忘憂之物

男はいかに丸くとも、角を持たねばならぬ
             渋沢栄一

ボーナスあるよ!」→ぎゃふん! 

2009年10月17日 | 過去記事
■2009/10/17 (土) ボーナスあるよ!」→ぎゃふん! 1

もう知らぬ間に10月も半ばではないか。ずいぶん過ごしやすくなった。

ようやく寝る前にクーラーを入れなくて済む。窓を少し開けると涼しい風が入る。風呂上りにベランダに出て缶ビールを毛唐のように飲み干す快感。夜風にあたって涼をとる。なんとも地球に優しい私である。

私が汗をかかないだけで地球の温室効果ガスは少し減るのだ。なんだかんだと言って民主党に協力もしているのである。

私の体重が25%減になれば、地球における「私成分」が減少するわけだから、アレだ、その堆積というか、あの、まあ、高校中退の私の説明では分かりにくいと思うが、なんと言うか、もうすぐ「ボーナス」ではないか。

温室効果ガスを25%削減するから、賞与も25%削減されるとなればどうしようという前に、なんだか100%削減もあり得るのではないかという今日この頃、「冬のボーナス一括払い」には気をつけましょう。公務員の方はあきらめてください。民主党は公務員の給与を下げるとマニフェスったわけですから仕方がありません。いや、むしろ、日本中のサラリーマンのボーナス無くしてもいいから、どうか、社長マン様、私にだけはください出せ。

ところで―――

この「ボーナス」という言葉。我が業界ではよく使われる言葉だが、いったいどういう意味なのか。今日も事務所下のホールでは、幸運なお客様が超ラッキー!!出ました!くるっと回ってラッキーラッキーラッキースタート!!「ビッグボーナス!!」を引いていらっしゃる。そちらのお客様は残念!「レギュラーボーナス!!」でしたか!しかし、粘りと根性をもちまして頑張ってくださいませ!お取り下さいませ!!

「bonus」・・・ラテン語だった。意味は「good!!」に近い意味だ。

ちなみに日本では江戸時代の「徒弟制度」にて、住み込みの弟子、丁稚などに対して盆暮れ正月に「お仕着せ」を渡すことから、それが続いているという説もある。奉公人は主人から「お仕着せ」という衣類をもらって故郷に帰るのだ。蛇足だが「押し付けがましい」はここからきている。「いらないのにもらって気を使う」ということか。なるほど、わかるわかるww

「2」へww

■2009/10/17 (土) ボーナスあるよ!」→ぎゃふん! 2

また、イギリスでは「ギルド」と呼ばれる組織にて配られる「特別配当金」のことを言ったらしい。西洋では服ではなく、金だ。マニ―マニ―。さらに「ギルド」はイギリス人らしく階級制となっている。日本のように主人がいて番頭がいて・・ではなく、あくまで「組織における順列」ということか。いや、むしろ、ギルドは「組合」のようなものだったから、まさしく「階級」によって区別されていたのかもしれない。そして、配当金をもらった労働者が「good!」と喜んだのが「bonus!!」の始まりか。

しかしながら、日本が「いつも御苦労さん。はい、正月用の着物とお小遣いだよ♪」というイメージにであるのに対し、やはり、所詮は白人国家、金を払うのはあくまでも「配当金」なわけだ。良く言えば合理的、現実的、悪く言えば拝金主義、階級主義、か。

さて、2009年も残すところ2ヶ月半。暑さにやられて政権交代した日本は、もらえるはずのボーナスが危うくなってまいりました。もちろん、もらう必要のない人たちは、しっかりとがっちりと掴み取っていくわけですがね。さあさあ、赤字国債は刷らない、増税はしない、埋蔵金があるだの無駄を節約すれば金があるはずだと、国民を騙した詐欺政党はいったいどうするのか。

マスコミが味方だというだけで乗り切れてしまうほど日本の国が腐っているならアレですが、もはや、もう、さすがにどうしようもないところまで来たのではないかとワクテカであります。

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-11961920091015
<赤字国債を極力抑えるとの思いでマニフェスト実行=首相>

