汗かいてるデブに相手に、クーラーの設定温度を聞いて「寒くないの?」と聞く人は、どうぞ、動物園の白クマがいる檻の温度設定を27度にしてあげてください。ペンギンが飛び込むプールの水温を40度にしてあげればいいじゃないですか。ふん。
しかし、まあ、暑くなっても悪いことばかりではない。先ず、クーラーのありがたさが身に染みる。今はまだ若いから気付かないと思うが、誰でも少し年を重ねれば、熱帯夜に冷風を送り続けてくれたクーラー、眠りにつく私を涼やかな冷気で包み抱いてくれたクーラー、そうだ、たまの休みの日にはクーラーに感謝の思いをこめこめ、よいしょ、っと土手沿いをおぶって歩くとか、「おいおい、重いだろう?」「いや、ぜんぜん、だいじょうぶだよ」などという会話を交わしながら、家に戻れば一緒に風呂で汗を流すわけだ。シャワーで埃を洗い流してあげて、そっと優しく背中、というか裏のところを流してあげるのだ。
就職したとき、結婚したとき、子供が出来たとき、それら人生における節目節目を冷やしてくれたクーラーに対する感謝の念は尽きることはない。妻と喧嘩をした夜、倅にチン毛が生えたあの日、倅が彼女と京都見物デートしたその帰り、京阪電車四条駅のホームの隅でのキスがファーストキスだったというあの日(書いてやるなよw)も、しかもすぐ、その彼女に振られてしまうという大笑いの日も、クーラーは何も言わず、私のように指さして笑ったりもせず、だっはっはっはっはww(思い出し笑い)ただ、快適な冷気を送り続けてくれたのだった。ちょっとそこ、頭がクーラー病とか言わない。
それに海に行けるじゃないか。私はこう見えても、だ。釣りはまだ帝さんから学んでないから出来やしないが、潜って魚を突き殺して喰うことは出来る。妻も魚介類は大好きだから、私が懸命に潜って獲った魚や貝を、豪快に浜焼きにしたりして食べさせてあげたいのである。今年の夏はヒマだろうし(おいおい・・)、妻を連れて「獲ったどぉ~~!!」とかしたいのであるが、これがなかなか、どうしたものか。
海水浴場なんかはもちろん火を熾してはならないとかあるし、ちゃんと探せばあるんだろうが、ちょっと帝さんに聞いてみようなどと思っていると、テレビでは芸人がタコとかアワビとか獲ったどぉ~~!!とかしている。実に楽しそうだ。うらまやしい。
他にも水族館の水槽に入ったり、立ち入り禁止地区に入ったり、まあ、いろいろとあるようだ。その際、気になるのが「特別な許可を得ています」というテロップだ。例えば「松茸狩り」の番組なんかで「山の持ち主」なんかと一緒に歩いて獲ったどぉ~!ならテロップなどなくてもわかる。先日もUSJにある「スパイダーマンの裏側」として、アトラクションの構造などを紹介していたが、あれも施設の許可を得ているとわかる。
しかし、だ。日本の普通の国民は、毎年「イモ洗い状態」で潮干狩りしているのに、テレビ番組の芸人が海に入って魚介類を獲ったどぉ~して、めっちゃうまー!とかしているのをみると、単純にうらまやしいのである。しかし、何処に行けばそんな「特別許可」を得られるのかと悩みそうになったが、実のところ少し考えれば悩む必要はない。
デモや集会なども、事前に警察の許可が必要なように、海に入ってアワビ獲ったりするならば、各都道府県に許可を申請すればよいだけだ。海女さんでも漁業組合の規制(漁業調整規制)を守らねばならんわけだから、それを管轄する部署に願い出れば許可してくれたり、却下されたりするのだろう。もちろん、テレビの場合はこれに撮影許可もいるわけだから、都道府県の許可、市の許可、芸人に魚獲らせて番組作るなら地元の漁業組合の許可、後はその他のローカルルールなどがあろう。場合によっては海上保安庁の許可も得ねばならないはずだ。つまり、至極当然のことなのだから単純に「許可を得ています」でもよいし、テレビで放送しているんだから「許可を得ているのは当然」ということで不必要なことかもしれん。
しかし、とくに最近の日本では「番組を真似る阿呆」がいることも想定内だから「テロップなし」で放送して、阿呆に真似されて問題になればBPOに叱られるかもしれないから、とりあえず「特別な許可を得ています」なのだろう。
