21世紀になって戦争が起きています。今生きている人が忘れかけていた第二次世界大戦と同じ種類の戦争です。現地では市民が生命の安全を求めて退避しています。少数ですが命をかけて国を守る実力行使をしている市民もいます。
今、ウクライナで起こっていることは他人事ではありません。世界の一人ひとりの市民に、賢明で速やかな行動を問いかけています。
私たちが歴史的に築いた文明の英知であったはずの三権分立による民主政治も、国連による紛争解決も、全ては机上の空論であったことが露呈しています。
生命の危険を避けて避難する市民は、自分たちが事態を回避するための時間を浪費してしまったことを悔いています。何もしなければ明日は日本に住む私たちが同じ後悔をすることになるでしょう。
写真:国連安全保障理事会の採決でウクライナ侵攻を非難する決議は否決された(25日、米ニューヨーク)