忘憂之物

薔薇石鹸の香り 

■2009/10/07 (水) 薔薇石鹸の香り 1

あまり体に良くないことは承知だが、私の楽しみの一つといえば「風呂で一杯飲る」ことである。といっても、この場合は日本酒ではなく「ウィスキー」をオンザロックで飲る。以前、娘が爬虫類に攫われるまでは、妻と娘が一緒に風呂に入ってきて、「はい、おとうさん、おつかれさまぁ♪」とやってくれたのだが、最近は寂しく「ひとり風呂」である。

ただし、注意すべきこともある。「飲み過ぎない」ことは当たり前だが、もうひとつは「ゆっくり飲る」ということだ。今日一日あったことを思い浮かべ、ムカつくこと、腹が立ったこと、キレそうになったあのこと、殴りたくなった人、殺したかった奴、膝を入れてから蹲ったところを抱えあげ、そのままビルの4階の窓からサイドスープレックスで投げ捨てしまいたくなったあの餓鬼、膝関節を蹴り潰し、距離を測って顔面にハイキックを入れてダウンさせ、そのまま馬乗りになってギロチンチョークで地獄めぐりさせたかったあの偉そうな馬鹿・・・などを一日の汚れと共に「洗い流す」のである。

湯船に浸かりながらシャワーを上に向ける。すると、ミストルームのような飛沫が浴室を包むのだ。いや、ミスト(霧)というよりレイン(雨)のような「雫」(しずく)が顔を濡らすのである。目を閉じ、浅い溜息を吐いたら、そこにウィスキーを流し込む。

「2」へ

■2009/10/07 (水) 薔薇石鹸の香り 2

浴室だから「氷の音」も少し違う。この心地よくも頼りない響きを楽しんでいると、だ。

「どぅんどぅんでぃどぅどぅん♪(サントリーCMソング)」

妻がサントリーウィスキーのCMソングを絶妙に間違えながら邪魔をしにくる。

「おとしゃん!!石鹸!!間違わんといてなぁ!!(怒)」

そう。石鹸である。少し前も、わけもわからず風呂場にあったシャンプーを使っただけで妻に叱られたのだ。「犬用」かと思ったら、そうではないと言う。ずばり「妻用」である。値段もそこそこする「良いシャンプー」らしい。んで、今度は石鹸まで「妻用」だと言う。

「緑色」の石鹸だった。私は「なんだろう?」と思ったが、気にせずにそれで顔を洗っていたのだ。それが妻にバレて叱られる羽目になったわけだ。聞けば、なにやら「お茶の石鹸」だという。私は石鹸が白色であろうが緑色であろうが赤色であろうが知らない。お茶だろうが、マヨネーズだろうが、コーラだろうが、そこにあったから使っただけだ。それを問答無用で「使わんといて!!(泣)」とは納得がいかない。それに、私だって「お肌」を諦めたわけではない。あきらめないで!なのである。

なんとこの石鹸、1980円である(初回、お試し価格は1580円♪)。なんとも阿呆臭い。石鹸である。100円も出せばあるんじゃないのか?まさか、生活保護で回転寿司喰ってるデブも使ってるんじゃあるまいな。母子加算でバツイチの色ボケが使ってるわけじゃあるまいな。「母子加算が無くなったから、牛乳石鹸ヨイ石鹸♪なんですぅ(泣)」とかな。

しかし、聞けばもっと高いのもあるそうな。家族で焼肉喰える金額の石鹸とは、どんな泡が立つのか。興奮するのか。ワクワクするのだろうか。「このお肌、いくつに見えます?」なのだろうか。ならば、私がCMに出て「この体、何キロに見えます?」とやって、実のところ45キロなんです、とやればどうなるのか。意味はあるのか。あ、逆か。

「3」か

■2009/10/07 (水) 薔薇石鹸の香り 3

ま、でも、本人が喜んでいるんだからイイとしよう。ドモホルンリンクルも高いしな。また、旦那としても、妻がいつまでも若く美しくありたいと思ってくれるのは結構なことだ。これも、私が毎日、可愛いとかベッピンさんとか言って褒めているからだろう。仕事のデキル男は表でベンチャラ言わずに家で妻を褒めるとよろし。うむうむ。

ンで、これからも妻には若く健康で元気でいてもらうために「アイ・エム・ビー株式会社」の健康食品でも贈るとしよう。緑色の石鹸と合わせてプレゼントである。この私の好きだったブログも再開されたし、お祝いもかねて買ってみよう。そうしましょう。

http://ameblo.jp/reisai/
<零細企業の闘魂日記>
http://www.mush-imb.co.jp/
<アイ・エム・ビー株式会社>

そういえば以前、この「アイ・エム・ビー株式会社」で「しいたけ栽培セット」を購入したことがある。虹の会のメンバーも購入したと言っていた。虹の会長には是非とも、寝る前に「しいたけ菌」を頭に塗り、霧吹きで水をかけてから寝て欲しかったものである。もう「くまだまさし」も裸足で逃げ出す「面白グッズ(健康にもグッド)」であろうと言う今日この頃、アイ・エム・ビー株式会社に会員登録完了。次は「薔薇石鹸」を買います。