でもやはり、私は底意地が悪いから、それでも鼻につくことは否めない。なにが「特別」なのかと言いたくなる。特別というか「特権」だとでも思っているんじゃないかと邪推する。阿呆らしい番組内容には触れないが、如何にも自分たちは常に「特別な許可を得ている存在」だと思い込んでいるのではないかと思うのである。
また、マスメディアだけでなく、ここに「特別の許可を得ています?」の象徴みたいな人がいるという「思い」をお伝えしたいのであります。
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2010-05-23_6699/
<県内反発 不信も増幅 鳩山首相きょう再来県>
日米の合意があり地元民も受け入れを決めていた「現行案」を、8ヶ月間でぐちゃぐちゃにしてから、どうしようもなくなって「現行案」に戻すという意味不明の友愛政権であるが、選挙のためだけに不勉強なことを棚に上げて「最低でも県外」と無責任極まりないことを公言した友愛総理に対し、そこに反米イデオロギー丸出しの勢力が乗っかり、マスコミを使って政権交代政権交代だとしてくれたお陰で、晴れて政権交代は実現することになったのだが、この天下の無責任男、鳩山由紀夫が「やっぱ無理でした(泣)」と両手を挙げたら、今更、そんなこと許さないぞと反基地イデオロギー丸出しの勢力から叩かれているという阿呆の構図が繰り広げられている。実にみっともない。
嬉しそうに「最低でも県外!!」と口約束した馬鹿も、今慌てて「基地移設反対!」としている「ど左翼」も、つまるところ、どちらも沖縄県民などどうでもいい。国防の概念が欠落したまま政治家を続けて、ついには総理になった友愛はもちろん、単純で短絡な「基地は出ていけ」も沖縄県民どころか、日本国民のことなどもどうでも良くて、ただ、選挙前における「民主党の手前勝手な都合」と、もはやどうしようもないほどのアレと化した「ど左翼どもの反戦イデオロギー」の利害が重なっただけに過ぎない。互いに「これは使える」と判断し、互いに「沖縄県民の気持ち」とやらを都合よく悪用していただけの話だ。
また「それに振り回された沖縄県民が気の毒」とも思えない。衆議院選挙における公約(口約?)で、鳩山であろうがヤンバルクイナであろうが「最低でも県外」と言えば「んじゃ、どうするの?」を問わなかった責任は軽くない。全体主義のキツイ沖縄であれ、投票所に監視カメラがなければ「何処の誰に入れるか」は個人の責任だ。「ちゃんと民主党に入れた?」と問われても「はい!もちろん!」と誤魔化しながらでも、自分の頭で考えて投票すべきであり、また、自分の頭で考えて、それでも民主党に投票したのならば、いま、友愛民主党が叩かれているのは自分が叩かれているも同じだと思わねばならない。「選ばれた責任」があるなら「選んだ責任」も問われねばならない。そうでなければ同じことが起こるからだ。
また、この沖縄タイムスの記事には、鳩山由紀夫が本物のアレだという証拠もある。アレな人は何も考えずに、いつでもどこでもきゃっきゃと直球を投げるから、友愛民主党の妄言を利用していた沖縄左翼は、ある意味「ピュア」と言ってよい鳩山由紀夫のアレぶりに苛立ちを隠せない。
<首相、県民歓迎と認識か
鳩山由紀夫首相は4日の初来県後、周囲に「自分はそんなに反対されたとは思わない」との感触を漏らしている。周辺によると「首相はむしろ歓迎されたと思っている」という。
4日は県庁前広場をはじめ、首相が立ち寄る各地で抗議行動が起きていた。しかし首相は「どこでも、同じ人が集まっている印象がある」と感じ、「車で走っているときは(沿道で)みんな手を振ってくれている。ほかの県を訪ねたときと比べてそれほど嫌われているとは思えない」と話しているという。
このエピソードを聞いた与党議員は「宇宙人にもほどがある。本当に石を投げないと分からないのか」と吐き捨てるように話した>
馬鹿同士の冷や水の掛け合いである。沖縄左翼が苦労して集めた移設反対軍団をして「同じ人じゃん♪」と言ってしまえる鳩山由紀夫のアレぶりは半端ない。笑うのは、誰だか知らんが与党議員の「本当に石を投げないとわからないのか?」である。何をいまさら、その通り、わからないのである。残念。
ンで、それはなぜか?
