私は前向きに「転」を推したい。三宅雪子は転倒したり転落したりしたが関係ない(笑)。
国会の空転に新政権の七転八倒、沖縄基地の最低でも県外移転!は一転して辺野古に転じた。民主党の詐欺マニュフェストは二転三転、総理大臣の椅子もくるっと回転して、次の総理は「転寝(うたたね)」が得意。野党に転落した自民党の党首は靖国神社賛成派に転向したら、罰が当って自転車で転んだ。いまは「不退転!」とか言っている。
民主党は責任転嫁ばかりで、日本の将来が暗転し始めている。前の法相は「2つの言葉」を「転ばぬ先の杖」としていたが、そのことがマスコミを転々として閣僚から転がり落ちた。尖閣諸島では海上保安庁の巡視船が転覆はしなかったが、機転を利かせた主任航海士が転写されたDVDを持ち出しマスコミに転用させた。今こそ転機、歴史の転換点、日本人の愛国心は転生して、日本人は七転八起した。大陸から東南アジア、果ては太平洋を転戦した敗戦から65年、円転滑脱(えんてんかつだつ・円満に話し合いで解決すること)の弱腰外交から、ようやくみえた転迷開悟(てんめいかいご・散々迷った結果、ついには悟りを開くこと)である。
ついでに私の転職もあった。年に2度だ(転笑)。また、今年は「とある憂国の士が立った」記念すべき年でもある。まさに「旋乾転坤(せんけんてんこん・国家の大勢を一新する意)」ということで、今年の漢字は「転」に急転直下!(間違った使い方)
ま、ところで、だ。
先週の日曜日に「たかじん」を観ていたら、だ。小沢のことになると脳味噌が転がる勝谷氏がいつもよりも酷かった。金美齢女史に噛みついたアレだ。ちょっと文字に起こしたのがあったので、改めて当該部分を確認しておこう。
→ちょっと長いけど引用開始
金 ねぇ勝谷さん、小沢さんねぇ、ああやってねぇ、中国へ朝貢外交し
たりね、日中米ってのが正三角だと言ってみたりね、国連に100
%依頼するようなことを言ってる人がね、これ日本の総理たりうる
んですか?
勝 たり得ますね。
金 日本の国益として、ああいう人が総理になってホントにいいと思っ
てんですか?
勝 いいと思ってますね。
金 どうして?
勝 え? ボク、小沢一郎の話ずっと聞いてますけれども、彼はちゃん
と国家観がある。
ただ政権をとるために非常に方便のようなことをやり過ぎて、そこ
んとこはボクはいかがなものかと思うけれども。
たとえば中国はですね、金さんね、中国は大勢の国会議員を連れて
こないような人間は相手にしません。孔雀の羽と同じです。あれを
売国と見るのか国威のあれと見るかというのは、見方の違いだと思
いますよ。
金 見方の問題じゃなくって・・・
勝 正三角形、なんで悪いんですか?
金 なんで正三角形なの?
勝 当然でしょ。日本という国が真っ直ぐ立って真ん中に、立派な日本
があるから正三角形成り立つわけじゃないですか。
金 ちょっと待ってくださいね・・・
宮 あの正三角形、そういう意味じゃない。
金 そういう国と国との距離をね、自分を敵視しているような国との距
離と、一応日米同盟で一旦(ことが)あれば守るという国との距離
が同じだっていうことを考えるっていうこと自体がね、アタシは不
思議だと思う。
勝 いやいや、国と国との付き合いを親疎、「親しい、疎である」の親
疎で決めちゃいけない。国と国とは対等であるべきですよ。
それで、その中でどちらと手を組む、どちらと敵対するっていうの
は、それはもうその国のポリシーですから。
金 対等ということと距離が同じということはまったく違うことよ。
勝 そんなことはない。
金 いや、自分に対して親近感を持ってくれる人とね、それから敵意を
持ってくれる人とで同じ距離を保つような付き合いをする人間を誰
が信じますか! 冗談でしょ!
