オッホの森 ≪イーハトーブ事件簿≫

宮沢賢治、わんこそばを中心に岩手県花巻地方の出来事を紹介。

高松 観音山を再確認

2020年03月25日 | 宮沢賢治
2018/6 賢治に因んだ山の一つである、観音山に登ってきたことを当ブログにアップしていた。
しかし奥田博氏の『宮沢賢治の山旅』という本を読み直したところ、どうも以前訪ねた頂上は間違えていたかもしれないとの疑問が湧いた。
そこで天候も回復した本日、再確認のため春登山の練習も兼ねて登ってきた。

家から近いこともあり、運動不足解消も兼ねて自転車で出発。以前登ったときは楽勝だったので、今回も軽い気持ちで向かったのだがこれが大間違い。年を取ったせいなのか徒歩よりもかなりきつく感じた。標識を見ると最大斜度14%!
11:25 国道283号新坂から観音堂の看板に従って右折する。
11:43 砂利道の登り坂をエッサカエッサカ上り続け、岩根神社駐車場に到着。
小休止の後さらに上を目指して走る。車なら簡単な道も自転車ではかなり大変。徒歩の方がまだ楽なのではないだろうか?
11:55 NTTドコモの中継アンテナの場所に到着。ここで昼食休憩とする。新坂入り口のコンビニで買ったおにぎりとお茶でエネルギーを補給する。


12:05 休憩終わり。自転車にまたがって走り始めたところ、すぐに下り坂になる。もしかするとあのアンテナのあったところが頂上ではないか?と思い、戻って付近を探索することにした。
アンテナの北側裏手がピークに見えるので、尾根の様な一段と高くなった林に入って高みを目指すと、ピンクリボンを結んだ木があり、やはりここで良いようだ。
しかしピークと思しき場所でいくら探しても三角点は見つけられなかった。また去年の台風の所為か倒木が非常に多く、残念ながら花巻の町や早池峰山などの眺望も得られなかった。



道路を挟んだ向かい側(南方)にも同じくらいの高さのピークが見られるので、念のためそちらも探索することに。藪をかき分けて登り始めて間もなくピークに到着。しかしこちらにはピンクリボンもなく、頂上らしきところはやはり倒木がいっぱいだった。


12:55 終了、下山開始。自転車だと下りは早い。下山後、詳しい知人に尋ねたところ、観音山の頂上は前回私が登った神社の裏手だというのだが、なんとなくスッキリしない。本当の観音山頂上はどこなんだろう?三角点を見つければはっきりするのだが・・。
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菊池忠太郎の生家と九天王山

2020年03月08日 | 宮沢賢治
賢治の両親の実質的な仲人といえる菊池忠太郎はあまり知られていない。
2/9東和賢治の会で賢治記念館学芸員で研究家の牛崎俊哉氏講演会を聴講した。その中でも忠太郎を紹介していたが地元の東和町の会員たちでも詳しくは知らない人が多いようだった。
この人の生家を知りたくて昨年尋ね歩き、ようやく知ることができた。
中川目という地区の旧小山田小学校跡地の北斜面の下にそれはあったが、現在は別の人が住んでいて菊池という名前ではなくなっている。
写真も撮っていたのだが、なぜかパソコンからも消えてしまっていたので再度撮影してきた。


帰途、賢治が「キーデンノー」と書いている九天王山付近の地図にある、高木岡神社参道脇に三角点が記入してあるのが気になっていたので確認に寄ってみた。

高木団地の表示の左に93.6mの三角点が記入されている。大正2年から平成8年修正測量の地図までは94.1mとなっていた。50cm沈下ということか、間違っていたのか。

現在は花巻東バイパスが通ったため参道は東西に二分されており、その東側入り口から入る。目印の石柱のすぐ右側斜面に旧参道が見えており、比較的きれいに道が残っている。辿っていくとバイパスのために切断された東端付近で右へ折れ、尾根状の斜面を3mほど登ったところで右手の木に赤いリボンが結んであった。





登山する人もいないと思うのだが、三角点があるからか親切なことだ。この先は藪を漕いでいく。ピークと思われるところで三角点を探すと、見つけにくいのだがやぶの中に発見できた。ただ目印となる標識は見つけたものの三角点のコンクリート柱は見つけられなかったので、もう一度じっくりと探しに行こう。


後日この標識を裏側に回って確認したところ、この標識そのものが三角点だった。

なぜ九天王山の頂上ではなく、途中のこんなところに三角点を置いたのだろう。明治・大正頃の様子が分からないのではっきりとは分からないが、意味があったのだろうな。賢治も歩いただろうか。
地元に住んでいながら知らないことはまだまだいっぱいありそうだ。ふるさと再発見の散歩。

コメント (2)
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真空管プリアンプ 本当の完成!

2020年03月08日 | 日記
明日で1ヶ月の休業も終わり。
プリアンプは増幅部を一旦バラして上下を逆にし、シールド効果を得ることにした。
さらにアースラインの見直しや、一部の配線をシールド線に変更。

結果・・・Bery good! Fine!
ノイズは気にならないレベルに低下、これなら友人にも聞かせられる。
ただ、高音が強調された音質が気に食わない。昔の測定器は動作不安定で信頼できないので自分の耳が頼り。
イコライザーのコンデンサーを少し大きくしてロールオフを下げることにする。
1800pFと43Kで77.4μsec、2060Hz(RIAA規格は2120Hz)が設計値だったが、手持ちから2080pFを使って1780Hzにしてみた。

これが大成功!中域から高域まで滑らかでしっとりした音質となり、しかも低音もどっしりと基礎を支えている。
これでしばらくはメインシステムとして聞くことになるだろう。




増幅部の上下を逆にした。電圧チェック等はやりづらいが真空管の交換は楽になり、しかもシールド効果がある。
手持ちトランスの都合で電圧が高過ぎるので整流管で抵抗入力回路としている。


下は常用のアキュフェーズC200S。小文字のレタリングは黒だが読みにくく、白の方がよかった。
もう一日休みがあるので、自作スイッチが入ったついでに少し気になっている旧作のパワーアンプの改造もやることにしよう。
物作りって楽しいね。

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