ドナルド・サザーランドが演じる放火魔が出てくる。役名は「ロナルド」だ。ロナルドは病的な連続放火魔であり、放火することが楽しく、そこに理由はいらないタイプの放火魔だが、これがなかなか曲者で「もう絶対に、あんなことはしないと誓う」とか言える。
ロナルドは仮釈放を狙って「反省したフリ」をする。主人公のブライアン(ウィリアム・ボールドイン)たちは散々、ロナルドから情報を得たあと、もう少しで騙される監察官を前に「この世界をどうしたい?」などと、放火魔専門の捜査官は質問し始める。ロバート・デ・二―ロだ。
ロナルドは笑って誤魔化すのだが、その意地悪な質問は続けられる。
「外に出たら何がしたい?」
「・・・火をつけたい」
「世界をどうしたいんだ?」
「・・・燃やし尽くしたい」
ロナルドは恍惚の表情を浮かべながら答えてしまう、というシーンがある。
福島の「自立更生促進センター」が問題となっている。
http://sankei.jp.msn.com/life/trend/100731/trd1007311801010-n1.htm
その名の通り「自立させて更生を促すセンター」のことだが、この対象は仮出所した犯罪者だ。施設の写真もあるが、なかなか快適そうな空間だ。エアコン完備、フローリングの床にベッド、学習机に薄型テレビまである。もちろん、地デジ対応だ。これらの費用は全額、税金で賄われる。
酒は禁止だが、3食無償提供。自由に出入りできるし、自立させるための就労指導も受けることが出来るし、各種社会復帰の講習も受けることが出来る。至れり尽くせり、だ。
これに地域の住民が反対しているという。それは「犯罪者を更生させること」に反対しているのではなくて「家の近所に施設を作るな」という反対である。気持ちはわかる。また、京都や福岡では反対が強くて、センターの開所自体を断念したそうだ。現状、年間1万6千人の仮釈放者に対し、民間の更生保護施設は全国で104ケ所、定員は2300人とのことだからぜんぜん足りていない、というわけだ。法務省は「仮釈放者が集団生活になじめない」として、国の責任で更生させる施設が必要と判断、センターの開所を急いでいるらしい。
では、例えば「集団生活になじめない」という仮釈放者は、具体的にどのように「なじめない」のかと思えば、これは記事に書いてあった。「実例」として2件だけだが、平成17年2月には、愛知県で仮釈放された直後の男が「集団生活になじめない」からといって、ベビーカーに乗っていた乳児の頭を突き刺して殺した。同年の5月には青森県で保護観察中の男が「集団生活になじめない」から少女を拉致監禁した。
住民らは民主党福島連に「民主党本部の現地視察」を要請したが、今の法務省は天下御免の民間人、極左革命家の千葉景子さんが法相だったりする。千葉景子さんは日本人が殺されたり、犯されたり、盗まれたりするのが嬉しくてしょうがないので、会見でも答弁でも「センター構想の推進」しか言わない。
ンで、結局、住民が反対し難いように「模範囚」を選んで入所させるという誤魔化しをすることになった。センターが言う「入所者選定基準」はこうらしい。
<センター側が3月に示した「入所者選定基準」によると、「集団生活への適合が見込まれる」「心身に著しい障害がない」「執行すべき刑期が8年未満」などの人が対象で、子供への犯罪や性犯罪を行った人や、依存性の高い覚醒(かくせい)剤事犯者、暴力団関係者は対象から外すという>
もちろん、これでは本末転倒だ。「適合が見込まれる」ならば民間の保護施設で問題ないはずだ。ややこしいのを外すならば民業圧迫、蓮舫に仕分けされることになろう。それに「早く出るため」だけの目的で模範囚となる犯罪者もいる。聞いた話だが、私の古い知り合いが刑務所に入って「輪投げ」が上手くなったとき、その中に「模範囚」がいたそうだ。刑務官からの評価も高く、受刑者の間でもリーダーシップをとり、仮出所の許可も早く下りることになっていた。その「模範囚」の罪名は殺人、浮気した妻の相手を刺し殺した。
文化住宅の2階に上がる階段の前で待ち伏せし、浮気相手と中睦まじく銭湯から帰った二人を襲った。咄嗟に妻を庇った浮気相手は刺し殺せたが、肝心の妻が逃げてしまったらしい。