それは鳩山由紀夫が「特別の許可を得ている」と思っているからである。衆議院選挙で大勝した民主党は得票数の多さにおける重さを「国民からの特別許可」だと都合よく解釈した。脱税しても「特別な許可を得ている」ことから捕まることもなく、不動産幹事長の秘書が3人逮捕されても、検察審査会が「起訴相当」だとしても、強制起訴されるまでは「特別な許可を得ている」とでも考えているのだろう。
しかし、ある意味、政治家は本当に「特別な許可を得ている」ともいえる。
それは「税金をもらって国のために働ける」という公務員全般における特別許可のことだ。それも国会議員ともなれば、そこは最大級の特別許可であると言って大過ない。凄まじいまでのパワーを得ることになろう。だからこそ、その個人の能力だけではなく、民選に委ねられるわけだ。無論、誰でも国民のために働けるし、真面目に働いて暮らすことこそが国のためともなるわけだが、政治家というのは「働く」というか「生きる」こと自体がそのまま、ダイレクトに国のためとなるという特徴がある。目に見えぬ地味な仕事から、テレビで毎日流れるような目立つ仕事まではもちろん、健康に留意して健全に過ごすことすら国益となる存在である。
また、国会議員とはあくまでも責任者ではなく、代表者であり、代弁者なのである。だから、変なのにパワーを与えた国民も、一蓮托生、犠牲になる。逆に優れた人材を送り出せれば、それを選んだ国民も恩恵を受けることになる。そして悪夢のような話だが、今回、民主党を中心とする連立政権に与えた「特別許可」は、自ら放棄する以外、4年間は許認可が与えられている状態となってしまう。相当な犠牲はもう、既に出ている。
無人島に送られて不便な生活を売る芸人ですら、この特別な許可とは魚を獲って喰ってもよいだけだと知っている。勝手に生態系に影響を与えるようなことまでしてはならないし、その地域などに迷惑をかけてはならないと知っている。中には「オレ様はテレビ屋だぞ」と威張る連中も少なくないが、視聴者に見えるところでは慎ましいことを言う。政治家も同じく、選挙の前や支援者の前では慎ましく振舞うが、その本来の役割における道義的責任には胡坐をかく。「特別な許可を得る」までは卑屈なほど頭を下げるも、許可を得た途端、その本性はむき出しとなり、無様を晒しながらでも開き直る者がいる。
マスコミと国会議員は国における双子である。この双子は仲が悪く、互いを監視し合うことで成り立つ関係である。しかし、双方共に「国民のため」に存在するから、その国民に害が及ぶ時は一致して尽力することになっている。日本は65年間の戦争に負けたとき、この両方に加えて「教育」もやられたから、この双子を監視すべき国民も興味を失っている。いい大人が「誰を選んでも同じ」だと言って恥じぬほど、その意味自体が分からなくなった。その双子は喧嘩するフリもするが、基本的には同じ方向を向いて、国民に対してだけ、ちょっと!ちょっとちょっと!とツッコミを入れていればよいことになった。
ところで――――
私の自宅から車で30分も走れば着く清水寺には「森清範さん」という貫主がおられる。年末恒例の「今年の漢字」を揮毫される人だと言ったほうがピンとくるだろうが、毎年、その一年を顧みて表す漢字一文字と同じくらいピンとくる逸話がある。
「法然上人は仏の名を口に出して一心に唱える。心中で唱えるだけでなく口に出して唱えることにより、唱えた声が耳より入る。耳から入れば体に心に貯まる。そして体から出る。それを繰り返すと“貪・瞋・癡”という煩悩の三毒で汚れた心が清められていく。これが法然上人の念仏である」
「貪(どん)」とは金や権力、女性や物を欲しがる煩悩のことである。「瞋(しん)」とは怒りの煩悩のこと。怒る心の煩悩だ。ンで、最後の「癡(ぎ)」とは道理がわからないことを意味する。しかも、なんと、この「癡」とは「癡(おろか)」と読む。あまりのピンときた具合に、私は思わず出家しそうになった。「出家バー」である。
もちろん、この逸話は「思うだけでなく声に出すことで理解を深めることが出来るよ」ということも教えてくれるが、ならば要するに「逆のこと」をすればよいとも導いてくれる。「欲しい!」が煩悩だと悟れば「いらない!」で消し去ることができる。「ンの野郎!殺すぞ!」が煩悩だから「もういいよ、次から気を付けろよ、ま、もう気に済んナ!」で煩悩退治である。ンで、最後の「癡」とは、驚くべきことに「道理のわからない愚か者」が煩悩とされているから、私は出家するのである(しない)。なんとも「癡・愚か」であることは毒であり、煩悩だというのである。なるほど、であろう。まあ、なんとも、びっくりした。
然るに「癡・愚か」を認めてしまうほどの「癡・愚か」とはもう、悪でしかない。煩悩に操られている傀儡そのものである。人類にとっての害悪なのである。なぜだかしっくりくるのである。目つきが怖いのも納得した(笑。
また、ではこの「癡」の逆のこととは何かと問えば、それは「人の話をよく聞いて理解を深めること」だとある。勉強するとか覚えるとかではなく、深く深く考えることこそが、この最後の煩悩を退治する方途であると教えてくれる。ところが、日本の総理大臣の席に居座る「悪い友愛」は、この期に及んでも「沖縄の皆様にご理解を願いたい」とか「国民の皆様に理解していただけていない」などと抜かす。理解すべきは己であり、理解していただく努力を要するのも己であるのに、である。こんなもん、煩悩の塊ではないか(笑)。
「煩悩の三毒」からすれば、今の日本は物欲、権力欲の煩悩である「貪」と、自民憎しの怒りに燃える「瞋」の煩悩の塊が「癡」を傀儡として牛耳る図式が浮かぶ。こう書いて背中が冷たく感じるのはクーラーの所為だけではあるまい。
しかし、この程度の連中、恐れることなどない。もう、これらの「煩悩の三毒」を退治する方途はわかったはずだ。すなわち、子供手当などのバラマキなどいらぬと悟り、昨年の夏の間違いを許して「次から気をつけよう」と怒らず、洪水のように溢れ流れる情報を鵜呑みせず、ちゃんと「自分の頭で考える」ことにより民主党政権、いや、失敬、煩悩の三毒など簡単に消え失せる。
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