第四章 THIS IS MALAYSIA (最終話)
7) 名残り尽きないKL
ー現地在住日本人の友との別れー
KLも残り二日、、、。ちょっと日記風に綴って見ます。
*1-6月24日(火)
午前中は先にお話ししましたように、クアラ・スランゴールでお猿さんと戯
れました。そして夜は、20年前、Proton社で苦楽を共にした日本人の友人との会
食です。
場所はKLのど真ん中にある「客家(はっか)」というチャイニーズ・レストラン。
ここは在マ日本人や日本人観光客(含む修学旅行)等の御用達です。
私も、かつて駐在していた頃は日本からの出張者やお客さんをよく連れて来たも
のです。 この店の売り物は、先に紹介した Steam Boat「火鍋」と豚の角煮+包
(パオ)です。 勿論、他の中華料理も色々と取り揃えてあり、お値段の方も高から
ず安からずといったところで人気があるのかもしれません。 !
豚の角煮は当然ですがお店によって味が違います。
ここのはやや辛めですが、パオに載せて食べると甘辛さがパオの甘さと妙にマッ
チしてマイウ~です。 また、煮だれにパオを付けても美味しいですね。
もし、みなさんがマレーシア(KL)を訪れる機会がおありでしたら話のタネにトライ
してみてください。
*2ー6月25日(水)
午前中から午後にかけて、私は釣り仲間のM氏と芝刈り遊びに興じ、奥さん
はゆっくりと気儘に過ごしたいというので、特に予定なし。
夕食は、以前住んでいた町の近くにあるローカル色の漂う中華レストランで
同氏と共に。
* 先ずは芝刈り(ゴルフ)
午前8時M氏がホテルまで迎えに来てくれました。今日はウィークデーで
もあり、M氏と二人でプレーです。
場所はM氏がメンバーのラーマン・プトラと言うゴルフ場。KLから高速
でおよそ15分北にあります。
田舎のゴルフ場と言う表現がピッタリのローカル色豊かなゴルフ場です。
数々の小鳥の囀りに加え、野生のお猿さん(うっかりすると食べ物を持って
行かれます)や1mクラスのトカゲ等も、「こんにちは」とヒョッコリ
ご挨拶に出てきます。
そんな自然を楽しみながらのゴルフは、スコアなどあってないようなも
の。一般的にゴルフをやられる方は、スコアとは別にオリンピックとか、
スコア差1点10円等と「賭け」をされますが、私もM氏もそう言うのは好
みではありませんので、純粋にプレーそのものを楽しみます。
M氏とはKL在住時代からの、釣りとゴルフの良き友人です。
この日はウィークデーでもあり、二人プレーが可能でしたのでのんびりと
楽しむことが出来ました。
因みに、プレーフィーはシニア割引でRM100(\3300)。田舎だから。KL近郊
だと、2~3倍です。カートはM氏がメンバーなので彼が払ってくれまし
た。
Kelab Rahman Putra GCC <cf:http://www.krpm.com.my/>
Hill Course & Lake Course
M氏 Nice Shot
* M氏との別れのディナー
夜は、M氏と共にかつてよく通った中華レストランで Farewell Dinner。
このレストランは、マレーシア滞在時5年くらい通いました。ふた月に一度
くらいのペースだったと思います。何故なら、週末の夕食は奥さんの休業日
で外食にしていましたから。
レストランはKL中心部を外れた住宅街 "Bangsar"(バンサ)と言う地区にあ
ります。この地域は別名Lucky Gardenとも呼ばれ地域の人達の生活に欠かせ
ないところです。
毎日朝市が開かれ、地域住民の台所とでも言うべきでしょうかね。日曜日の
夜にはナイトマーケットも開かれます。
野菜、果物、魚介、肉類、乾物、生花、日用品、衣類等何でも揃います。野
菜・果物・魚介・肉類は市場の雰囲気とは反対にいずれも新鮮です。
この辺のところは、別の機会にマレーシア生活事情とでも題してお話ししま
しょう。
M氏は奥さんが日本へ行っていることもあり、時の経つのも忘れてビールも
進み話に花が咲きました。それに、お店のお上さんや従業員の人達とも再会
を喜びあいました。
この次、M氏に逢えるのはいつの日でしょうか?
どこのレストランもこんな感じです。
M氏(左)と長い付き合いのお店の
スタッフ
お上さん(左)、娘さん
(右から二人目)、スタッフ(右端:このお兄さんは
22年前に駐在で来た時に別のレストランで働いていました)
8)エピローグ<6月26日(木)>
皆さん、一年振りの再会を心から喜んで下さいました。中でも、私達家族と
公私共に20年を超えるお付き合いをさせていただいている、Tさんとその
ご家族にお逢いできたことは予期していなかっただけに大変嬉しかったです。
サプライズと言うのはこう言う事なんでしょうね。 と言うのは、彼は私の
契約が切れる前年に二年間の約束で英国の関連会社立て直しのため派遣され
ていましたから。往々にして延長になるのが常だったので期限通りに帰って
来ているとは思っていませんでした。
彼の奥さんとお子さんたちは一足先に帰国されていましたが、彼が現地を引
き上げる前に奥さん達は英国に行っていると、かつての同僚から聞いていま
したが、タイミング良くマレーシアに帰国されているとは知りませんでした。
26日の午前中に彼から電話があり、午後、ホテルまで逢いに来てくれると
言うではありませんか!
英国での暮らしのことや私の契約のこと等々時の経つのも忘れて色々と話しま
した。三時間くらい話し込んだでしょうか、荷物の支度があるからと彼の方が
気を利かせてくれ、別れを惜しみました。
でも、彼は後で空港まで見送りに来てくれたのです、これまた長年の友人Yさん
を伴って!!! Yさんはその昔、強度関係の試験担当で設備の計画から導入ま
で一緒に汗を流してくれたのでした。彼とも一年振りでしたがとても嬉しかった
です。もちろん、私の奥さんとも親しくしてくれました。
忙しい中夜遅いにもかかわらず、わざわざ空港まで来てくれてほんとうに有り難
かったです。ありがとうございました(Terima Kasih)。
Yさん-- Tさん-- Kiyomi Yさん-- Ryu-- Tさん
*** ホテルスタッフとの別れ ***
7泊もすると、ホテルのスタッフとも仲良しになります。特にレストランのスタッフとは
毎朝顔を合わせるわけですから。 三日目には顔を覚えていてくれて、朝食に行くと
直ぐに席へ案内してくれました。 ホントに人懐っこいと言うか世話好きと言うか、、、
これはマレー民族、インディアン、チャイニーズを問わず共通しています。
時間帯にもよりますが、忙しい時間帯が終わる9時過ぎに行けば、色々と話しをする
こともできます。
最後の日には記念に写真を撮っていると、手の空いているスタッフたちが自分達も一
緒にと映るんですよ(パチリ)。
パンコーナー 女性スタッフとキヨミ
りゅうさんキヨミのツーショット
Tropical Fruits Honeydue Melon, Dragon Fruit
Pineapple, Watermelon
My breakfast
この微笑みがいつまでも・・
それでは皆様、長々と拙い旅行記にお付き合い下さりありがとうございました。
再たいつの日か、わたしのお話しをご紹介出来る日がくることを願って。。。。。