仙谷氏がアベノミクスを批判「むちゃくちゃだ」
<仙谷由人元官房長官は12日、民主党の厚生労働部門会議で安倍政権の経済政策「アベノミクス」を「むちゃくちゃだ」と痛烈に批判した。
弁護士資格を持つ仙谷氏は「労働問題の専門家」として招かれ、約20分間にわたって持論を展開。政府内で議論している解雇の金銭解決ルールについて「アベノミクスの中で、金銭解決により自由に解雇ができるのだという理屈がまかり通ると、製造業だけでなく社会全体がもっとおかしくなる」と規制緩和路線に異を唱えた。
批判の矛先は日銀の金融緩和策にも向かい「日銀が国債を買い占めたら、市場は成り立たなくなる」と訴えた>
この拙ブログの更新が滞るのは珍しくもないが、今回は理由があった。先ず、私の体調不良だ。そろそろ長年のツケが寄せてきた。詳しく書くまでもないが、さらっとだけ説明しておくと、この10日ほど「酒を飲んでいない」「真面目に薬を飲んでいる」などで察して欲しい。メッセージやメールをくれた人には感謝申し上げる。もう大丈夫です。
しかし、私は基本的に死なない。つまり、深刻な問題は私ではなく「りーちゃん」だった。なんとも乳腺癌が見つかった。いや、これも御心配には及ばない。3日ほど前に2回目の手術が無事成功。食欲もあるし元気だ。それにみつかった腫瘍も「中悪性」とのこと。周辺組織にも転移はみられないし、先生も昨日、退院できると言ってくれた。
そして最大の問題は妻だった。「おとしゃん(私)」と「りーちゃん」のダブルショック。とくに「りーちゃん」が入院、手術となると、妻はもうふらふらだった。倅と共に倒れるんじゃないかと心配した。食欲も落ちに落ちたから、慌てて「深夜食堂」のDVDを見せて「ねこまんま」とか作って食べさせた。今日は「赤ウインナー」が食べたい。
ま、ところで、その「りーちゃん」の病院だが、これがとても丁寧だと気付く。犬相手に「お辛そうでしたけど、今朝はずいぶん、お元気になられました」とか平然と言う。「りーちゃん」には内緒だが、私には少しだけ違和感があった。しかしもちろん、それも商売だから仕方がない。美人過ぎる看護婦さんが「少しだけ寂しそうに、可愛らしくきゅーんきゅーんとお鳴きになられてました。御自宅にお帰りになりたいようですね」も悪くない。私もつられて「お帰りになりたいんですよ」と言ってしまったほどだ。
しかしながら、民主党の官房長官もやった仙谷は、東シナ海にある白樺ガス田から盗掘する支那調査船をして<周辺にいらっしゃることは確認しているようだ>と言って度肝を抜いた。これはもう違和感ではなく虫唾が走った。支那漁船が突進してきた事件について、せっかく民主党政権が柳腰か弱腰かしらんが、ことを荒立てずにビデオを隠しても支那共産党は強硬姿勢をとった。それに対して仙谷は<あまりお変わりになっていなかった>。
領海侵犯で逮捕した船長以外、14人の支那人を送り返した際も<14人と船がお帰りになれば、違った状況が開けてくるのではないか>だった。これに対して「外国のことを政治家が話すとき丁寧に話して何が悪い」みたいな阿呆もいたが、主張する海域がお互いに違い、国家間での「問題」と看做されている海域で身勝手な振る舞いをしたり、明確な犯罪行為や犯罪者に対して使う言葉ではない。そこまで遜る理由はまったくない。朝鮮人窃盗犯が対馬から仏像を盗んで、韓国がそれを返さないことを「お盗みになった仏像をお返しにならない」とは言わないだろう。朝鮮総連の人間以外、北朝鮮の三男坊をして「ムスダンを日本に向けておられる」とも言わない。それなら犬相手に「お元気そうです」のほうがまだマトモだ。
また、逆に「絶対に敬語を使わない」場合もある。反日機関紙の皇室報道だ。今月12日、天皇、皇后両陛下が東京のホテルで社交ダンスを披露された。産経新聞は<ワルツやタンゴを計4曲踊られた>。読売新聞も<20年ぶりにダンスを披露された>と常識的に書く。
もちろん、朝日新聞は<ワルツやタンゴ4曲に合わせてダンスを披露した><晩さん会に出席>。毎日新聞も<ダンスを踊った>。意地でも敬語を使わない。徹底している。たぶん社是だろうが、そんな反日機関紙が大好きな仙谷は皇室について<天皇陛下を含めて日本で最もリベラルな方々の集団>と言っていた。知らなかった。神武天皇が即位されたのは辛酉の歳、つまり、紀元前660年になる。その頃から日本には新自由主義とか権威からの自由、政府からの自由など考えられていたのか。大和の国、どんだけなのか。