そう、この「模範囚」は「早くここから出て、自分を裏切った妻を殺す」という目的だけで模範となっていた。私の知り合いは「あいつは絶対に殺す。それしか考えていなかった」と話してくれた。実際に殺したかどうかは知らないが、もしかすると、あの事件がそうだったのかもしれない、くらいは思い出す。
ンで、だ。
私はいつも文句ばっかりブログに書いているから、たまには提案をしてみたい。この提案が千葉景子さんの役に立つかどうかはしらないが、かなり画期的な提案だと自負する。
いきなりだが、日本国は海洋国家である。実に6852の島からなる列島である。しかし、日本の有人離島は432しかない。本州・北海道・四国・九州・沖縄を引いても、あと6415も島がある。これはMOTTAINAIのではなかろうか。
中でも北海道の「渡島大島(おおしま)」は日本最大の無人島だ。面積も9.73km²と申し分ない。火山活動が活発らしいが、野生動物もいるし、生物が生きていける環境はありそうではないか。ま、私の提案は、ここに「集団生活になじめない」ような犯罪者を放り込むというものだ。それに島の周囲は水深100mもあるらしい。逃げられな・・いや、ダイビングも楽しめるじゃないか。そこで「集団生活になじめない」ならば、それはすなわち死を意味するだろう。いろんな「集団生活」を学べるのではなかろうか。
もちろん、集団生活の妨げになるような薄型テレビもいらないし、ベッドもエアコンもいらない。集団生活の中で知恵を出し合い、仲間と協力し合って必要なモノを作る、調達する、という作業が必須となる。さらに、その島はアジール、つまり「統治権力」がない島とする。まあ、治外法権とも言うが、国が責任をもってすることは限られる。費用も計算しやすい。先ずは仮釈放者を島に運ぶ。これは空からでもいいが、できれば海からのほうがいい。せっかく水深が100メートルもあるんだし、島から10キロ程度のところで海に落とせばいい。もちろん、季節や水温は考慮しない。これなら襲われる心配も少ない。また「辿り着けなかった仮釈放者」などはいない。「ゼロ」と書いておけばいい。
そしてほかの無人島も使って「A級B級C級・・・」などと分類すればいい。それこそ「模範囚」ならば、南の無人島でリゾートホテルなどを国が作り働かせる。大好きな箱モノも作れるじゃないか。そこを格安で国民に提供する。そこで半年、1年、気に入ればずっといればいいし、ちゃんと社会復帰もできるように金も貯めさせればいい。万が一、そこで事件を起こしたりすれば「渡島大島送り」にすればいい。ならば、それはもう、一所懸命に「集団生活」になじもうとするだろう。
ま、というか、だ。
何のための刑務所なのかということだ。税金で成り立つ「刑務所」とは「集団生活になじむ」ことも含めた厚生施設ではないのか。仮釈放後にまた税金使って「保護施設」を要するならば、出さねばいいだけである。被害者が泣くに泣けぬほどの甘い判決から、短期間の懲役を課しておいて、刑期が過ぎても「更生してませんでした」というならば、これはもう、行政と司法の不備ではないか。その明かな国の不始末をして、また、真面目にコツコツと生活している納税者の血税を垂れ流すなど許されるわけがない。
犯罪者は厳格に区別せよ。慎ましく暮らす良民から乖離させよ。何が悲しくて税金で犯罪者を喰わせながら、尚且つ、犯罪者に怯えながら暮さねばならんのか。北海道民には申し訳ないが、支那人や韓国人の不良外人、日本に犯罪目的で来る外国人犯罪者なども、まとめて「渡島大島」に放り込めばいい。そこで支那人が牛耳ろうと知ったことか。勝手に繁殖するならすれば良い。コミュニティを作って「リアル北斗の拳」の世界でひゃっはー!としておればいい。日本国の屋台骨を支えている普通の国民に迷惑をかけるなというだけだ。そんなことを許しているから世の中がおかしくなるのである。
人権を言うなら、普通の国民の人権を護れ。加害者の扱いに気を配るならば、被害者の人権にこそ配慮せよ。外国人に施すならば、先ず、この国を支えている日本人に施せ。
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久代千代太郎
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