忘憂之物

男はいかに丸くとも、角を持たねばならぬ
             渋沢栄一

ガチコメ的「北が羨ましい人。南が羨ましい人」

2008年04月30日 | 過去記事
■2008/04/29 (火) ガチコメ的「北が羨ましい人。南が羨ましい人」1

今から3回ほど前の妻の誕生日。大阪にある「大物お笑いタレントがオーナー」をしているという「話題だった(笑)」寿司屋に連れて行った。その店には仕事関係で行ったことがあるので、私は3度目だったが、妻はもちろん初めて。いつも食事に誘うと「どこでも、なんでもいい」という妻も、めずらしく「喰いもん」でわくてかしていた。

どこかで見たような気がする顔が働いている。聞けば「手伝わされているんですよぉ~」とホンマかネタかわからん泣き言をいう。料理が運ばれてくる。さすが、値段だけのことはあるのだろう、手が込んでいて美味かった(と思う)。だが、その下の階にあるフレンチ&バーの店のほうが美味かったなぁ、などとこっそり思い出しながら、趣味の悪い「金箔の醤油さし」を馬鹿にしていた。千利休がここにいれば必ず「侘び寂びのわからんうつけが・・(笑)」とか言いながら、このクソ高い烏龍茶の不味さに驚くだろう。

その日、私は初めてカウンターに座っていた。若くさわやかな板前さんが話しかけてくる。何気ない会話の中、私が「妻の誕生日だから食事に来た」というと、少し意外な顔をしたのち「優しい旦那さんですねぇ~」と非合理的なことを言う。少し気分を害した私は、酒の代わりと手のかかりそうな肴を注文してやった。あっちいけ。

おかげで、私が「とっておきの保守ジョーク」を話すも妻は聞いていない。洗練された私の「右翼ジョーク(下ネタなし)」に興味を示さず、クスリともせず、妻は何かを一心不乱に見つめている。というか、それはもう、視線で会話しているかのごとく、もう、夢中になって覗きこんでいる。私の妻を現実世界から奪うものといえば「りらっくま」と「すてぃっち」くらいしかないと思っていたのだが、それは、まだ、私が未熟だったようだ。

「2」へ

■2008/04/29 (火) ガチコメ的「北が羨ましい人。南が羨ましい人」2

その視線の先にいたのは、偉そうにも「ダブルVサイン」を出し続ける立派な「松葉ガニ」であった。私はすぐに「ガニラ」を思い浮かべていた。その横に「すっぽん」でもいれば、もう、東映が黙ってはいないだろう。そして、更に、このカニカニは・・・!

「かにぃ~~♪かにかにぃ~~♪とぉれとぉれ~~♪ぶぅちぶちぃ~~♪」

まずい・・・このままでは「カニ道楽」から訴えられる可能性も否定できん。歌も全然ちがう。明らかに「ぶちぶち」と引きちぎってしまっている。獲れ獲れのカニをバラバラにしていると思しき歌詞に、私は焦っていた。

『す、すんません!こ、これ、このカニを・・・!!』

しかし、商売でそこに立っているはずの板前は、またもや非合理的な質問をする。

「お高いですが・・・よろしいですか・・?」

!!

男一匹・久代千代太郎!

貴様、この男の中の男の、更にその中の男!この久代千代太郎をして、たかが「カニ一匹」も喰えん甲斐性なしだと抜かすか!そこになおれぃ!!無礼者がぁ!!久方ぶりのこのギロチンドロップで、その首を・・・

「高いなら、やめとこうか・・・?」

・・・。

妻よ。ビビるでない。

たかが「ちょき」しか出せんような甲殻類。ナンボのもんだというのだ。刺身で喰って、茹でて喰って、味噌で飲んで、トドメは雑炊であの世に送ってやろうではないか(死んでるけど)。もう既に相当食ったが、まだまだ!!あと「のり弁」なら3つは喰えるっ!!

『おい!そこの板前さん!このカニカニを出してくれたまえ!!』

「ありやとぉやっしぃたぁ!!」

・・・。

「3」へ

■2008/04/29 (火) ガチコメ的「北が羨ましい人。南が羨ましい人」3

お・・・・おおぉ・・・

どうだ、このねっとりとした食感・・・しかもしつこくもなく・・甘ったるくもなく・・こ、こんなに美味いもんだったか?この「ちょき」は・・・?

