コロナ禍で生活様式が変わる中、熱中症の危険性がより高まると専門家が指摘しています。暑い中、マスクを付けて外出(運動)したり、人ごみに入ることは、感染以上に熱中症の危険性を高めてしまいます。特に、体が暑さに慣れていない梅雨の晴れ間や梅雨明けの時期が最も危険と言われています。
先週(5月3日~5月9日まで)の全国の熱中症による救急搬送人員は、220人で、埼玉県が22人で最多でした。全国の中でも埼玉県は気温が上昇しやすいのかもしれませんので、まだ5月ですが、この時期から注意が必要です。
6~9月の全国の熱中症による救急搬送人員を過去のデータを比較すると、2年前に平成30年の9万2,710人がこれまでで最多であり、令和元年は3割近く減って6万6,869人、令和2年は令和元年から2,000人減って6万4,869人でした。減少したとは言え、平成29年以前に比べると高い水準と言えます。
先週(5月3日~5月9日まで)の新型コロナウイルス感染症に伴う救急搬送困難事案が2064件と増えているところに、これから夏に向かってそれ以上の数の熱中症救急搬送が発生することが予想されます。感染症の高熱とすぐに区別できない症状例などを考えると、危険がより増幅していることを頭に入れておかなくてはいけません。
熱中症はご自身の知識とご家族・ご友人への気配りで十分に予防ができる疾病ですので、次のような動画を参考にして対策して頂くとよいと思います。熱中症での救急搬送を防いで一件でも少なくすることで、新型コロナウィルス感染症あるいは他の疾病・事故での救急搬送の混雑を緩和できるので、わたしたちの日々の熱中症への注意・対策が大切になります。
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