<鳩山首相は赤字国債を増発させないために、マニフェストを見直す考えがないかを問われ「マニフェストは国民との契約なので、極めて重いものだ」と指摘。ただ「マニフェストの実現よりも、やはり国債をこれ以上発行してはいけないと、国民の意思としてそのようなことが伝えられたら、あるいはそういう方向もあると思う」と語った>

自民党は赤字国債をバンバン刷ってばら撒くことしかしてないじゃないかと、もうそんな政治を変えようじゃありませんかと、未来の子供たちに負担を先送りにするような自民党はダメだとあんた、そらもう、大きな声で叫んで政権交代したんじゃないのかと、そらもう、あんた、コレ、いったいどうするのと、どう釈明するのと、コレも自民党の所為で逃げ切れると思っているのかと、問い詰めたい、来年の夏まで問い詰めたいですね。

「3」へ

■2009/10/17 (土) ボーナスあるよ!」→ぎゃふん! 3

ちなみに、我らが「長尾たかし」もブログで「約束」してくれていました(笑)。

http://blog.goo.ne.jp/japan-n/e/85608c6d0e594a8f9157ff8cf682765e#comment-list
<予算の組み換えを行うということで、財源は既にそこにあるっ!>

全文引用するww

-引用開始-

<「財源が不明確!民主党はバラマキ!」という、喧伝に騙されないで頂きたいとお訴えする。

財源はあるっ!限られた207兆円を如何にやり繰りするかである。皆さんも家計において、例えば、受験生を抱えているご家庭では、やり繰りをして塾代、教育費を捻出するだろう。ローンを組めば、返済原資を確保するためにやり繰りをするだろう。この家計におけるやり繰りを国家財政においてもこれを実施しようと申し上げている。要は予算の組み換えを行うということで、新しい予算の捻出はこの際必要ない。だから、予算はあるのである。

バラマキではないっ!大盤振る舞いと揶揄されるが、言い換えるならば、今までの予算でもこれくらいのことは出来たということ、それ程、無駄遣いが過ぎていたということなのである。塩川正十郎氏が、゛母屋でお粥を啜っているのに、離れですき焼を食べている゛と表現されたが、゛霞ヶ関、業界団体という離れ゛でのすき焼予算を取り上げて、゛国民生活という母屋゛に予算を取り戻し、家計所得を2割増やしていく。予算の組み換えを行えば政策の実行は可能なのである。政府与党の考えでは、゛離れでのすき焼予算゛を削減することなく新しい政策を提案しているから、予算がないのは当たり前。結局、増税をするか、国債を発行して借金を増やしていくだけなのである。

平成の時代に生きる大人の責任として、゛改革という名のまやかし゛によって騙されたあの郵政総選挙と同じ轍を踏んではならない。財源はあるっ、バラマキではないっ。どうか政府与党筋の喧伝には騙されないで頂きたい。(。+・`ω・´)シャキーン☆>

(※(。+・`ω・´)シャキーン☆は筆者・笑)

-引用終わり-

「4」へ・・(。+・`ω・´)シャキーン☆

■2009/10/17 (土) ボーナスあるよ!」→ぎゃふん! 4

・・・・。

・・・・・・・。

・・・・・(=´;ω;`=)・・・たかし・・

http://mainichi.jp/select/seiji/news/20091016ddm003010109000c.html
<環境税:10年度税制改正要望に盛り込む--環境相方針>
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20091017AT3S1700F17102009.html
<福島氏、財源確保は「所得税・法人税率引き上げで」>

鳩山:<マニフェストの実現よりも、やはり国債をこれ以上発行してはいけないと、国民の意思としてそのようなことが伝えられたら、あるいはそういう方向もあると思う>

しかも、だ。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2009101702000060.html
<首相元公設秘書を聴取 任意で複数回 献金虚偽記載認める>

「虚偽記載を認めた」と書いてある。どう読んでも書いてある。つまり、明確な政治資金法違反だ。しかも、軽くないぞ。懲役五年又は100万円以下の罰金(同法25条3項)だ。これ、どれくらいの罪かと言うと、

横領罪(5年以下の懲役)
背任罪(5年以下の懲役または50万年以下の罰金)、
業務上過失致傷罪(5年以下の懲役もしくは禁錮、または100万円以下の罰金)、
収賄罪(賄賂の収受・要求・約束の罪、5年以下の懲役)

