*********************
#山の記憶
ドジャースの試合がなかった一昨日、
日曜日の奥多摩歩きです。
小河内の峰谷橋からマイナーな赤指尾根を歩いてきました。
尾根の写真は相変わらず見栄えがしませんので、下山で立ち寄った山上集落と、とある慰霊碑をメインにご紹介します。
峰の集落と麦山林道
10月20日、日曜日。
奥多摩湖に架かる赤い峰谷橋の袂から尾根に入りました。
狂い咲きの石楠花が咲いていました。
赤指尾根
石尾根の南面に派生する尾根の中で一番長い赤指尾根の下半分を歩きました。
例によって一般登山道ではありません。
尾根からの見晴らしは無く、偶に樹林越しに石尾根の山々が見えるだけです。
尾根の中程にある赤指山(1,340m)まで上がって一般道に合流し、峰の山上集落に下りました。
峰(みね)の山上集落
谷を挟んだ向かいの奥集落と共に、東京都で一番標高の高い山上集落で、集落の中心部は標高750m前後、一番高い民家の標高は970mに達します。
写真奥の尾根腹には奥集落が見えています。
集落の正面には榧ノ木尾根と御前山。
生活改善センター
大正期まで分教場だった場所です。
六地蔵ならぬ、七地蔵。
集落の中心エリア
開けた尾根腹の台地に民家が固まっています。
花入(はないり)神社という鎮守社もあり、この下、標高590mの峰谷バス停まで民家が点々と続きますが、今回は立ち寄らずに「麦山林道」に入りました。
麦山林道
イノシシかな??
林道の途中に、今回の目的の一つがありました。
台湾出身戦没者慰霊碑
先の戦争で犠牲となった台湾出身戦没者の慰霊のため、有志の方々(台湾出身戦没者慰霊奉仕会)により昭和53年に建立された慰霊碑です。
蛮刀を象った大きなモニュメント
なぜ奥多摩に?、との疑問が湧きますが、、、
眼下の眺めが、台湾原住民(俗にいう高砂族)の故郷の山の景色に重なるからだ、というのをどこかで読んだ記憶があります。
なるほど、納得の景色です。
碑文
「台湾出身戦没者の方々 あなた方がかつてわが国の戦争によって尊いお命をうしなわれたことを深く心にきざみ 永久に語り伝えます。どうぞ安らかに永眠して下さい」
20年前の駐在生活でお世話になった台湾の朋友們に思いを馳せ、黙祷を捧げてその場を後にしました。
林道を抜ければ、ゴールの峰谷橋は指呼の間です。
奥多摩湖の紅葉はもう少し先です。。。
次回は、尾根で見掛けた様々なキノコをご紹介したいと思います。
ヤマケイオンラインに山行記録をUPしましたので、時間と興味のある方はご笑覧ください。☟
本日もご訪問頂きありがとうございます。