皆さん、こんにちは。
ーーー散歩道のドングリが茶色く色付いてきました。
ドングリにも色々あって、この写真はマテバシイのドングリです。
ドングリ(マテバシイの実)
マテバシイは葉っぱがつるりとした常緑広葉樹で、コナラは落葉広葉樹です。
山の記憶ーーー
9月の奥多摩の落葉広葉樹林
奥多摩 鹿倉山(2016年9月10日)
奥多摩、丹波天平(2017年9月9日)
調度今頃の時期、未だ緑の濃い山の広葉樹林の中を歩いていると、パサリ、パサリ、と木の枝が落ちて来ることがあります。
風も無いのに、あちらこちらでパサリ、パサリ、
よく見ると、枝にはドングリが付いているのですが、そのドングリは熟す前の緑色なのです。
後日、これがチョッキリムシの仕業であることを知りました。
(Web画像より)
チョッキリムシ(チョッキリゾウムシ)
昆虫綱甲虫目オトシブミ科の一亜科 Rhynchitinaeの昆虫の総称。世界中で約1200種、日本には約60種が知られ、雌は産卵の際に若枝、果柄、葉などを途中まで切り、先のしおれた部分に卵を産む習性があるのでチョッキリの名がある。(出典 日本大百科全書)
コナラのドングリに卵を産み付けるのは、ハイイロチョッキリという種類のようです。
因みに、卵を産み付けた後、わざわざ枝を落とすのは、樹木が害虫を排除するために分泌する有毒物質を遮断する為だそうです。
ハイイロチョッキリ(web画像より)
パサリ、パサリ、と落ちて来るドングリの枝ーーー
山の中で、自然界の過酷な生存競争の一幕に出くわしていたという訳です。
(おまけ1)
チョッキリムシのことを調べていたら、ハイイロチョッキリの歌がありました。実画像付きです。☟
(おまけ2)
檜原村に、ハイイロチョッキリというオープンカフェがあるそうです。
私は行ったことはありませんが、檜原村の宣伝を兼ねてご紹介致します。☟
(本日も最後までご覧いただき有難うございました。)