そんな仙谷は毎年、8月15日には韓国の大邱に行き、中蘇(サハリン)離散家族会総会に出席する。そこで強制連行された韓国人遺族と泣いて過ごす。既にもう日本人を止めている。そこで当時の小泉首相が、その日に靖国神社に行くとか行かないとか聞こえると<すっとんきょうで、とんちんかん>と罵った。日本はあれほど朝鮮の人々に酷いことをして、いま、その日本の首相が戦犯を祀る神社に参拝するとは、いったい、どれほどの<すっとんきょうで、とんちんかん>なのか、と誹った。
民主党の目玉政策のひとつ「事業仕分け」は<予算編成プロセスのかなりの部分が見えることで、政治の文化大革命が始まった>と威張った。ともかく北京が好きでたまらない。毛沢東を尊敬してやまない。だから尖閣諸島周辺に支那漁船が連日不法侵入、国会でそれを問題視されると<こういうことはおやめになったらいかがですかと、やめてくれということを申し入れてあります>と言うだけのことはある。実に不気味だった。
また、2010年には全国私立保育園連盟による「子供・子育てシンポジウム」の講演で<専業主婦に家庭の運営を任せておけばいいという構図を変えなかったことが、日本の病気として残っている>と「専業主婦は病気」みたいに言った。これも<すっとんきょうで、とんちんかん>というか、不勉強に過ぎるが、そもそも賃金労働者と専業主婦に対立概念はない。仙谷の嫁はんが家でゴロゴロしてるのは勝手だが、普通、企業でも経理や総務に対して「遊んでる」と言ったら怒られる。「病気」と言ったら訴えられてもおかしくない。
常識的な大人からすれば、営業や販売だけが「組織」ではないと周知である。専業主婦とはコレと同じ理屈になる。つまり、金銭を外部から直接的に稼得する役割ではない、というだけのことで「家庭」というモノにおける貢献に差異はない。私は安易で幼稚なフェミニズムは嫌いだが、例えばアメリカの企業、ユナイテッド・テクノロジーズが、ウォールストリート・ジャーナル紙に掲載したアドボカシー広告。「世界で一番クリエイティヴな仕事とは」というテーマで選ばれたのは「家事担当者(homemaker)」、つまり「主婦の仕事」だった。ちゃんと真面目に外で働く人は中で働く人の苦労も理解する。私は大いに賛同するのである。仙谷は洗濯や掃除、料理や子育てを毎日、やってみればいい。「病気」でやれるかどうか、また「病気はどちらか」もすぐにわかる。
しかし、仙谷はこれも叩かれると「記憶にない」で逃げた。まだ「健忘長官」と呼ばれる前だが、この耄碌爺さんはいろいろと都合の悪いことは記憶になく、例えば<日韓戦後処理が不十分だから、政治的判断で個人補償を行うべきだ>とか急に言い出したりした。腐っても政権与党の官房長官を務めた御仁が条約もヘチマもない。本気で言ってるなら薬の量を増やしたほうが良い。日本の主婦が病気かどうかを論じる前に、このアカい爺さんが病気だとわかる。お大事にしてほしい。
そんな仙谷がアベノミクスを腐している。
<仙谷由人元官房長官は12日、民主党の厚生労働部門会議で安倍政権の経済政策「アベノミクス」を「むちゃくちゃだ」と痛烈に批判した>
ちなみに漢字の「無茶苦茶」は当て字。これを無理矢理「客が来たのに茶も無く、または苦い茶を出す」と意味付けして「常識がない」みたいに説明する場合もあるが、それは間違い。それと「無茶苦茶」には「すさまじい」とか「ものすごい」という意味も含まれる。つまり、元官房長官の健忘症はこう言っている可能性がある。
「アベノミクスはすさまじく効果的だ」
「アベノミクスはものすごく成果がある」
仙谷が「褒める」ように、日経平均はリーマンショック以前に戻り、1ドルは100円に限りなく近づいてきた。安倍総理は言った。政治は結果ですと。結果を出せなかった、あるいは最悪の結果を出した政党の健忘症が言う「むちゃくちゃ」こそ「無茶苦茶」だと国民は知っている。だから次の参院選、民主党は滅茶苦茶になる。
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久代千代太郎
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