どうもお久しぶりです。
岡田です。
今回はちゃんと仕事ネタです
お客様の会社にトラックを引き取りに行った時の話です。
元々の依頼内容はと言いますと排出ガス浄化装置DPFの点検でした。
鍵を預かりいざ帰ろうと車に乗り込みエンジン始動。すぐにクラッチペダルを踏んでシフトを2速に入れようと.......
「クラッチが重い」「重すぎてクラッチペダルが踏めない」
「これってもしかして........」
車を降りて再度事務所へ。
私「あのー、専務あのトラック めちゃくちゃクラッチペダルが重いんですけど気が付いてますか?」
専務「あ、クラッチペダルですか?あれもう何年も前からですよ。」
私「え」
専務「2,3日仕事で使わへんかったら昔からあんな感じですよ」
専務、そんなキリっと言われましても
私「いえいえ専務これはおかしいんですあきらかに負圧が漏れている状態なんです」
専務 「.........」
私「負圧漏れ=バキューム漏れと言いまして..........カクカクシカジカであーだこーだ......」
と一通り説明し大体分かっていただきこのバキューム漏れの修理も依頼されることに。
持ち帰りしばらく動かさなくてもよいところに止めて一番怪しいクラッチマスターバックとブレーキマスタバックに負圧計を取付
翌日まで放置プレー。
翌朝負圧計を確認してみるとブレーキマスターバックの負圧計の針がかなり減っている
ブレーキのマスターバックが原因か~
このトラックに限らずどこのメーカーのトラックもブレーキマスターバックの交換は手間がかかる
お客様に説明し作業にかかる。
とりあえずブレーキマスターバックとシリンダーの間のシールを交換してみる。
これで直ったというネット情報もあったので少し期待したが......はずれ
これで腹をくくりました
マスターバック取り外しにかかることに
で頑張ってダッシュをおろす
でもまだこれではマスターバックは交換できません
リーンホースメントも取り外し
するとこのような状態に。右側の丸い黒いのがブレーキマスターバックです。
ここまでくるともう終わったようなもの。
これをサクサクッと交換して復元。
昼から始めて合間にオイル交換の仕事などしてたら夕方になっちゃいました
そして再び負圧計をセットして一晩放置プレー。
翌朝にバキューム漏れの確認。負圧計の針に変化がないことを確認し完成です
今回のようにお客様は故障と思っていなくて普通に乗り続けているってことがたまにあります。
クルマのことで少しでも気になることがあれば遠慮なく聞いていただくのが安心安全だと思います。
今回も御覧いただきありがとうございました。
それではまた
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