忘憂之物

男はいかに丸くとも、角を持たねばならぬ
             渋沢栄一

真っ赤な生簀の中の雑魚

2011年07月05日 | 過去記事

昨日の昼には強気だったが、間抜けにもこれがオフレコにならず、テレビも新聞も総攻撃を開始すると、あっさりと「九州」と「B型」の所為にして陳謝した。<B型は短絡的>とのことだが、人権擁護法案に賛成の立場である前復興大臣には人権擁護の観点から、B型である私に謝罪と賠償金の代わりとしてサッカーボールを求めたい。そういうことを、ちゃんとやれ。いいか。ちゃんとやれ。ばかちんが。

ま、ともかく、昨日の昼にはこうだった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110704-00000534-san-pol
<松本氏、宮城県知事らへの発言に「問題ない」

<松本龍震災復興担当相は4日昼、東日本大震災の被災地復興をめぐって、宮城県の村井嘉浩知事らに「知恵を出さないやつは助けない」などと発言したことについて「発言は問題ない。首相に説明するつもりもない」と述べた。首相官邸で記者団の質問に答えた。

松本氏は首相主催の官邸での震災慰労昼食会に出席していた

松本龍震災復興担当相は4日昼、東日本大震災の被災地復興をめぐって、宮城県の村井嘉浩知事らに「知恵を出さないやつは助けない」などと発言し、野党が反発していることについて「発言は問題ない。(自発的に)首相に説明するつもりもない」と述べた。首相官邸での記者団の質問に答えた。

松本氏は村井知事との3日の会談で、「お客さんが来るときは自分が入ってから呼べ」との発言に関しては「呼ばれて入ったら(村井氏が)3、4分出てこなかった。だから怒った。九州の人間は、お客さん来るとき、本人はいるものです」と述べ、改めて自らの正当性を強調。そのうえで、「(会談では)行儀の悪さというか、長幼の序ということをわきまえた方がいい、という話をした」とも語った。

村井知事が4日の記者会見で、こうした松本氏の一連の発言に強い不快感を示したことには「本当に? すごい知事やなぁ」ととぼけてみせた>





私が引っ掛かったのはコレだ。


<震災慰労昼食会>とはなんぞ?



菅直人よ、震災の「慰労」をするということは、これは「一定の目途」ではないのか。もしくは「一定の目途」もないまま、震災の「慰労」として「昼食会」などを開いておったのか。オノレの任命したチンピラ復興相は死者9200名、行方不明者4617名、全壊家屋66245棟、避難者数15405名の宮城県で「ちゃんとやれ。じゃなきゃ助けてやらん」と言っただけである。なにが「長幼の序」なのか。何を勝手な上下関係を持ち出して威張るのか。いったい年はいくつなのか。



また、昨日の昼には「問題ない。首相にも説明なんかしない」と威張っていたドラゴンは今日、早くも辞表を出した。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110705-00000241-yom-pol
<松本復興相が辞任…「荒かったのは不適切」>

<松本復興相は5日朝、菅首相に首相官邸で会い、復興相と防災相を辞任する考えを伝えた。首相は慰留したが、最終的に了承した。

松本氏は、東日本大震災の被災地の視察で3日、岩手、宮城両県知事に会った際、「知恵を出さないやつは助けない」などと述べ、宮城県知事が不快感を表明するなど、被災地で反発が広がっていた。野党は国会で、菅首相の任命責任を含めて追及する方針だ。政府の復興の取り組みへの影響も予想され、首相に対する退陣圧力がさらに高まるのは必至だ。

松本氏は首相との会談後、内閣府で記者会見し、「被災者とは人一倍寄り添っているつもりだったが、言葉が足りなかったりして、被災者の心を痛めたことを本当におわび申しあげたい。言葉が足りなかったり、荒かったりしたのは不適切だった」と述べ、一連の発言を改めて謝罪した。

