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前漢(4)

2024-11-28 21:39:01 | 前漢
前漢


武帝とその時代


前漢武帝(BC156~BC87)
前漢時代の皇帝の一人。典型的な暴君とされる。近年、再評価が進んでいる。暴君という呼び名が定着してしまっているようだが、実際には、雄材大略な政治志向で、軍事・内政・外交で功績があり、前漢は、武帝の時代に絶頂期を迎えるのである。


時代背景
文景の治により、国経済はうるおい、財政は健全だった。各地を治める(漢土の地はその版図が広大にすぎるゆえ)諸侯王の権勢は、なお強大だった。異民族(匈奴)とは係争中(なにもこのことは前漢にはじまったことではないが)。


政治様式…雄材大略


内政…儒学者の官僚登用


外交政策…匈奴対策


解説
全漢代最大版図を築く。各地の諸侯王の権勢の弱体化を進める。シルクロードを開道する。武帝各地の巡幸を行う。反面、たびかさなる軍事行動のため、財政は悪化した。「巫蠱の乱」など、巫蠱が流行した。武帝の時代に前漢は隆盛をきわめるが、巫蠱が流行るなど暗い面もあった。


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