忘憂之物

男はいかに丸くとも、角を持たねばならぬ
             渋沢栄一

【速報】コロナ「5類」引き下げ「時期見極めて丁寧に検討」木原官房副長官

2022年08月01日 | 忘憂之物




「【底辺職とは?】底辺の仕事ランキング一覧」というなにかの記事が炎上していた。ランキングを見ると私の職業も含まれていた。ほっとけ。

しかしまあ、日本には「縁の下の力持ち」という言葉もある。誰かが下から、あるいは底から支えているから世の中成り立っている。人様は勝手に3Kとかいろいろ言うが、そんなことは放っておくに限る。そもそも、ンなこと言って喜んでいる奴は心根が小さい。雑魚臭がすごい。

すると、もっと雑魚なテレビ屋がわざわざ、どう思いますか?と半笑いで、ランキング入りした職業の人らに「突撃取材」とかしていた。職業に貴賤はないが、敢えて言うなら、お前らのことじゃないのか、と誰でも思う。世の中のためにならぬ実に恥ずかしい仕事だと思うが、恐ろしいのは「これを見て喜んでいる人が一定数いる」というう事実だ。安倍さんの国葬に反対する署名とやらが3000名くらいというから、たぶん、同じくらいだろう。ま、少数だが。

作家の曽野綾子さんが著書の中、娘さんと二人で歩いていたら、どこかの駅前で「りんご」を配っていた。娘さんは喜んで受け取ったという。そのとき、曽野さんは密かに我が子を引っ叩く覚悟をした、とのことだ。引っ叩く条件とは、娘さんが「得したね」と言った場合だ。親として、その心の根の卑しさを正さねばならない、という覚悟のことだった。幸いというか、娘さんは「もうそんな季節なんだね」みたいな感想を述べたということで、曽野さんは安堵した、というエピソードを書いている。非常にわかる。


ところでいま、また大流行とのことだ。まぁた「新型コロナ」とやらが流行っているのかと思ったら、本当に流行っているのは各種検査だった。

自治体が案内している「無料検査所」の説明には「営業時間」と書いてある。「検査時間」とか「受付時間」ではなく、あくまでも「営業」だとわかる。駅前に新規開設となれば、パチンコ屋みたいに花輪も飾られるらしい。一人検査すれば3000円の「売上」とのことだ。もちろん、金を出すのは日本国だ。

だから寄ってらっしゃい見てらっしゃい、ということで、お客さんには500円とかギフト券を配る。それで暑い中、テレビのおかげもあって行列を作ってくれる。流行っているから過去最高、20万人を超えましたということになる。乗るしかない、このビッグナントカに、ということでヒマですることがない若者が並ぶ。バイトも学校も休めてお小遣いがもらえる。並ばない理由がない。

晴れて「陽性」の称号を得ることができれば、表で仲間とガッツポーズだ。曽野さんでなくとも、真面な大人なら引っ叩きたくなる。

武漢ウイルスが壊しているのは社会活動や経済活動、あるいは医療システムだけではなく、真っ当な国民の道徳心や親切心、勤労意欲や学習意欲だ。あとオマケで分断効果もある。カルト宗教にヤラれたのが止めても止めても高額の壷や数珠を買うのと同じく、テレビメディアを媒体とする「コロナ真理教」に取り込まれた人らは、暑い中、つけなくてもいいですよ、と言ってもマスクを手放せなくなっている。つけていないと「落ち着かない」というのまでいる。

「この1000万円の本を買わないと不幸になります」と「注射してマスクして家に籠らないと感染します」は同じようなものだ。



確実に社会がぶっ壊れ始めている。最近、社の会議やミーティングなどもリモートが増えた、というかほとんどがそうだ。規模はまちまちだが、多い人数だと数十人規模にもなる。すると、必ずいるのが「画面にいない」とか「ずっと下向いてなんかしている」奴だ。酷い者はストロー咥えて舟を漕いでいたり、普通にメシ喰っていたりする。リモートとはいえ先ず、その非常識さに驚く。

知っている者ならメールしたり、電話を鳴らして注意したりもするが、こんな安モンの小学生みたいなことをする連中に限って陰口で「パワハラ」みたいなことを言う。仕事中に涎垂らす権利やドンブリの底を見せてもいい権利などない。それにいま、片足をリタイアしているような温厚な私が「パワハラ」なら、20年前の私は強盗殺人サイコパスの悪魔超人シリアルキラーだ。その頃に出会っていなくて本当に良かったと、心身に染みる経験をさせてやろうかと思うが、そこまでの義理もないからしない。叱るのはリスクが高い奉仕活動だ。もうしない。これからも勝手にしてほしいところだ。


そうえいば、安倍さんの2回目の辞任会見。安倍さんは「指定感染症2類以上の取り扱いとなっている感染症法における新型コロナの運用を見直す」と言った。要するに季節性インフルエンザと同じく、5類として運用すべき、と言った。世間が「第2波が過ぎた」と思っていた頃だ。元総理となった今年の5月にも同じことを言っていた。第3波の前にやっていたら、と思うが、当時の世の中、というか、マスコミも「ガンガン煽りましょう」のときだった。とても無理だったと思うが、いま、ようやく岸田政権も「検討」までは言う。



いまならまだ間に合う。やはり、まだまだ日本人は日本人だ。過半以上の日本人は「休んでばっかりいられないだろ」として社会活動を行う。助成金詐欺も騒ぐが、全体からして逮捕、起訴されるほどのゴミクズは0.03%ほどだ。あとは詐欺にはならないレベルで頭を掻いて舌を出しているのがいるが、ほとんどの日本国民は「助かった。日本で良かった」と感謝して「次」に備えていた。


エボラ出血熱やペストより厳格に扱われる感染症。それが日本全国で20万人以上とか。言うまでもなく、これが「新型コロナ」ではなく、マールブルグ病(1類 致死率最高88%)とかだったら日本人は全滅する。とても「濃厚接触者になるみたいです。今週、休みます」で済まない。考えればわかる。

だから底辺であろうが、頂点であろうが、普通の常識ある人は今日も明日も、踏ん張って日本社会を回している。仕事が終われば楽しみもある。趣味もある。付き合いもある。つまり、忙しいからテレビなんぞ観ていない人らだ。




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