辞任の理由を問われると、「個人的な理由なので話せない」と述べた。

復興については「岩手でキックオフして、3日でノーサイドになった。相変わらず嫌いな与野党だが、心を合わせて復興に取り組みたい」と述べた。

松本氏は、東日本大震災の復興に取り組む復興相に、防災相と兼務する形で6月27日に就任した。政府の「復興対策本部」(本部長・菅首相)の副本部長に就任した。

首相は同日午前の閣僚懇談会で、「(松本氏の)意志が固いので、(辞表を)受理した」と報告した>






<岩手でキックオフして、3日でノーサイドになった>




違う。貴様が勝手にオウンゴールで負けただけだ。それに「ノーサイド」はラグビーだ。サッカーは「タイムアップ」だろうが。この馬鹿ちんが。そういうこと、ちゃんとやれ。

しかしまあ、震災から4ヶ月過ぎてようやく担当大臣がなったと思ったら、コレが10日足らずでドラゴンスクリューとは藤波辰巳もびっくりだ。菅直人は慰留したらしいが、これも明日の国会では追及されるだろう。もはや、この政権は「死に体」ではなく「死体」なのだ。その証拠に反日売国の腐臭が酷い。

菅直人も東日本大震災の復興支援イベントのために来日した「レディー・ガガ」にバラを贈ってニヤついている場合ではない。「緑のバラ」だったらしいが、さすが、それは「支那原産」だ。グリーンだが支那では「青花」という。そういうところには気が回るらしい。

メディアはドラゴンから「書いたとこは終わり」と言われながらも、これはさすがに被災地の人は怒るだろう、として朝からバンバンやった。B型で九州人のドラゴンも、こりゃどうにもならんな、察して辞めた。だから実質、この件で野党が追及するのは「菅直人の任命責任」だけとなる。しかし、私はこの件はスルーでいいと思う。もっと徹底的に吊るさねばならないことがあるからだ。メディアも龍だか蛇か知らんが、60にもなって公的な言葉遣いもわからぬボンボンを辞めさせた、と威張ってないで、次の件を国民の前に晒してほしいモノだ。ま、期待はしていないが。




今月の1日、菅直人首相の資金管理団体「草志会」が、北朝鮮による日本人拉致事件容疑者の親族が所属する政治団体「市民の党」から派生した政治団体に、計6250万円の政治献金をしていた、と報じられた。産経新聞だ。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110702/crm11070208000002-n1.htm

返す刀で翌日の2日、今度は鳩山由紀夫前首相の資金管理団体「友愛政経懇話会」も平成19年に1千万円の献金をしていた、とわかった。日本国の現総理、前総理が仲良く、日本人拉致容疑者の親族が所属する団体に多額献金していたわけだ。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110703/crm11070301310003-n1.htm

そして昨日5日、その「市民の党」の政治団体「政権交代をめざす市民の会」から民主党国会議員3人の関係政治団体に計1690万円を献金していたとわかった。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110705/crm11070506540002-n1.htm




ずぶずぶである。いや、今更、驚いているわけではない。民主党の支援団体を思い出せば、この政党がマトモな集団でないことくらいわかる。連合赤軍やら拉致実行犯やらが蠢く組織団体に多額の政治献金を行い、また、その下部組織からは民主党の議員に金が渡される。この連中に年間で十数億円の官房機密費、あるいは外務省の報償費は30億円ほどだったと思うが、これらの血税が日本の国益のために使われている、とは到底思えぬのである。

コレを見てから、例えば、最近報じられた「全国の小中学校37256校に配られた“めぐみ”のDVDを上映したのは3.7%」を知ると、それは当然だろうと言いたくなる。民主党の大口支援組織は日教組ではないか。ひったくり常習者に防犯カバーを配らせるようなモノだ。


また、菅直人の「草志会」であるが、許されている年間最高献金額のMAX、5千万円を献金したのは平成19年とある。そのとき日本は安倍政権で外務大臣は麻生太郎だった。この年、当時の安倍総理はフィリピンのセブ島で日中韓首脳会議に出席、北朝鮮に対する「核兵器放棄」を求める共同声明を出した。その翌日に行われたのが「第2回東アジアサミット」であったが、安倍さんはそこで拉致問題を大いに取り上げ「拉致問題解決を求める議長声明」をフィリピンのアロヨ大統領に出させた。また、その同じ年、当時の麻生外務大臣はアメリカ国務省でライス国務長官と「北朝鮮に対する追加制裁」を行うと発表したりした。つまり、仕事をしていた。


だから、菅直人は「政権交代をめざす市民の会」に5千万円も出した。なんとかしないと、日本人拉致被害者が取り返されてしまう。核兵器も放棄させられる。それはなんとも北朝鮮が困ることになる、として満額の5千万円を出した。もちろん、鳩山由紀夫の「友愛政経懇話会」も負けていはいない。北の将軍様に忠誠心を疑われたら困るとのことで、同じ平成19年、2007年に少し遠慮して1千万円だけ出した。


