忘憂之物

男はいかに丸くとも、角を持たねばならぬ
             渋沢栄一

私に友達が出来ない理由(泣

2010年10月19日 | 過去記事
3連休の前の日、何人かの「クラスメイト(笑)」と親睦を深めるために飲みに行った。

私の向かい側に座っていた女の子が「明日から東京に行くんです」と話していた。高速バスなら6千円ほどで行けるらしいが、代わりに9時間の拘束は覚悟せねばならないらしい。まさに拘束バスであるってちがうか。結局、朝の8時半に出発して、到着したのは夜の8時を過ぎていたとのこと。12時間近くもバスの中に閉じ込められていたことになる。

新幹線なら倍ほどかかるが、ほぼ確実に2時間半で着く。しかも、まあ、バスよりは断然に安全でもある。この約10時間と安全を7000円ほど、すなわち、1時間700円で買うのだと思えば、私なら迷わず新幹線か飛行機にする、と言ったら「それはお金がある人のことですよ」と言われてしまった。

無職ながらも、連休だからと東京に出掛けてメシを喰い、人ゴミの中で友人らと買い物をして、夜は新宿の居酒屋で盛り上がり、首都にあるホテルで1泊して、また次の日には税金で職業訓練校に通ってくるほうが「お金も余裕もある人」だと思うが、ま、私がオジサンなんだろう(笑)。他にも大荷物を持って「旅行先からそのまま来ました!」というような人もいたが、私の連休など、出掛けたといえば犬の散歩とレンタルビデオ屋と保健所くらいなもんだ。レントゲンを撮りに行った。あ、あと妻の送り迎えはしたけどね。

ま、ともかく――――聞いてみた。

「デモやってた?」

「え?デモってなんですか?」

「う~ん・・・人がたくさん歩いているとか・・・」

「ああ、人はたくさんいましたよ!京都とは違いますね!」

「う~ん・・・港区だからなぁ・・・う~ん・・・・」

近くの席のオサーンが口をはさむ。「中国のデモやろ?」

「そうそう!」

「やってたで?テレビでも。NHKも」

「おおぉ!」

っと思ったが、出てくる話は支那で行われた「反日デモ」ばかりだった。しかも「東京のデモに対抗して~」というマスコミの誘導にまんまと乗っかっていた。女の子はもう「きのこの山」を食べ始めている。「むつかしい話わからないですぅ~♪」とのことだが、あんたもう30だろ。いま、難しい話をしなかったら、いったい、いつするつもりなんだ?

っと心の中で馬鹿にしながら、ですよねぇ~♪と話を合わせておいた。介護の仕事は肯定から、である。30にもなって学生気分よろしく、納税者の皆様の税金で行われている講義中に「きのこの山」喰いながら、優しいエロエロおじさま達にちやほやされて、きゃっきゃと40歳になるのだとすれば、ある意味、これは認知症より認知症であろう。お大事に。

ンで、このオサーンもNHKで得た情報を基にして、いろいろと教えてくれた。結論からいえば「どちらも悪い」とのことだった。しかし、日本の非とは「日本政府がしっかりと外交をしないからだ」というものではなく、やはり、それは「中国の人が怒るのも仕方ない」という薄ら左翼チックな理由でもあった。「尖閣諸島は日本の領土ですよね?」と聞くのが怖いレベルであるが、まあ、それでも「中国と台湾は、尖閣諸島周辺に海底資源があるとわかってから領有権を主張し始めた」くらいはテレビでやっているから、普通の日本人はやっぱり怒っている。東京のデモも3000人とか5000人とか集まったらしい。この人らは「どちらも悪い」など思っていないし、しっかりとした根拠に基づいて抗議の声をあげている。まったくお疲れ様である。民主党政権は交通費に弁当つけて配れと言いたい。

しかし、である。テレビのニュースだけ見て「日本も悪いけどね~」という無責任な大人はともかく、支那は1970年あたりから「領有権を主張し始めた」もどうかと思う。正確に言うと「声を大きくし始めた」が正しい。もしくは「みんなにバレた」が的を得ている。なぜなら、支那共産党はずっとそうだったからである。支那共産党は「海底資源があるかないか」など関係なく、他国の領土が欲しくて仕方がないのである。

2005年に公開された「中国共産党外交文書」がある。タイトルは「対日平和条約における領土問題に関する主張についての要綱草案」で、日付けは1950年5月15日である。これは当時、朝日新聞ではない普通の新聞は報じている。この中身は「カイロ宣言、ヤルタ協定、ポツダム宣言の厳格な履行」などと偉そうに書かれていたが、そもそも、毛沢東は「琉球は日本が中国から奪った土地」と断定し、これを「返還させる」ことを国是としていることも忘れてはいけない。支那共産党が支那共産党である限り、山も海も空も盗りに来る。支那共産党がこれを止めることは絶対にない。大中華思想とはそういうことだからだ。

