映画のレビュー記事が続きますが、今日でとりあえずラスト。
今回、感想をお伝えするのは、
ステージ・マザーという映画。
2021年に公開された映画です。
これはテーマに好き嫌いがあるかもしれません。
ドラァグクイーンにスポットを当てた作品です。
なので、飲酒シーンやドラッグシーンなどがあります。
今回も簡単にあらすじと感想をまとめます♪
■あらすじ
テキサスの田舎町に住むメイベリンは夫と二人暮らし。
聖歌隊の指揮をしたりと平和な日々を過ごしていました。
ところが、
ある日、メイベリンの元に一人息子のリッキーが亡くなった
という知らせが入ります。
サンフランシスコに住むリッキーとは、ここ何年も疎遠な関係でしたが、
メイベリンはリッキーのお葬式のためにサンフランシスコへと向かいます。
実は、リッキーは異性愛者。
サンフランシスコでドラァグクイーンとして生活をしていたリッキーの
お葬式には、友人だったドラァグクイーンたちも数多く参列。
メイベリンは、リッキーのパートナーであるネイサンと会い、
そこでリッキーがネイサンと共にゲイバーを経営していたと知るのでした。
しかも、そのバーは経営困難状態…。
戸惑いつつもメイベリンは、
リッキーが経営していたバーを再建させるため奮闘するのでした。
■感想
自分の子どもを亡くすというショックな展開からスタートするこの物語。
しかも、薬の使用により亡くなるので、何とも言えません。
たぶんリッキーは20~30代くらい?
なので、メイベリンは50~60代でしょうか?
リッキーが実家を出た理由は詳しく描かれていませんが、
おそらく父親に自分の趣味嗜好を理解してもらえなかったことだと思います。
メイベリンも、ありのままのリッキーを受け止められず、
ずっと疎遠になっていたようです…。
だから、ゲイバーの経営をしていることは寝耳に水。
自分だったらどう対応するんだろうかと考えてしまいました。
息子でなくとも、家族や親族がゲイバーを経営していて、
ひょんなことから相続してしまったら…。
経営困難状態だったら潰しても仕方ないなと思うのですが、
メイベリンは、再建目指して奮闘するのです。
再建を目指す中で、
ゲイバーのスタッフたちの問題を目にすることにもなります。
ドラッグに手を出してしまうドラァグクイーン
親に理解をしてもらえていない状況のドラァグクイーン
女性の体になるために手術しようと考えているドラァグクイーン
スタッフ以外にもリッキーの女友人であるシングルマザーのシエナも、
ダメな男ばかりに捕まってしまうダメンズウォーカー。
それぞれに問題があるんです。
メイベリンはそれらの問題と向き合い、解決へと導いていくのです。
メイベリンもリッキーの死が無ければきっとそこまで動けなかったはず。
最愛の息子であるリッキーがメイベリンに原動力を与えてくれるのです。
コーダとはまた違う愛の物語のような気がしました。
人の数だけ物語があるって言うけど、
本当にいろんな愛の物語があるな~って感じました。
SINGネクストステージ、コーダあいのうた、ステージ・マザー。
三種類とも毛色の違う物語ですが、
全部愛を感じる作品でした。
そして、どの作品にも音楽がありました。
いろんな音楽を楽しめる作品だったと思います。
ミュージカルではないけど、音楽で溢れている作品たちなので、
興味のある方はぜひチェックしてみてください。
-----------------
SUZURIにてオリジナルグッズ販売中です。
こちらをクリックすると飛びます。
minneでもミニ原画など販売中!
過去の作品等まとめたHPは↓
-----
LINEスタンプ販売中☆