忘憂之物

男はいかに丸くとも、角を持たねばならぬ
             渋沢栄一

2010.10.20

2010年10月20日 | 過去記事
仙谷氏の相次ぐ問題発言に猛反発 野党は問責決議案も

< 仙谷由人官房長官の度重なる「品位を欠く」発言に対して、野党がますます反発を強めている。仙谷氏は19日の記者会見でも、尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件に関する仙谷氏との電話での会話内容を暴露した自民党の丸山和也参院議員を「いい加減な人」と批判。これに対して、野党は「図に乗っている」などと、態度を一段と硬化させた。対立は激化の一途をたどり、野党は仙谷氏に対する問責決議案の提出も視野に入れ始めた。

 「乱暴な答弁が多い。自分のことを棚に上げして侮辱的な発言をする」(石原伸晃自民党幹事長)、「強圧的で傲慢(ごうまん)にみえる」(漆原良夫公明党国対委員長)、「問責決議案に値する」(渡辺喜美みんなの党代表)-。一連の仙谷氏の「乱暴」な答弁に対し、野党幹部は19日、相次いで批判の声を上げた。

 丸山氏が18日の参院決算委員会で中国漁船船長の釈放をめぐり、仙谷氏が電話で「APEC(アジア太平洋経済協力会議)が吹っ飛んでしまう。属国化は今に始まったことでない」と言ったと紹介したのに対し、仙谷氏は「健忘症なのか分からないが、会話の内容は全く記憶にない」とけむに巻き、19日の記者会見で丸山氏について、「いい加減な人のいい加減な発言については、全く関与するつもりはない」と反撃した。

 これが野党の怒りを増幅した。参院自民党からは「どういう理由でいい加減だと思うのかを追及しなければならない」(世耕弘成幹事長代理)と反発。同時に「健忘症が官房長官に就くのは不適格だ」(国対関係者)と、診断書を提出させることも検討する。

  一方、民主党にも仙谷氏の言動を問題視する動きがある。14、15両日の参院予算委員会で、報道をもとにした質問を「最も拙劣」と批判したり、民主党政権を批判した官僚を恫喝(どうかつ)したとも受け取れる発言をしたりしたことについて、参院予算委の前田武志委員長(民主)は19日、仙谷氏を呼んで厳重注意。平田健二参院幹事長は同日の記者会見で「閣僚が慎重に的確に質問に答えるのは当然。迷惑千万だ」と苦言を呈した。

仙谷氏は、前田氏に陳謝し、25日の同委で謝罪することになったが、仙谷氏は19日記者会見で陳謝するかどうかは「次の予算委で明らかになる」と、ここでもはぐらかした。

 野党各党は20日に国対委員長が会談し、今後の国会対応を協議する。小沢一郎民主党元代表の証人喚問や中国漁船衝突事件のビデオ映像公開で足並みをそろえつつある中、仙谷氏の問題発言は菅直人政権を揺さぶる新たなカードとなった格好だ。

 自民党はさらに、衆院北海道5区補欠選挙で自民党公認候補が優位との情報があることを弾みに、攻撃をさらに強める構えだ。仙谷氏に対しては参院議院運営委員会での謝罪も求めていくほか、平成22年度補正予算案に協力する条件として自民党が提出する財政健全化責任法案を民主党が丸飲みすることも迫る方針だ>


私がひっくり返ったほど面白い小説に「シブミ」がある。トレヴァニアンだ。日本語を使う緑色の目の青年、ニコライ・ヘルを監視する米兵が「おまえはグークの言葉を使うのか?」と驚くシーンがある。小説には書かれていないが、この「gook」という言葉は「Dae han min gook」から来ているという説があって、ワールドカップなどで聞くことが出来る「あのリズム」で書くと「てーは!みんぐく!」となる。ま、大韓民国のことだ。

しかし、白人からすれば支那人も朝鮮人も日本人も同じに見える。驕るしか能がない白人からすれば、黄色いサルなどひとからげにして「グーク」と称するのだろうが、ま、我々がフランス人とイギリス人を見分けることが難しいように、白人からして黄色い肌のアジア人の区別が怪しくても怒るわけにもいかない。でも、当事者からすれば話は別で、例えば、あなたが「仙谷と同じ」と言われたら怒るのが普通だ。これは怒るべきである。

しかしながら、まあ、改めて民主党というのは酷いもんだ。「お灸をすえる」などとして民主党に投票した愚民の方々、あるいは「自民党は胡坐をかいている」として足を引っ張った自民党員のおじさま方は、次の総選挙においてはもう、アレである。頼むよ、もう。