しかし、思い出せば、だ。平成19年7月には参院選があった(第21回参院議員通常選挙)。民主党が大躍進して参議院第一党となった。いわゆる「ねじれ国会」だ。そして9月には安倍さんが辞任表明する。理由を「テロ特措法の延長が困難になった」としたが、今では健康問題もあった、とわかっている。また、この年の1月には防衛庁が省に昇格した。5月には日本国憲法改正の手続き法「国民投票法」も成立した。慌てるわけだ。急いで「政権交代をめざす会」でもなんでも使わねばならないわけだ。

麻生外務大臣(当時)は北朝鮮に対して「拉致被害者問題が解決しない限り1円も払うつもりはない」とか言うし、安倍首相(当時)は、アメリカ下院にて提出された、いわゆる「従軍慰安婦問題」についても「強制性があったことを証明する証言や、それを裏付ける証拠はなかった」と明言していた。アメリカ下院が日本に謝罪せよ、という決議案を出しても、麻生さんは「客観的な事実に基づいておらず甚だ遺憾」と突っぱねた。どころか、あの「河野談話」を再検討せよ、と「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」などが動き出した。菅直人や鳩山由紀夫、民主党の連中は、このままでは不味いセヨ、となった。

それに、その年はたくさんの朝鮮人が憂い目に遭った。

平成19年1月、大阪府警と警視庁は、日本人を刺して大怪我させ、金を奪って荒稼ぎしてから、せっかく釜山に逃げ帰っていた「武装スリ団のリーダー」を「日韓犯罪人引渡条約」を基に引っ張り出し、日本に引き渡す途中の機内で逮捕してしまった。神奈川県警の外事課は、朝鮮総連の「在日本朝鮮人科学技術協会」の幹部の男を労働者派遣法違反で逮捕した。無許可で人材派遣業を営んでいただけニダ、という男を絞ったら、この派遣会社は「ミサイルの技術者」を北朝鮮に派遣していただけのお仕事だとわかった。

海上保安庁も長崎と大阪の海運業者を捜索した。北朝鮮の海砂運搬事業に参入するために自社所有の砂利運搬船の船籍を外国籍に偽装していたからだった。北朝鮮の支援団体「レインボーブリッジ」のNGOの代表も警視庁に捕まった。この北の支援組織は「厚生労働科学研究費補助金」を騙し取っていた。福岡では集団密入国しようとしていた朝鮮人11名と手引き役の日本人も逮捕された。朝鮮人は「密入国する権利」を取り上げられた。

兵庫県警は1974年の誘拐事件を北朝鮮による拉致だと断定、容疑者の女と朝鮮総連の関連団体に対し「国外移送目的略取」として逮捕状を取り家宅捜索、ICPOを通じて国際手配とした。東京千代田区にある朝鮮総連の中央本部が都内の投資顧問会社に売却されていたことも発覚した。この代表は元公安調査庁の幹部だった。東京地検はこの幹部と他2名を詐欺容疑で逮捕した。平成19年、日本は結構、本気の仕事をし始めた。

この年、日本国内においても、陸上自衛隊の「中央即応集団」が創設された。各種緊急事態への敏速な対応を可能とする集団のことだ。海上自衛隊には「あたご」がきた。民主党やら社民党が「いらない」という5隻目のイージス艦だ。房総半島沖の太平洋上では海上自衛隊と米海軍、そしてインド海軍による初の3カ国合同訓練が行われた。航空自衛隊の入間基地にはミサイル防衛システムの一環として「地対空誘導弾ペトリオットPAC-3」が初めて配備された。安倍さんはオーストラリアとの安全保障となる「安全保障協力に関する日豪共同宣言」も成した。日本は米国以外の国と初めて安全保障で協力することになった。これは支那朝鮮も迷惑だろう。

安倍内閣は日本版の「国家安全保障会議(NSC)」創設への準備室を内閣官房に設置した。国連も北朝鮮に対する「20の支援事業」を全面停止させた。国際世論は動いていた。菅直人が5千万円用意するはずだ。売国メディアも安倍政権を潰さねばならないはずだ。

そして、だ。

日本の有権者は安倍政権を見殺しにし、麻生政権を面白がって叩き、いま、民主党政権に好きなようにされている。信じられぬ無能者が権力を握り、考えられぬ無策が放擲され、頭を抱える素人が国会で跋扈し、常識外れの卑怯者が首相官邸でビールを飲んでいる。