さて――――

「お肌をあきらめない」のはともかく「日本をあきらめない」と言っていた政党が政権を取ってしばらく経つが、もう、ずいぶんと「あきらめている」ではないか。マスコミの「ご祝儀報道」も追い付かず、最近では朝日新聞までもが叩き始めた。あれだけ持ちあげといて、今更、なんだそりゃ?というのはいつものことであるが、優先順位もなんだそりゃ?緊急課題も置いといて、亡国のための工作だけはしっかりとがっちりと推し進められている。やはり、事前に「日本の何を」あきらめないのか聞いておくべきだったろう。

「4」へ

■2009/10/07 (水) 薔薇石鹸の香り 4

http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/091005/stt0910050130006-n1.htm
<「心のノート」廃止も 民主反対で 背後に日教組の意向>

周囲の人に「民主党の支援団体は日教組」だと言っても「だからなに?」という現実もよくわかっているのだが、徐々にぶっ壊れた教育が行われ始めようとしている。子を持つ親は無関係ではないのだが「危険な教育」とは、例えばあの「行き過ぎ性教育」のようなことばかりではないのである。もはや、やりたい放題の民主党、誰がどうやって止めるのか。

ちなみに、民主党が反対している理由はこうだ。

<一方、民主党は今年4月、文科省予算を検証した際に「全国配布は乱暴だ」などと問題視。7月に無駄撲滅のための政府全体の予算事業検証の中で、「廃止」と分類した>

日本人の子供に道徳教育を行うことは「乱暴」で「無駄」なんだそうだ。それに、中学生用の「心のノート」にある「日本人としての自覚」など、もう、吐き気がするほど耐え難い不快感なのであろう。中学生に「日本人としての自覚などさせてたまるか」という“気迫”が感じられる。これに「教員免許更新制度の廃止」や「全国学力テストの廃止」など、日教組の存在意義を揺るがすような、つまり、マトモな日本人が育ってしまうような状況だけは、なんとしてでも阻止せねばならないという“使命感”すら伝わってくる。

ところで、この「心のノート」。中に「見送られた20球 松井秀喜」という話があるそうな。現在は大リーグで活躍する松井選手が甲子園を沸かせた時代の話で、相手校が4番でキャプテンの松井に対し、あからさまな敬遠を続けたシーンは覚えている。その際、若き松井キャプテンは相手投手を睨みつけ、あまつさえバットを放り投げてしまう。その松井キャプテンを叱責した監督(?)の話だそうだ。つまり、「野球のルールに則った“敬遠”という作戦に対し、相手を見下げるような言動を取ったことへの戒め」である。

「5」へ

■2009/10/07 (水) 薔薇石鹸の香り 5

子供に考えさせるには適した内容だと思う。相手を「卑怯者」と蔑む前に、何が行われているのか、それはどういうことなのかを説き、モラルを逸脱したのはどちらなのかを考えさせ、ルールの大切さとフェアな精神を考えさせるということなのだろう。相手チームが「勝つために」行った「ルールの範囲」での作戦において、個人の主観や価値観、こちらの状況や状態を前面に押し出し、相手を罵倒したり批判したりすることは違うのだと教えるわけだ。これから社会に出て行く子供に対する教材としてはおかしくない。

ましてや、自己都合だけでルールもモラルも悪用し、手前勝手な理屈だけで世の中を渡ろうとする「世の大人」の傲慢をみるに、是非とも教えておかねばならない道徳的な観念であることは自明である。これらの教育を「無駄」だと断じ、廃止と決めつけることが「乱暴」なのであり、そんなところに真っ当な理屈もあるはずもないのだ。

http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/091006/stt0910060007001-n1.htm
<民主国対委員長、自民の「故人献金」追及を牽制 「質問する側もダメージ」>

道徳教育を廃止すれば、こんな大人になる。自分に都合が悪ければ、敬遠でも暴投でも死球でもなんでもありだ。そして、恥ずかしげもなく、相手にだけ言う「正義」など唾棄すべき偽善であると子供たちには教えるべきだ。自分たちが「攻撃側」だったときには許されてきたことを、いざ「守備側」に回った途端、「それは卑怯だ」と叫ぶ道徳観念のなさをみよ。こんな、腐った大人にならないためにも道徳教育は必要なのである。

民主党の売国政治家は道徳教育からやり直した方がいい。手遅れだが。
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