となる。コレ、軽微な犯罪ではなかろう。さらに見れば、脅迫罪の罰則は「2年以下の懲役または30万円以下の罰金」だ。強姦は「3年以上の有期懲役(※3年以上20年以下)」とある。

「5」へ

■2009/10/17 (土) ボーナスあるよ!」→ぎゃふん! 5

「あくまで秘書がやりました」で通じないことは言うまでもない。また、もはやもう、書くまでもないが、鳩山本人が、今まで散々自民党の議員に「秘書がやったで済む話ではない」と言い続けていたのであろう。まったく、日本国民を舐めた政党だ。

フォローするのはマスコミだけだ。もはや「普通の国民」は呆れ果て、民主党に投じた一票に疑問や不安ではなく、後悔すらし始めているのではなかろうか。唯一の味方である真っ赤な新聞が必死になっていることが、何よりの証左である。

朝日新聞の社説は酷いもんだが、最近はもう、かわいそうになってきた(嘘)。

http://www.asahi.com/paper/editorial.html
<概算要求―公約の優先順位を見直せ>

もはや、コレ、もし麻生さんだったら、自民党だったらと書くまでもなかろう。擁護されている民主党の中の「マトモな議員」はどう思っているのか。これでいいのか?

<国土交通省などが要求した来年度の公共事業費は前年度の実績より15%も減った。自公政権ではありえなかった大胆さだ。それでも公約実現に向けて積み上がった要求額をまかなうことができなかった。>

朝日新聞は民主党が麻生内閣の第一次補正予算を見直したら、ほら、3兆円も出てきたよと「成果」を褒めるのだが、この後が哀れだ。

<とはいえ、政権交代からまだ1カ月。新政権は、要求額を一律に抑える自民党政権時代のシーリング(概算要求基準)方式を廃止し、官僚依存から脱して新たな編成手法に挑んだ。まずは順調な滑り出しといえる。>

はい。テレビしか見ていない人にしか通じないアレですね。私の周囲では「順調だ」などと言っている人は皆無です。まったくのゼロです。不安な溜息が漏れ聞こえます。

「6」へ

■2009/10/17 (土) ボーナスあるよ!」→ぎゃふん! 6

ンで、さすがの朝日も「税収が減る」ことは認めざるを得ない。<歳入不足を覚悟せよ>と言ってらっしゃる。だが、同じく、この後が哀れである。

<この状況を踏まえ、鳩山首相は「赤字国債は本来なら発行すべきでないが、税収の落ち込み具合を勘案する必要がある」と、国債増発の封印を解く可能性を示唆した。経済危機で傷んでいる日本経済を政府が安全網整備などで下支えしていくことは欠かせない。それを考えれば、いま引き締めの方向に転じるわけにはいくまい。国債増発も一時的にはやむをえないだろう。>

民主党の中の「マトモな議員さん」?嬉しいですか?

マスコミが「やむをえない」と言ってくれてますね。絶対に自民党政権の頃ならあり得るはずのない庇いようです。嬉しいですかそうですか。

ンで、庇いきれない朝日新聞は最後に壊れていく。

<だが、国債をいくらでも増発していいわけではない。だからこそ鳩山政権は大局的判断に立って、政権公約の優先順位を洗い直すべきだ。たとえば高速道路の無料化とガソリン税などの暫定税率の廃止は温室効果ガスを25%削減するという新政権の目標と矛盾する。暫定税率廃止では税収が1.7兆円も減る。これらはいったん白紙に戻したらどうか>

大手新聞が「公約破り」を庇っている。勧めている。これは「民主党の刊行物」ではない。あくまでも、とりあえず、今のところは、申し訳ないが、日本の全国紙である。

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まあ、もちろん、これも「民主党政権を選んだ日本国民」の責任だ。泣こうが喚こうが、絞られようが盗られようが、まさに自業自得である。それが日本の民主主義である。

無能な上層部が会社の経営をウダウダにしても、その社員は賞与がもらえないのと同じか。ワンマンで会社を振り回し、私腹を肥やして贅沢三昧、権限を振り回して威張りくさっている無脳が会社をダメにすると、その社員たちが干からびるのと同じだ。「選んだ責任」は「選ばなかった責任」と同義である。もちろん、同じ結果が待っている。

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