そしていま、菅直人が朝鮮人から献金を受けていたと驚くのか。憤るのか。わかっていたことではないか。当然至極、国を売る連中は国を切り売りし続けるのだ。国旗を切り裂く政党に政権を盗らせるというのはこういうことだ。鳩山由紀夫は言ったではないか。「日本列島は日本人だけのものではない」と明言し、ドラゴンのように陳謝することもなく、最後は「国民が聞く耳を持たなくなった」として放り出した。菅直人はどうだ。「国歌はもう少し賑やかなほうがいい」と誤魔化すが、この極左運動家の正体を今更に気付いてどうするのか。支那共産党の野戦隊長も「外国人参政権は韓国をメインとした政策だ」と仰け反るようなことを平然と言う。それでも保守を標榜するコメンテーターは、頭を疑われながらも擁護しているのである。こういう連中の塊が民主党なのであり、それはとっくに知れたことだった。

「政権交代をめざす市民の会」から金をもらっていた民主党議員の中に「鷲尾英一郎」の名があった。彼は映画「南京の真実」の賛同者に名を連ねている。外国人参政権にも反対のスタンスだ。いわゆる「民主党内保守派」とかいうやつだが、なにをやっておるのか。脇が甘いとか年が若い、で済むと思っておるのか。辞めて出直すべきだ。ふざけるな。

つまり、民主党などというところにおるから、そうなる。「自分だけは大丈夫」だとみんな思う。「本当に大事な譲れぬこと」とはある。それを民主主義よろしく「意見の相違」とか「政策の違い」などとして、基本的には同じ人間、同じ志を持つ人間、その手段が違うだけ、などとクソ甘いことを抜かしているから足元をすくわれる。

自民党の浜田某という1年生のオッサンが菅直人に一本釣りされたと批判されている。しかし、これを民主党議員は笑えない。党内の人材不足が露呈された、とか笑われているうちはまだいい。菅直人の「挑発的人事」とかで納得するのも勝手にしろ。しかし、自分らは既に「みんしゅとう」と書かれたアイスボックスに入れられていると気付け。貴様らは吊られたわけでもない。網にかかっただけの雑魚だ。せめて、せめて活きが良いうちに飛び出すことだ。



3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (翡翠)
2011-07-07 18:21:23
いつもながら素晴らしい分析ですね。
ツイートさせて頂きました。
返信する
Unknown (親爺)
2011-07-08 13:45:29
『恥ずべき二つの沈黙』

 松本龍氏の自爆については、本人の辞任で一応の幕が引かれた形ですが、片付いていないというか、私たちが看過してはならないことがあります。

 既に二、三のブログでも取り上げていますが、一つは管総理の恥ずべき沈黙です。任命責任を認めるのは当然として、それ以外は何一言も喋らない、つまり今回の騒動について”完黙”を貫いて平然としている点です。これは一国の宰相として恥ずべき行為です。
 もう一つは、知事との会談時に居合わせたマスコミの沈黙です。そもそもオフレコなんてものは事前に宣言して、その場にいる全員が同意しない限り成立しないものです。
 全てが終わってから『今の最後の言葉はオフレコです。いいですか皆さん、書いたらもうその社は終わりだから。』はオフレコじゃなくて、単なる恫喝、脅迫です。
 ところが当日中にこのVTRを流したのはTBC(東北放送)のローカルニュースのみ、これを録画した人がYou-Tubeにアップしたところあっという間に100万ビューを超えました。然し、この時点で他のマスコミはすべて沈黙です。
 その後TBSがようやく全国ネットで放送、4日になってから朝・毎・読・日経・産は一応記事にしたものの、松本発言の核心部は書かないままでした。ところが、釈明会見が終わった途端、まるで鬼の首でも取ったように全紙、全局そろっての松本叩きです。これが日本のマスコミの実態、もちろん産経とて例外じゃない、ということを私たちはしっかりと記憶すべきでしょう。
返信する
Unknown (久代千代太郎)
2011-07-10 07:22:37
>翡翠さん

いらっしゃいませ。ツイートありがとうございます、打倒、民主党。



>親爺どの


TBCがスル―していれば、いったい、どうなっていたか、ですね。メディアの矜持に期待することはもうないですが、やはり、改めておそろしいモノだと思いました。

返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。