勝 そうですか? ボクは両方の人間とちゃんとつき合える人間を信じ
ますよ。
金 つき合うということとね・・・
勝 アナタね、好き嫌いだけで生きてるとね、そりゃ楽でしょうよ。
金 あのね、人間は最後は好き嫌いなの。わからないのアンタには。
勝 最後は好き嫌い。その好き嫌いを隠して、それでも人間の道を真っ
直ぐ生きるのがボクは人間だと思いますよ。
宮 ちょっと待って。日本とアメリカは今安全保障上同盟関係にありま
すよね。中国と日本はそういう関係は・・・
勝 仮想敵国だよ。
宮 だったら、だったら、その正三角形の、少なくとも外交論として安
保論として正三角形論を言うっていうことは、将来的に中国と何ら
かの軍事的な(協力関係を結ぶのか)・・・
勝 そこに至るかはわからない。わからないけれども・・・
宮 じゃあ何を目指した正三角形論なのか私にはわからない。理解でき
ない。
勝 理想的には真ん中に日本がいるわけなんだから、地政学的に。ね。
宮 あ、地政学的な話なの?
勝 地政学的には真ん中にいるわけなんだから、どちらとも距離のある
関係を保てば一番いいわけじゃないですか
→引用終わり
えげつない論理破綻である。「小沢擁護ありき」で無茶苦茶なことを言っている。年上の女性に対して「あんたは楽だろうね」など無礼極まりない。ただのゴロツキである。それにこいつ自分で「どうして中国と付き合う必要があるのか!やめたらいい!」と言ってたではないか。そこで小沢の正三角形が出ると「日中間と日米間の距離は同じにすべし」なんだから、頭の中に洗った後の税金でも放り込まれたのか?肯定する根拠が私的に過ぎる。それならもはや「僕は小沢さんが好きなんです。小沢さんが白を黒だと言ったら、僕は黒でいいんです」というべきだ。それなら納得もできるし、わかりやすくていい。日本には言論の自由、表現の自由だけでなく、宗教の自由も認めている。心の中に誰がいても良いのだ。堂々と「小沢擁護」のスタンスで生きていくべき。でなければ卑怯だ。
また、この際だからはっきり書いておきたいのだが、私が小沢一郎を好かん「絶対理由」はこれだ。
それは御皇室に敬意を払わんことだ。親分肌で面倒見もいいのだろうし、勝谷が言うように「国家感がある」という人がいるのもしょうがない。しかし、習近平と強引に陛下を合わせたのは許されぬ思い上がりだ。小沢がもし、勝谷の言うような「立派な政治家」であっても、日本の政治家としては資格無しと判断する他ない。それは「シメシがつかない」からだ。例えば、小沢が剛腕でも辣腕でも鉄腕でも茶碗でも何でもいいが、ボス風の威圧感漂わせる偉そうな政治家であっても、御皇室に対してだけは謙虚な言動を心掛けていたとすればどうか。
そこで国民やマスコミは「あの小沢でも・・・」となるだろう。これは「権力よりも権威に重きを置く」ということで、日本国民からして信頼に足る振る舞いのことだ。ここが支那朝鮮との違いにもなろう。それを「皇室も動かせる」となれば、つまり「権力で動かすことのできる権威」を認めてしまえば、日本は支那朝鮮と変わらぬ独裁国家に成り果てる。
また、太陽を信仰の対象とした文明は少なくないが、ギリシャ神話ではヘリオスが、エジプト文明ではラーが、ローマ神話ではソールがいた。アポロンやミトラスもそうだし、マヤ文明ではイツァムナーが太陽神であるが、その世界に君臨する数多の太陽神の中で、唯一現存するのが天照大神を祖神とする御皇室である。これがどれほどすごいことか。
お天道様に感謝せぬ人類がいないのと同じく、御皇室を敬愛せぬ日本人など、それはむしろ、己の存在意義を否定しているのだ。こんなことにまで自由やら勝手やらの理屈を言うのは「日本国内にだけ生息することが許されている」反日外国人や反日日本人だけである。つまり、頭のおかしい可哀そうな人らのことだ。小沢などの民主党の連中は法律の解釈を捻じ曲げて、あるいは、己の無知を棚にあげて「天皇陛下のことは内閣が決めて良い」と真顔で言っている。最近ではとうとう、秋篠宮殿下夫妻に対して「座れ」という愚か者まで出てきた。間違いなく、こいつは日本の恥部であるが、小沢の場合も御皇室の権威に対する敬意や畏怖というモノが感じられないのは同じことだ。
政治はパワーゲームの面もある。そこにはカネも動く。足も引っ張られるだろうし、後ろから背中を撃つ奴も出てくる。三宅雪子のように念力で飛ばされたりすることもあろう。だからこそ、政治家さんは権力を奪い合うし、取ったら維持しようともする。しかし、私はそれらが「国益」に結び付くなら構わないと思っている、と何度もここに書いた。