「♪おいしぃ~~~~♪」

そ、そうか・・・よかったな・・・い、いや、でも、マジ美味いな・・・むぅぅう・・

・・・・。

・・・・。

『帰ります。おいくらですか?』
「8万円です。」
『なにがですか?』

・・・・。

・・・・。

そ・・・・そうか・・・・

私が出したのは・・・・「ぱー」だったのか・・・

・・・・。

・・・・。

その日、私たち夫婦は泣いた。

・・・・。

もちろん、妻は全部、私の責任だと言った。
私は「あと出し」だと思ったが言わなかった。

-

で、私は鼻と涙を垂らしながらも、たかが、カニがこんな値段になるのも、日本の政府が悪いんだと思った。だから日本の政府に謝罪と賠償をと考えたが、妻の、

「まあ、美味しかったからええやん♪」

のひとことで、それを取り下げることにした。
日本政府は私の妻に感謝しる。

でも、半分くらいは冗談ではないかもしれんぞ。なにせ、「カニ」も含めた北海の「海の幸」は63年間も盗られたままだからな。ええいくそ。腹立たしい。

「4」へ

■2008/04/29 (火) ガチコメ的「北が羨ましい人。南が羨ましい人」4

http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080429/plc0804290111000-n1.htm
<プーチン大統領「北朝鮮許せない」 拉致問題に“激怒” 日露首脳会談>

長野が支那人に占領されかけていたとき、この国の総理大臣はロシアで冷凍バナナでも喰っていたらしい。なにが「激怒」か。ふざけた話だ。

プーチンが「許せない」と言ってくれたと土産気分で抜かすならば、ではいったい具体的に「何をしてくれるのか」も聞いてこい。観光で行ってるんぢゃないぞ?血税が使われておるのだぞ?子供の使いではなかろう?

「あのねー?プーチンのおっちゃんもねぇ、怒ってたよぉ?あはは♪」というだけならば、なにもあんたに限らず誰でもできる。サルでもできる。もっと心血を注いでいる国士もいる。ふざけるな。売国モンキー。

また、産経は最後に「無残な現実」を書いてしまっている。

<ただ、日露関係筋は「拉致問題でロシアが真剣に北朝鮮の尻をたたくとは思えない。北方領土問題で日本側を懐柔するために、日本を後押しするポーズをみせているのではないか」と指摘している。>

もういい加減にしろと言いたい。

いつになったら「戦後」が終わるのか。いくら金があろうが腹が膨れていようが、領土を不当に侵略されたまま、平和も協力もヘチマもあるわけがない。こんなリップサービスにもならん露助の甘言にすら「一縷の望み」を抱かずにおられない拉致被害者家族の気持ちを考えるに、心底から血が沸騰する思いである。

単純な話だ。

北方4島とは、1855年の2月7日からずっと日本の領土だというだけの話である。だから懐柔してくるのであろう?竹島も尖閣も、だから馬鹿騒ぎするのであろう?

「5」へ

■2008/04/29 (火) ガチコメ的「北が羨ましい人。南が羨ましい人」5

「樺太を返せ!」と言ってみるがいい。「満州を返せ!」と、「済州島を返せ!」とやってみるがいい。ならばいったい、どういう態度に出るか。まさか「懐柔」はあるまい?

まあ、今更だが、「自国民が誘拐されても」何十年も何もできない国である。そりゃ、領土も盗られると知れている。一発の銃弾も撃たず、強引に占拠して宣言すれば「くれる」んだから。適当に脅したり、宥めたりしていれば「実効的支配」が可能なんだから・・・。

そして、当然ながらエスカレートする。次は対馬だと言われても日本の政府は何もしない。現実に島民以上の韓国人が大挙して押し寄せ、町の中は「ハングル」だらけにされている。土地建物を所有する者も出てきた。隙あらば宣言される。韓国旗が揚げられ「ムクゲ」が咲き誇るまであと少しだ。南西諸島の「支那人民軍上陸」は五輪バブルがはじける冬ころか?北海道の名産に「マトリョーシカ」のイラストが描かれるまで、あと10年くらい?

日本国民は、この福田政権をいつまで延命させるつもりなのだろう。

-
-

ところで、話はキムチ臭く変わるが「コチュジャン」という喰いもんをご存じだろうか。私もよくは知らんのだが、なんか、味噌みたいな赤い・・・キムチをつくるときに使ったり、キムチ鍋の調味料として、または「そのまま」野菜につけて食べたりするアレだ。私も嫌いではない。是非、韓国政府は、その「コチュジャン」を「日韓友好の証」として、日本政府と各役所、そしてマスコミ関係に樽ごと送りつけてもらいたい。

