新型コロナウィルスのことで、在宅で仕事をする事が多くなった。
個人的には、実際に罹患した人や亡くなった人、医療従事者の方々等、大変な方々がいることは百も承知で、反面明るい面も感じている。
その一つに、目の前の公園で子供の声が多くなったことがある。
きっと、ずっと家にいること、インターネットやゲームにも飽きて、友達同士集まって遊んでいるのだと思う。
子供が屋外で遊ばなくなった事は感じていたが、地域にこんなに沢山の子供がいたことに驚く。
これを機会に、外遊びの楽しさや、草木の芽吹きや鳥の鳴き声に気付いてくれたらと思う。
今年に入って、コロナ騒動の前までに、お子さんがいるご家族宅のお庭をいくつか手掛けた。
きっと、退屈する毎日に、お庭で遊んでくれていたら、庭が癒しになってくれていたらと思う。
また、今まで手掛けた庭に暮らす人達が、春の芽吹きや、可憐な花や、草花の生命力に、少しでも癒しを感じていてくれたらと願う。
ふとした瞬間、自分の心が鬱屈とした時、また目の前の公園の木々がドラマチックに芽を出し、葉を広げ、日一日と変化を遂げる姿に感動する時に、関わったお客様の顔が浮かぶ。
そして朝に夕に考える時に、これが「私の祈り」だということに気付いた。
いくら頭で考えても、難しく学んでも、観念で念じても、判らなかった自分自身の祈り。
真実だけが伝わり、それが真実なのだと思う。
大変な逆境、まだまだ続く災難ではあるが、気づかせてくれた困難に感謝もしている。