がめらのフィールドノート

人と自然との出会いの中から湧き上がった想いや音楽、エピソードなどを、紹介します。

「とめはねっ!」最終回を見て思い出したこと

2010年02月11日 | わたしという人
NHKの連続ドラマ「とめはねっ!」の最終回。青春モノのドラマにここまで胸が熱くなるとは・・・。不覚にもこみあげるものが胸の底から湧いてきて、あと少しであふれるところでした。

歳とともに涙腺がゆるくなってきたなぁ



わけもわからずがむしゃらだった中学・高校時代を思い出しました。


天文部に所属し、文化部にとっては一年で一番のビッグイベントである文化祭の展示発表に向けて、夏休み、毎日学校に行って、プラネタリウムを作っていた。

「去年よりもっとすごいプラネを作りたい」

ただそれだけで、ああでもない、こうでもない、と仲間と激論を交わし、試行錯誤し、でも確かに前の年よりいいものを作り上げていった充実感。そして、これで満足していいのか、という自問自答。



天文部同期3人で、北海道留萌のキャンプ場に行き、一週間キャンプ生活をした。

北へ行くほど大きく欠ける部分日食。
「90%以上欠けるところまで行こう。」

ただそれだけ。

望遠鏡やカメラ、三脚などの器材、寝袋、着替え・・・荷物の重さに駅からキャンプ場まで歩けずヒッチハイクをした。野外炊事で火起こしがうまく行かず、初対面のキャンパーに助けてもらった。キャンプ場をぐるりと回って、おかずを分けてもらった。夜は徹夜で満天の星空を見、写真を撮った。昼は、日本海でジーパンのまま泳いだ。90%以上欠けた日食と、そのときの暗くなった周りの景色と肌に感じた空気は、未だに感覚として残っている。


そのときの一人とは、つい最近、twitterでつながった。不思議な再会。

同期のメンバーは、私から見たら、みなエリートコースまっしぐら。でも大変そう。ネットで名前を検索すると、活躍している様子が情報として確認できる。



彼らは今でも、満天の星空を見上げる機会を持っているのかな。
私は、毎年、数回は満天の星空と見事な天の川を見上げる機会が巡ってくる。
いろいろな仕事を兼業していて忙しいけれど、きっとシアワセ者なのだと思う



今日の「とめはねっ!」で書かれた「轍」の字。
グッときました。

自分の轍、残っているかな。

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2 コメント

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うんうん (がめら)
2010-02-13 01:29:02
涙腺が弱くなったのはお互いさまとして、「ぼくぁ…シアワセだなぁ」などと加山雄三風に言っていたいですね。

でも、まだまだかむしゃらに何かに向かっていく自分を失っていないですよね。お互いに。

行けるところまで行くぜ~シャバダバ~
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おもしろいなぁ~ (Naoki)
2010-02-12 22:40:55
何が面白いかって?それは、オイラの中・高生時代、追いかけたものと、がめらさんの追いかけていたものがすご~く違うのに、こうして大人になって?素敵な仲間としてお付き合いが出来ている。
オイラも今が幸せなんだ!と胸張れますよ
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