もちろん、北方領土のことも書いてある。当時は中ソ同盟というものがあったから、これについても「北方領土はソ連への帰属を断固支持する」と書いてあるが、小平の時代には日本の北方領土奪還に対して「熱烈支持」とするいい加減さ、である。如何にも支那らしいではないか。自国の都合だけで、理屈なんぞ真っ逆さまにして堂々と居直る。民主党に居る支那人の官房長官を見るまでもない。支那はずっとこうであるし、これからも同じである。個人レベルは問題ないが、国と国の付き合いは注意せねばならないというのだ。

また、支那共産党の走狗になることを条件に「対馬と竹島は朝鮮に帰属するべき」ともある。親中傀儡政権での「統一朝鮮」が成った暁には、対馬もオマケでくれてやるということだ。事実、この2005年には「竹島の日」の制定に際して、韓国では反日感情が噴出したが、そのとき出てきたのが「対馬も韓国領土」でもあった。恐ろしい話だ。

ま、それでも、今回の尖閣諸島の件では「日本人の目が覚めた」と評することも少なくない。たしかに、そこらの居酒屋でも「中国は酷い国だ」という悪口も叩かれていることだろう。「中国は怖い国だ」も周知されれば少しはマシになるかもしれない。また、支那では暴徒化したデモも、日本ではやはり粛々と行われたから、これは民度の違いも見せつけた結果となった。しかし、だ。

私はやはり心配だ。なんというか、例えば、こんなことがあった。

嵐山在住の兄ちゃんがいた。後ろの席のおっちゃんと「竹林」とか「トロッコ」の話をしていた。途中から私も参加した。妻を連れてトロッコにも乗ったことがあったからだ。そこで「竹林に落書きする輩がいる」という話題に流れる。そこには「ハングル文字」もあったから、私は「あった」と言った。後ろの席のおっちゃんも「あるなぁ~」と賛同していた。しかし、その嵐山の兄ちゃんである。いきなり、こう切り返してきた。

「日本人もエジプトのピラミッドに落書きしましたよね?」

私はなんとも「ダメな日本人」を見た気がした。だからダメなんだと思った。虐めるつもりはないのだが、やはり問うてしまった。――――「落書きした人は知り合いですか?」

もちろん、知らなかった。それに、だ。私の記憶違いでなければ、日本の大学生が落書きして謝ったのはイタリアの大聖堂である。もしくは、我が妻の「行きたいところNO1」でもある「チリ・イースター島」のモアイ像に、なぜだか「ローマ字」で日本名を書いた落書きが発見されたとは聞いたことがあるが、私は日本人がピラミッドに落書きした、など聞いたことがない。代わりに聞いたことがあるのは「民主党の田中美絵子」とやらが大学生の時に「ピラミッドに登って現地警察に捕まった」ということだ。今はナントカガールズとして活躍中なのだろうか。今度は民主党内にあるヒエラルキー、小沢ピラミッドに登り詰めてもらいたい。この人に投票した有権者も、クレオパトラのように鼻が高いだろう。



いや、まあ、つまり――――だ。

そんなのは「腐った公平」であるというのだ。別にそれが「良い人」だとも思えん。その証拠に、私が「あなたの家の表札にハングで落書きされても、外国で見ず知らずの日本人が落書きしたから仕方がない、と言いますか?」と聞いたら困っていた。もちろん、私のことは「なんだ、こいつ?」と思ったことだろう(泣)!私はこんなんだから友達が出来ないのである!!

しかし、普通、自分の子が支那人に麻薬売りつけられても「日本人も中国で麻薬持っていて捕まって死刑になったよね?」とは言わないのである。地元の名物の竹林にハングルで落書きされたら「なにすんだ、このキムチどもめ!」でいいのである。それを誰に気を使っているのか、誰に「良い人」だと思って欲しいのかは知らんが、実に友愛チックな「公平」を揚げて「お互い様ですよ」と大物ぶる顔が気に入らないのである。

コレは言うまでもなく、日本人拉致被害者をして「日本も朝鮮の人を強制連行した」で相対化する辻元清美的な「腐った公平」のことである。しかも、この「ピラミッドに落書き」のように、明らかに事実と反することが根拠とされていたりする。民主党の元風俗ライターがピラミッドに登ろうが、小沢の腹の上に登ろうが「嵐山の竹林が落書きされても仕方がない」などという理由にはなるまい。それに、いやしくも自分の同胞を貶すならば、事実確認くらいしてからにしてほしいものだが、彼らはこれで悦に入ることが可能なようだ。

こういう「良い人」が支那朝鮮人と知り合うと、まず、あなたは悪くないけどね、と念を押されてお仕舞いだ。そして、でもね、と続く。日本は昔、こんな酷いことをいたんだョとやられる。「自分のことじゃない」という理由で事実関係も知らぬ「良い人」は、へぇ、そうだったんだを連発、目から安モンの鱗がぽろぽろ、術中にハマる。中には「それを認めない日本人がいるなんて許せない」と良い人爆発、なんと敵に回るわけだ。

ま、こんなんだから、日本の政権与党は支那人がやっているのだがね。

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