ンで、この「健忘長官」が<図に乗っている>と叱られている。この国で最も公的な言論の場である国会というところで人を小馬鹿にするからだ。昨日の衆議院における安全保障委員会でも、過日、鮮烈な代表質問で売国奴をメッタ斬りにした稲田議員が、岡崎トミ子相手に困っていた。http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php

ゾッとしたのは、岡崎が「日韓の信頼関係を回復するために、被害者である慰安婦の方々の人間的尊厳を回復させることは、日本の国益になると考えました」と開き直った答弁をした際に沸き起こった例の「わー!ぱちぱち!」である。稲田議員も呆れて「何の拍手なんですか?」としていた。岡崎は仙谷よりも頭の回転が遅い分、目をぱちぱちさせながら、馬鹿みたいに明るい声で馬鹿みたいなことを言うから、そういう点では「不気味さ」は上である。実に不気味な仕上がりである。

私が仙谷健忘長官や岡崎トミ子など、まあ、たくさんいるが、ともかく「問答無用の売国奴ら」を見て感じる「オゾマシサ」の正体とは、その透きとおるような“頭の中”であり、空飛ぶ雲に乗れそうなほどの“綺麗な心”であり、揺るがせようもない“正しさ”である。知識や知能ではなく、あくまでも“知性”という部分がぶっ壊れているから怖いのである。

この連中が反論者を軽視するのには理由がある。

先ず、圧倒的に自分が正しいと信じ切れる驕り、だ。コレは客観性を失っているだけなのだが、いつかの総理大臣は「私は自分のことを客観的に見れるんです。あなたとは違うンです!」と言って辞めたが、これは民主党議員全員に向けて言ったほうが良かった。

更には「(信頼や友好、あるいは打算的な愛を)理解できぬ相手」に対する優越感である。こいつらは「わかってもらえる」と思っている。それは形として「許してもらえる」であっても同じだと思ってもいる。まるで、泣き叫ぶ子供に対してあやすのではなく、なぜ泣くのか?泣いてどうするのか?と問う「無意味な野蛮さ」を感じ取っているのかもしれない。「泣き叫ぶ子供に理を説いてどうするの?こちらが心を開いて真摯に話を聞いてあげれば、必ず向こうも心を開いてくれるのよ?うふふ」である。

岡崎トミ子の場合もそうだ。また、この人は明らかに稲田議員に対して「闘争」している。「負けてたまるモノですか!」とでも思っていそうだ。もちろん、このモチベーションは「過去の侵略戦争を正当化する右翼勢力」との争いの中にいる己に酔っているのかもしれない。心に浮かぶのはハルモニらの泣き顔、女性としての人生を奪われた悲惨な主人公ら、であろう。でなければ、あそこまで決意を込めた阿呆を晒せない。岡崎トミ子は稲田議員のことを「哀れな人」だとでも思っているのだろう。もう、そんな岡崎トミ子には何を言っても無駄であり、引き返すなら死んだ方がマシというところに彼女はいるのだろう。もう、そのまま進むしかないのだ。

仙谷もこれと同じようなものだ。人を喰ったような言動はその証左でもある。勝手に思い上がって「馬鹿には馬鹿なりに対応すればいい」とでも考えているのだろう。自民党の丸山議員の質問で「(中国の属国化は)今に始まったことではない」と言ったことが暴露されたが、この健忘長官は心の底から「邪魔臭いなぁ」と思っていそうだ。外交とはそんなものじゃないんだよと、政治とはそうじゃないんだよと、馬鹿は黙って選挙のことだけ考えていろよと、己の中の己は肥大して、チンケなプライドは限界まで膨張している。

理屈に合わぬことを言って、周囲が白けてしまっているのに気付かず、自分が正しいという言動を恥ずかしがらずに取り続ける―――――そう。我々はこういう民族を知っている。我々はこういう国があることを知っている。彼ら彼女らは「そこから」来た。そして、いまも「そこ」にいるのである。そういう連中が日本の政権を盗った。日本の有権者は盗らせてしまったのだ。その結果、例えばコレだ。


高校無償化基準を了承、朝鮮学校も対象 民主部門会議

<朝鮮学校への高校無償化制度適用について検討している民主党の部門会議が20日、文部科学省の専門家会議が示した「教科書の記述などの具体的な教育内容は問わず、授業時数や教員数といった外形的な項目で判断する」との適用基準を了承した。基準をあてはめると、全国の朝鮮高級学校10校(休校を除く)は無償化の対象となる

