッジ




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