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歴史Blogを志向しています。このBlogのSite Masterの名前は、高木紀久です。

後漢書東夷伝

2024-04-11 20:48:11 | 歴史
後漢書東夷伝


范曄の著述による後漢書の中にある東夷(倭人)に関する列伝。光武帝から倭国に対して金印が贈られた、などの記述が見られる。魏志倭人伝より後に書かれた。

マルコ=ポーロ

2024-04-10 20:25:45 | 歴史
マルコ=ポーロ


イタリア人。ヴェネツィア共和国の商人。東洋に旅行して、当時宋朝分裂後の北宋南宋を制圧したモンゴル帝国の第五代フビライ=ハンの政治官を務めた。大著『東方見聞録』を著しており、この中に、“黄金の国ジパング”(日本)についての記述が存在する。彼は、ヨーロッパにアジア関連の多くの文物や情報知識を持ち帰ったが、マルコ=ポーロは、ヨーロッパの東洋侵略のための特殊部隊あるいは郷間であったとする説が、近年存在する。

孫子の兵法

2024-04-06 20:32:14 | 歴史
兵(いくさ)とは、勝つべくして勝つものでなくてはならない。 ~孫子~
戦争とは、勝利率をかぎりなく100%に近づけてからはじめて仕掛けることが可能となる。孫子は述べている。勝利率が6対4では、4の側はおいそれと攻撃をしかけるべきではない。7対3では、3の側は、絶対にしかけるべきではない。孫子は、このように言っているのである。敵との戦力差、自軍の置かれた状況、補給など、さまざまな要素が織り合わさって戦いの趨勢は決する。
結論…戦争に際しては、自分(自軍)が、あらゆる面で勝てそうだと思えたときにはじめて仕掛けることが可能となる。それ以外の場合には、そもそも戦争などしない方がましである。
以上、兵法書『孫子』からの受け売りでした。

古代中国の思想

2024-04-05 20:34:39 | 歴史
古代中国の思想


周末の動乱期。東周列国の時代。後世世間に所謂、春秋戦国時代と言われる時代である。この時代に多くの哲学者、思想家が輩出した。所謂、“百家”というのである。今日は、この百家のうち、日本でも有名な四家(しか)について考究しようと思います。


以下に四家を示す。
・儒家
・道家
・法家
・兵家
以上が四家である。


儒家
仁徳を以て最高の徳目と考える。文治を上策とし、法治を中策とし、武治(武力による統治)を下策とする。その教えは、特に儒教であり、その学問は特に儒学である。創始者である孔子の名から、孔教学、孔子教とも呼ばれる。


道家
道徳を以て最高の徳目と考える。無為自然が最高の状態と考える。自然万物との合一化、無求無望などを説き、導引の術数による不老長生の会得など、呪術的な側面も有する。その教えは、特に道教である。以下に道家の説く八つの道(みち)を示す。
1.四治※.2.利他に励む.3.徳目を修める.4.自然との一体化.5.理想を実現する.6.自己を完成する.7.誉れを得る.8.求道.
※…1.治水.2.政治.3.礼治.4.法治.


法家
礼による統治である文治に対し、法による統治である法治を唱える。文治は理想的だが、一つの理想論に過ぎず、法治こそが現実に即しているのであり、施行可能な最良の統治体制であると考える。法律の整備を専業ともしている。その学問は、特に法学である。


兵家
軍事科学を専門とする。陰陽術数などの呪術的意味合いを帯びた要素が、当時の政経軍事から民生にいたるまでの国家を経営する術(すべ)として主流とされていたが、それに代わるより現実的な術数として台頭してきたのが兵家である。


四大勢力
日本でも有名な四大勢力を以下に示します。
・孔子
・老子
・孫子
・荀子


孔子
儒家。『論語』の著者。同系列に孟子などが存在する。


老子
道家。『老子』の著者。同系列に荘子などが存在する。


孫子
兵家。『孫子』の著者。同系列に呉子などが存在する。


荀子
儒家。『荀子』の著者。同系列に孟子などが存在する。


老子の言わゆる八つの道(みち)です。1.四治.2.利他に励む.3.徳目を修める.4.自然との一体化.5.理想を実現する.6.自己を完成する.7.誉れを得る.8.求道.
以上の八つです。


戦争に勝つための戦略戦術の方法論を指南した学問学派の一領域。その学問は、特に兵学である。


荀子について
楚の学長。同じ孔子後の儒家であり、性善説を唱えた孟子に対し、性悪説を唱えた。


荀子に関しては、孔子と同じ儒家であるが、ここでは独立の勢力と見做している。性善説を唱えた孟子や、同様に性善説であった孔子に対し、性悪説を唱えたことをその理由とする。


呉子について
本業は法家。後世兵家として語られ、またその範疇(兵家の範疇)に含まれることがあるが、これは、用兵術数の大家であった孫子と並び称される兵法家(ひょうほうか)であったことに由来している。魏、楚などの諸国を転々として仕え、軍政両面において頭角をあらわした。


終論
天下経略の書とは、『論語』、『老子』、『孫子』、『荀子』である。

九品中正法

2024-04-04 20:52:16 | 歴史
九品中正法


一品…上大将軍


二品…武衛大将軍,驃騎将軍,驍騎将軍,車騎将軍


三品…平東将軍,平西将軍,平南将軍,平北将軍


四品…鎮東将軍,鎮西将軍,鎮南将軍,鎮北将軍


五品…征東将軍,征西将軍,征南将軍,征北将軍


六品…前将軍,左将軍,右将軍,後将軍


七品…破虜将軍,討虜将軍,討逆将軍,征虜将軍,湯寇将軍


八品…偏将軍,裨将軍


九品…雑号将軍※


※雑号将軍…神火将軍,聖水将軍,飛聖将軍,黄龍将軍など


三国時代の魏の陳琳による。