 この日は同党で教育問題を担当する文部科学部門と、拉致問題を担当する内閣部門の合同会議が開かれ、専門家会議の基準をおおむね了承するとの見解をまとめ、党政策調査会に報告した。「国から支給される助成金が授業料軽減に使われることを担保すべきだ」「教育内容を問うべきだ」との声が出たことも付け加えたが、基準の変更は求めていない。

 民主党はこの見解を政策調査会で21日にも正式決定したうえで文科省に示し、同省は(1)党の見解を踏まえて基準を正式決定(2)基準にあてはめて朝鮮学校10校の審査を実施(3)適用の可否を決定――の順に手続きを進める見通し。(2)の審査を実施する主体は決めていないが、専門家会議の委員が担う案が出ている。

 高校無償化は今年4月に始まったが、朝鮮学校への適用を巡っては中井洽・拉致担当相(当時)らから反対論が出たため、文科省はいったん適用を先送りし、5月に専門家会議を設けて議論してきた。

 専門家会議は8月末に適用基準をまとめたが、菅直人首相が党の意見も聞くよう川端達夫文科相(当時)に指示。これを受けて9月に2回行われた部門会議では、専門家会議の基準を受け入れるべきだとの意見が大勢を占めていた。(青池学)

文部科学省の専門家会議が示した基準〉無償化の適用には、修業年限3年以上▽授業時数が年800時間以上▽体育や芸術などの授業も開設▽教員は教職に関する専門的教育を受けている、などの基準を満たすことが必要だとした。具体的な教育内容は「すでに適用されている他の外国人学校では判断基準にしていない」として入れなかった。

 同会議は基準以外に「助成金が授業料減額以外に使われるおそれがある」との批判を意識し、文科省が毎年財務書類をチェックする規定や、3年ごとに検証して基準を満たさない場合は適用を取り消す規定をつくるよう提言。同省が検討している>



世論がいくら反対を示しても、こいつらは日本の世論に対して「可哀そうに。自分さえよければいいのか。心が貧しいんだなぁ」くらいにしか思っていない。本気で「なんでダメなんだ。子供が学ぶ、ということに日本人も朝鮮人もあるわけない」と己に酔い潰れている。「どれだけ反対されても、有権者から選ばれた我が党は正しいことをするのだ!」と気勢を上げている。冷たい世論の反対はガソリンになる。これを「友愛」という。

去年の夏、当時の小沢幹事長は「自民党に投票した人は政治に口を出すな」と公然と吐いた。さすがは支那共産党人民解放軍の野戦隊長であるが、政権を盗ったら自民党支持者だけではなく、全部の日本人のいうことを聞かなくなった。約束(政権公約)は全て反故にされ、ウソとデタラメの開き直りと言い分けで国会は空転したまま、日本の経済も内政も外交もボロボロだ。私のような「日本は大丈夫」という楽観主義者でも心配になる。

また、昨日の参議院、財政金融委員会における自民党の西田昌司議員の質問で「揮発油税の撤廃はどうなったのか?」が出たとき、申し訳ないが笑ってしまった。腐らず淡々と、それこそ粛々と調べて質問する西田議員には頭が下がるが、この民主党という組織のあまりの出鱈目ぶりに失笑が漏れたのだ。こいつらは政権を盗った瞬間から、日本の法律も軽視すれば、御皇室の慣例も踏み躙ることが出来る連中だった。そんな連中が、たかが選挙前の口から出まかせを反省などするはずもない、と笑ったのである。

岡崎トミ子などの酔っ払いは、この朝鮮学校無償化についても「国益に適う」と本気で考えているのだろう。国際社会が、

「日本は自国民を拉致した独裁者の傀儡組織の養成機関に税金を投入している。それで暴動も起こらない国なんだ。納税者はそれでもきちっと働いて、決して安くはない税金を払い続けている。自分の生活も苦しいはずだが、文句を言わずに汗を流している。しかも、朝鮮学校を無償化しながら、日本人の子供が進学する際の奨学金の条件は厳しくしたそうだ。中国人や韓国人の留学生には月額20万円以上をプレゼントしながら、自国民には奨学金の貸し付けに社会奉仕活動を条件に加えたそうだ。自分に厳しく、他人に優しい。これがハラキリなのだ!おーさむらい!日本という国は何と素晴らしい国なんだ。国際社会は日本という国を尊敬していますYO!感動した!ところで、我が国へのODAなんだがね・・・www」

とでも言うと本気で考えているのだろうか。

ん?

そ、そういえば、ニコライ・ヘルの仕事って・・(励ましのイメージです)







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