私は潔癖症ではないから、小沢が「政治とカネ」で叩かれているのは、実のところ、さほど重要視しない。最近もチルドレンに500万ずつ渡していた!とか報道されたが、そら、そのくらいはあるだろうと思っている。その中には長尾たかしの名もあったw
それでも私が叩くのは「民主党」だからだ。これも「民主党が国益を損なうからダメ」というレベルのモノではなく、明かなる「意思」をもって日本を切り売りする連中に振り回されている馬鹿がいるからだ。その馬鹿は「権力」と「金」を餌に操られているのに気付かない。まさか自分が「日本を困らせている」など想像もしない。管直人が「私は朝5時から起きている!」と威張ったそうだが、この程度の世間知らずのクソ馬鹿が神輿と担がれ、あるいは「草木のような植物も小動物も日本に住んでいる。日本列島は日本人だけのモノではない」というメルヘンチックな63歳児も担がれ、文化祭の主役をもらった子供のように、ボクちん総理大臣になったョ!ママ!というレベルの世間知らずのクソ馬鹿を利用してほくそ笑む連中がいるだろ、と言いたいのである。
そして、小沢は「そうならない」から民主党の「暗部」から嫌われている。先の代表選、小沢に200人もの議員が投票したのも、実のところは頷けるのである。しかしながら、この連中は、いわゆる「視野狭窄」に陥っていると言わざるを得ない。彼らは「与党になった民主党」を取り返すぞ!と気勢をあげている。これが阿呆なのだ。結果的に使われているわけだ。彼らも日本の国会議員ならば、取り返すのは「日本の政治」である。今さら党内で慌てても遅きに失する。
そして――――
言うまでもなく、さっさと去るのが「決定的な一撃」となる。最大の攻撃は「何もせずに立ち去ること」である。マスコミが「管政権の命綱は反小沢だ」という論陣を張った。情けないことに「小沢派」とされるチルドレンも踊らされていると見受けるが、強制起訴を控えた小沢はもう「過去の人」である。これを利しているのは「管政権の暗部」だ。小沢派が民主党内にて繰り広げる「内ゲバ」は、そのまま「管政権の栄養分」になるとなぜに気付かんのか。いや、中には気付いて意図的なのもいるのだろうが、ともかく、小沢派と反小沢派には決定的な差異がある。それは「自民党を倒して権力側に回るのだ」という、ある意味で「政治家らしい小沢派」と「日本をぶっ壊す」ために政権を取った旧社会党勢力だ。西村眞吾氏は明確に「コミンテルン」と記している。
日本の有権者は「黒と灰色、そして赤」の区別を付けねばならぬ時代にいる。もちろん、私は小沢という政治家が嫌いだから、小沢派が牛耳った日本が良くなるなどお気楽なことは考えない。自民党と同じくミスもしながら、さらに左に航路を取りながら、なんとか日本丸を運航して行くことになろう。しかし、現在の管政権ほど危険極まりない政権もあるまい。この政権は「日本が良くならない」というレベルに無く「日本が無くなる」という危機に直面していると言っていい。
この国の政権にいる工作員は「どーにでもなる馬鹿」を使う。非難はそっちに集中するし、コレとハサミは使いようだから、ちゃんと使うことのできる連中は馬鹿でも使い切る。
私は勝谷も嫌いになったが(笑)、それは「小沢を含めたトロイカ体制」のときは、鳩山も管も評価していたからだ。支離滅裂という他ない。そして両名が表に出て、庇いようもないほどの醜態をさらせば、今度は一転して叩き始めるから信用がおけなくなった。
さて――――
今日は冒頭、2010年の漢字を「転」と予想してしまったから合わせて書くが、そのままでは食えぬ「渋柿」の皮をむいて天日に干したモノを「干し柿」という。もうすぐ市場に出る頃だが、これは「転柿(ころがき)」ともいうらしく、干して乾燥させることで渋みの元である「タンニン」が変化する。白い粉(糖分の結晶)を吹いて甘くなるのだ。その甘さは砂糖よりも甘い。喰えぬ「渋み」が干されると転じ、甘い甘い「転柿」となるわけだ。
そういえば、自民党で干されていた連中が民主党にはちらほらいるようだ。それは民主党内でも変わらず、ただ「干される場所」が違うだけであったから、彼らのような「転柿」はもっと甘く甘くなったのだろう。「友愛」なども耳にするだけで糖尿になりそうだ。
勝谷氏もあと何年かすれば「渋み」が抜けて甘くなるのだろうか。
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久代千代太郎
な
久代千代太郎
近江(恋患)謄写堂
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