私の誕生日と同じ12月6日、夢だった音楽喫茶「カフェ羅須」がオープン。
任意の市民団体「宮沢賢治・花巻市民の会」代表の小原氏は活動拠点としての集会所兼喫茶店を、私は数千枚のレコードやCDコレクションを生かした音楽喫茶を夢見ていた。今春、二人の雑談から宮沢賢治を紹介するビジターセンター機能を持つ音楽喫茶の共同経営を決めたのだった。
紆余曲折はあったが「宮沢賢治・花巻市民の会」をNPO法人化して経営母体とし、賢治ゆかりの場所とボランテア的に協力してくれる喫茶店スタッフを探した結果、まずまず希望に合致する店が完成したのだ。
「ここから種を蒔きますぞ」「ぎちぎちと鳴る汚い手を持つことになる」と賢治と同じ覚悟で残り少ない人生を有意義に生きたい。






オープン記念として滝田恒男作品展を開催した。天井までのちょうど良い棚にレコードを収納。



この店は賢治の生家に近く、藤原嘉藤治が結成した花巻カルテットでビオラを担当した木村清の木村肉店の跡地だ。店内にはボロボロになったヴァイオリンが一挺、ケースとともに展示されている。
これは木村清が生前使っていたものだが、賢治が農民楽団結成のために購入した楽器の中の一つかも知れない。
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