今の日本人にこそ、アミノ酸とカプサンシンを多量に摂取してほしいと思う今日この頃、日本の体たらくに憤慨する前に、散々「事大主義」だと侮ってきた半島の下のほうで気勢をあげるナショナリズムが少しだけ羨ましいと感じた初夏の日。病院帰りの私の足を止めたのは、キレイな女性ではなく「シバザクラ」だった久代千代太郎です。やあ。おはやう。

http://www.asahi.com/international/update/0429/TKY200804290222.html
<聖火リレー暴行、韓国で中国批判が過熱 大統領訪中直前>

聖火ランナーも何名かが「辞退した」という報道もあった。ナショナリズムで盛り上がる国民はともかくとして、羨ましいのは「国とマスコミの対応」である。

「6」へ

■2008/04/29 (火) ガチコメ的「北が羨ましい人。南が羨ましい人」6

<北京五輪の聖火リレーがソウルであった際、中国人が暴力行為を働いたとされる事件で、脱北者の支援団体などが29日、ソウルの中国大使館前で集会を開き、寧賦魁・駐韓大使の謝罪を求めた。韓国のテレビ局はニュース番組などで暴行シーンを繰り返し放送。インターネットの掲示板などでは中国批判が過熱している。>

長野でも日本人やチベット支援者が相当ボコられていたらしい。もちろん、我が高村外相が胸を張るとおり「支那人の逮捕者はゼロ」である。ところで、この発言なのだが、コラムニストの勝谷誠彦氏も「彼はチベット人だ!亡命してやむを得ず台湾人になっている!」とマスコミを糾弾しているが、私はこの場合に限り「台湾人」でいいと思う。

日本の高村外相はこう言った。

「中国人とチベット人の逮捕者がでなくてよかった」と・・・

つまり、台湾という国を認めた発言だと思う。ここを「褒め殺し」すべきであろう。日本の外相は世界に向けて「わん!ちゃいな!」を全面否定したわけだ。「台湾は台湾。中国ではない」と現役の外務大臣が「勇気ある」発言をしたのだから、しっかりと極右のレッテルを貼付してあげて欲しい。朝日新聞に投書でもするかな(笑)。

<韓国メディアからは、政府は中国側に、もっと強い抗議をすべきだとの論調も出始めている。韓国外交通商省は28日、寧大使を呼んで抗議したが、報道官の定例会見では連日、追加措置についての質問が集中。李大統領の初の中国訪問などを協議するため訪中している外交通商省の李容濬(イ・ヨンジュン)次官補が、改めて中国政府に遺憾の意を伝えるという。>

おい。嫌韓厨どもよ。

この現実をなんとみる?

日本政府は「遺憾の意」どころか「大成功!」と太鼓を叩いている。まさに「聖火提灯リレー」だったわけだ。私も仕事なんか休んで長野に行って、赤提灯でも持って走れば産経新聞に載ったかもしれん。嗚呼、一生の不覚。残念無念。

日本政府は、将軍様のところで行われた「提灯リレー」が、さぞ羨ましかったことだろう。まさに羨望の眼差しでみつめていたのではないか?心の底から、日本もこうだったら楽なのになぁ~~と笑いながら税金で酒飲んで、仕事もせずにテレビみて、売国雑談に花が咲いていたのだろう。

「7」へ

■2008/04/29 (火) ガチコメ的「北が羨ましい人。南が羨ましい人」7

http://sankei.jp.msn.com/world/korea/080428/kor0804280849001-n1.htm
<平壌で五輪聖火が到着、混乱なく歓迎ムード一色>

馬鹿らしい。ンなもん、当たり前だろう。情報もないし、騒いだらずどんだ。家族揃って、ゴールデンウィークは強制収容所でバケーションであろう。もちろん、ずっと帰れないタイプのパック旅行だ。それを「歓迎ムード」とするのは産経の力一杯の皮肉か。

-

まあ、日本の「提灯」に話を戻すが、驚いたことに、福原愛が走る前に飛び出した亡命チベット人の方だが、未だ釈放されていないのだという。私は、どうせ数時間、もしくは半日程度、しばらく拘留されておしまいかと思っていたが、この国の行政機関はすでに人民解放軍の走句となり果てているらしい。

http://www.yomiuri.co.jp/olympic/2008/news/topic/world/news/20080429-OYT1T00534.htm
<長野で逮捕の容疑者釈放を…台湾のチベット支援団体が声明>

「実害」がなかったことは、多くの国民がテレビで見て知っている。警察官の眼前を珍走団よろしく、みっともない旗をあげながら箱乗りしている支那人は放置しておいて、五星紅旗を捲きつけて暴行する支那人を横目でスル―しながら、相手が「チベット支援者」ならば容赦はしないということも知った。さすがは支那の手先・長野県警。現場のお巡りさんには御苦労様と言う気持ちはあるが、なんとも、腑抜けた姿勢であると嘆かずにはいられない。

