忘憂之物

2009.2.7[2]

今日、2月7日は北方領土の日だ。また22日は竹島の日であるが、石垣市では「尖閣諸島の日」も提案している。このままいけば、長崎も「対馬の日」を採用し、さらには「北海道の日」や「沖縄の日」や「九州の日」など「領土問題を忘れないようにする記念日」ばかりが増えて、最終的には支那に全部禁止されるというオチはないか。▼また、言うまでもなく、この国は領土だけの話ではない。自国民が拉致されているのに何十年も「話し合い」を求めて、「金を払うから」とへりくだって、その拉致犯から「もっと出せ。謝りながらもらってくださいと言え」と恫喝される始末である。「楯」はあっても「剣」がないということはそういうことだと、あと何年経ち、どれほど領土を奪われ、何人の日本人連れ去られ、何人殺されたらわかるのか。そのときに「日本国」はあるのか。▼国会では金の話ばかり。マスコミはどーでもいいことばかり。今日、「今日は何の日か?」と十数人に尋ねたが、やはり正解はゼロ。ならば説明をと答えを言うも「知らない」が全員だった。そもそも興味がないのだ。「竹島」にも「尖閣諸島」にも相変わらずの反応だ。▼しかし、ここで心が折れては仕方がない。知らないならば知ってもらうだけだし、本人ばかりの所為でもない。私も学生のころは知らなかったし、ほどよく左翼っぽい阿呆だった。他人を責める資格など誰にもあるまい。ただ、そこに危機がごろんとあるだけだ。▼その危機を周知させるためなのか「テポドン落とされなければ日本人の平和ボケは冷めない」という極論も聞こえるが、気持ちはわかるとはいえ「そんなことだから」普通の人々には届かない。▼リスキーシフトからのブレークスルーは「より分かりやすい事例」と「誠意ある説明」が必須である。煽るだけなら反日左派と同じレベル。先ず、健全なモチベーションを高める必要がある。今なら丁度いいのがある。「シー・シェパード」とかいう環境ヤクザの海賊だ。何故に日本の捕鯨船が襲われているのに、日本は抗議しかできないのかを話し合う。これと同様(結果はさらに最悪となる)のことがソマリアでも起こるとどうなるか話そう。そうそう、もちろん、クジラを喰いながらだ。
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