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忘憂之物

楽天国際戦略:三木谷社長「日本企業をやめ世界企業になる」

楽天国際戦略:三木谷社長「日本企業をやめ世界企業になる」

楽天は30日、世界27カ国に進出し、グループ企業での海外取引高を70%にする国際事業戦略を発表した。09年度の海外取扱高は1%で、合弁企業などで6カ国・地域に進出しているが、今年度末までに10カ国・地域に拡大する。三木谷浩史社長兼会長は、「国際展開はしなければならないことだ。楽天経済圏をつくりたい」と意気込みを語った。グループ全体の取扱高(流通総額)は、09年度の1.8兆円から10倍の20兆円を目指す。達成時期について三木谷社長は記者団の質問に対し「5年では無理だが10年くらいでいかないと」と述べ、明言はしなかった。

 同社は08年に台湾で電子商取引(EC)サイト「楽天市場台湾」を開設し、09年にはタイでECサイトを運営する「TARAD」の株式の67%を取得した。今年に入ってフランスの「PriceMinister」、米国の「Buy.com」を買収したほか、中国の検索サービス「百度」との合弁企業による「楽酷天」のサービスを始める予定で、海外展開を加速している。

 東京都内の同社で英語で発表したこの日の会見には、Buy.comのニール・グローバーCEOら各国・地域の代表6人も出席した。三木谷社長は「世界のEC市場が20年には71兆円規模になり、このうち日本が占めるのは8%」とする調査会社の予測を紹介した上で、「国内より国外を多くするのが自然な流れ」とした。

 また、三木谷社長は社内の公用語を英語にしたことについて「(海外に設立した合弁企業などと)人材交流をしたい。ビジネス戦略を共有していくためには、英語でコミュニケーションできることが必要。日本企業をやめて世界企業になる。本社機能も海外に出す」と説明した。12年度までに社内を英語化する予定だが、新入社員の採用で英語力のレベルを特に重視することはせず、社内トレーニング制度などを整備していく。【岡礼子】




「ユニクロ」や「日産」も英語を公用語としているらしい。会社内での会議や文書などは「基本的に英語」で行うとのことだ。中学生の時から英語のテストは「10点取れない」レベルの私が言うと単なる邪僻に過ぎないのだが、なんともポジティブに植民地化されたものだと感心する。世界の公用語として英語が使われているから、これを学ぶことは勝手にすればいいのだが「社内での公用語とする」とすれば「仕事が出来る=英語が出来る」に堕す可能性はないのだろうかと心配になる。発言の有力性は先ず、英語を母語とする者、いわゆる「ネイティブスピーカー」がくる。次は「帰国子女」がきて、最後に「日本で英語を学んだ人」となろう。まあ、これの「無意味さ」は三木谷社長の次の言葉からもわかる。<日本企業をやめて世界企業になる>世界には「世界的な企業」はあれども、すべてどこかの国に属している。どれほど地球規模の企業であれ、その企業で働く人間に「あなたはなに人ですか?」と問うても「地球人です」と答えないのと同じだ。社員に「我が社は世界的な企業である。だから全員、英語を公用語に出来るほど勉強せよ」と指示するのと「英語を公用語にします。当社は日本企業ではありません。世界企業です」は意味が違ってくる。それは楽天が支那に進出して「楽酷天」になるのと同じくらい変な話だ。私などは「じゃりん子チエ」に出てくる「なんちゃって英語のヤクザ」を思い出した。アレも組員全員に「これからはいんぐりっしゅの時代や!」として頑張っていたものだ(画像)。

コメント一覧

久代千代太郎
そうそう、地獄組だったwwなつかしー
私は子鉄が欲しかった
まさに地獄組ですね

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