そして、マスコミはこの件をもっと取りあげろ。

この亡命チベット人の方をゲスト出演させて特集を組め。そして、今回の長野で明らかとなった「長野県警の不当性」をきっちり叩け。立て篭もりのキチガイを射殺できないほど、警察を叩くのならこういうことで叩け。

「8」へ

■2008/04/29 (火) ガチコメ的「北が羨ましい人。南が羨ましい人」8

また、ヒマラヤにチベット旗を持ちこんだアメリカ人男性は拘束され、今後2年間の登山禁止を言い渡されたそうだ。普通の感覚では、これを「何様か?」と憤るところだが、日本はこれを「当然」だとするのだろう。支那様に逆らう蛮族は殺されないだけでも感謝しろというつもりなのだろう。

もう、日本人も「支那人」や「朝鮮人」に倣って、国会議事堂の前に集結することも考えたほうがいいんぢゃないか?もう、大人しいとかいう前に心配されると思うぞ?国際社会から「腹一杯の奴隷」と揶揄されても、携帯があって、ファーストフードがあって、コンビニがあって、テレビがあれば、もう、幸せでしか?

ところで、「支那珍走団」のナンバープレートもはっきりと写り込んでいる写真も見た。暴行されている動画もあった。証言も腐るほどあろう。目撃者もナンボでもいるだろう。是非、日本人も日本の警察に訴え出るべきである。それでも、どうせ動かないだろうから、その時は国会議事堂に、100万人集まろう(笑)。

-

そして、その迷惑な「提灯リレー」であるが、己の国威発揚とやらのために膨大な国費を投じて警備させた結果、その後、平然とこういうことになる。想定範囲ではあるが・・・

http://www.usfl.com/Daily/News/08/04/0428_013.asp?id=60341
<「右翼分子は謝罪を」 負傷した中国人留学生の母>

日本に対しては「謝罪しろ」と。

で、最近、羨ましいキムチの国に対しては、

http://www.asahi.com/international/update/0429/TKY200804290223.html
<リレー暴行「悪意なし」中国外務省 韓国紙記者らは批判>

「悪意はなかったから、もう黙れ」と。
「そもそも邪魔する奴らが悪いぢゃないか」と。

何千人も動員しておいて、散々、迷惑かけ倒していうセリフがコレなのである。

「9」へ

■2008/04/29 (火) ガチコメ的「北が羨ましい人。南が羨ましい人」9

ともかく、「赤提灯」はベトナムを出て、支那大陸に戻る。そこではもう「デモ」や「抗議」ではなく「暴動」もあり得ると思う。他国であってこの騒ぎ。憤懣が圧縮された呪われた大陸で何もないはずがない。ラサやエベレストでは死亡者も出るかもしれん。支那共産党は「一切の加減をしない」と「殺戮宣言」しているのだ。これが「脅しではない」ということを、お花畑でチョウチョを追いかけている平和ボケども以外の人は知っている。

しかも、その当事者である支那大陸の少数民族は、決死のデモ行動に出る可能性がある。今頃、「赤提灯」で盛り上がるごく一部の漢民族の酒宴の影で、これが最後のチャンスだと家族に別れを告げている勇者、民族の英雄がいるかもしれない。

その英雄は、例えば支那共産党の、このような「稚拙ぶり」をどのように観て、たかだか、この程度の奴らに国を蹂躙された原因を考えるとき、それでも仏教徒として振舞えるならば、それはもう既に「神の領域」にいるのかもしれん。

http://www.recordchina.co.jp/group/g18384.html
<CCTVテレビニュース・チベット・反省の言葉を述べる拘留中のチベット人>

このチベット人はこう言っているという。

<「善悪の区別がつかず、国や社会に害を及ぼし、申し訳ございませんでした」涙ながらにこう語るのは、19歳のチベット人女性、貢桑拉姆さん。騒乱への参加については「悪い人の命令で、強制参加させられた」と訴え、 「80歳を超える祖父は旧チベット社会で大変な苦労をしたが、今は安定した暮らしが出来るようになった。兄も何不自由なく義務教育を受けることができた」>

もう、言葉もない。

http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00131808.html
<中国・胡錦涛主席来日の際、上野動物園に新たにパンダ2頭を借り受ける方向で調整進む>

ガソリンが上がった下がったと騒ぐ日本人ならば、明けても暮れても道路だ、年金だと紛糾する国会ならば、「パンダでも送っとけ」と舐め切られた日本に、もうすぐ胡錦濤が来る。

再び、あの五星紅旗が沿道を埋め尽くす。

人殺しを快く迎える日本に、輝ける将来があってはたまらない。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。