賢治さんと料理

花巻市生涯学習課が開催する市民講座。
今年度の「はなまき賢治セミナー」で、賢治さんと料理という親子調理実習が企画された。
その講師として私が依頼され、メニュー3品を考案・試作してきたが、今日が本番だった。

　　＊イラストは著作権あり
賢治が好きだったトマトやそばを使った以下の3品である。
①玉子豆腐と茶そばの冷やし鉢
　童話「茨海小学校」などに登場する卵を使って玉子豆腐を作り、緑の茶そば、カイワレ、ミニトマトで彩を添え、ざるそばのつゆで食べる夏らしい一品。
②鮭とトマトのホイル包み焼
　童話「なめとこ山の熊」などに登場する鮭、賢治好物のトマトなどの野菜にマヨネーズとバターで味付けしてアルミホイルで包み、オーブンで焼く。
③フルーツ寒天
　黄桃と茶そばを寒天で固めたデザート。


親子19名が参加して、宮野目振興センターを会場に9時30分スタート。
コロナ対策のため2班に分け、調理しない班は賢治童話の塗り絵やアイデア料理のお絵かき。
私が材料の鮭を自宅に置き忘れる大チョンボがあり、予定時間をオーバーするというトラブルがあったものの、料理そのものは大成功。
子供たちにも「おいしい。家でも作りたい。」などの感想が多く、良かったとホッとするとともにうれしく思っている。

近場の自然探訪

九州や長野では大雨被害で大変だけれども、花巻は梅雨の最中でもそれほどの雨量はないし、コロナ騒動もあまり神経質にはなっていないので平常の生活ができている。

そこで休日の今日は梅雨空ではあるが雨も降っていないので、家内と近場の自然探訪に出かけた。
先ずは北上市黒岩にある「お滝さん」。　新聞でも「この時期はアジサイが美しい」と取り上げていたので見物に向かう。


昨秋見に行った時は全然滝らしくなかったが、今回は梅雨で水量も多くいかにも「滝！」という感じで、花巻温泉の「釜渕の滝」に似た感じに流れていた。
そして水車小屋や四阿の周りに沢山のアジサイが咲いており、確かにきれい。
お薦めスポットです。

次に宮野目小学校の近くの「花輪堤の花菖蒲群生地」へ。
以前から存在は知っていたものの行く機会がなく、いつかは見に行こうと思っていたのでこの機会に訪ねてみた。

貴重な野生種もあるということで花に紙袋をかぶせているものもあったが、群生というほどの数ではなかった。
周りにはアザミも咲いていて、蝶が蜜を吸っていた。一心不乱に吸い付いており、カメラを近づけても全く逃げる気配がない。

山菜「サク」とわんこそばの絵本

昨日、家内が職場の友人から頂いてきた山菜。
八幡平の方で採ってきたものというが、名前を聞いたものの忘れた、という。

みたところ「コシアブラ」に似ているので、さっそくエビやシイタケを買ってきて天ぷらにすることに。

天ぷらにするとクセが無くなる（薄くなる）のだが、久しぶりの家で揚げる天ぷらに「美味い、美味い」と喜んで食べてくれた。そこで上手な天ぷらの揚げ方についてひとくさり。「天ぷらは温度だ。揚げてる途中でも温度を下げないように！」と・・・。
これは本当のことなので参考までに。
一夜明けてプレゼントしてくれた友人に「サクサクして美味しかったよ」と礼を言うと、偶然にも「名前はサク」と再度教えられたという。

そして今日、注文していた本が到着。わんこそばについて調べていたので、書名にも惹かれて参考までに購入してみたもの。
絵本なので子供たちにどのように伝えるのか、と楽しみにページを開いてみたらナ・ナ・ナント！

犬の「ワンコ」、女性器の「〇ンコ」、「うんこ」などのダジャレを連ねただけのつまらない内容にガッカリ。
絵はかわいいのに残念だ。これではわんこそばの店も怒るだろう。地元県民の私も腹立たしい。
お薦めはしないが岩手県立図書館には蔵書があるようだ。

ところで、どなたかわんこそばを食べるシーンとかわんこそばの店が登場する小説をご存じないだろうか。あったら是非教えていただきたい。
よろしくお願いします。