ニュージーランドに留学中のことだ。学校でプレゼンをする課題が出た。テーマは「国際問題」とのことだった。その子がどんなプレゼンをしたかはともかく、そのメンバーにいた韓国人がやはり「竹島」をやった。しかし、まあ、海外留学するほどの国際感覚からか「日韓で領土問題がある」というスタンスだったそうだ。もちろん、それでも「韓国の領土だけどね」という「意見」は忘れていない。最後はそう締めくくられたのだという。
問題はもう一人の日本人女子だった。愛国心溢れるプレゼンを終えて、鼻息荒く戻ってきた韓国人女子に対して「なにそれ?」とやった。これは「なんだそりゃ?竹島は日本の領土に決まってんだろ?このキムチオンナ!」とやったのではなく、読んだ通りの解釈でよろしく願いたい。つまり、本気の「なにそれ?」であったわけだ。
韓国人女子は激怒したという。「日韓でこれほどの大問題、なぜ、あんたは知らないのか!」ということだった。もちろん、その理由とは「誰も教えてくれなかったから」だが、その韓国人女子が怒る理由も想像できる。その日本人女子は「領土問題」どころか「竹島」という地名すら知らず、もし、その韓国人女子が「韓国の領土なんだけどね」とやれば、ふぅん、そうなんだ♪というだけだと理解したからであろう。日本人の呑気さ、領土に対する意識の低さに呆れたのではなかろうかと思う。
また、そのあとの飲み会では、いわゆる「強制連行や従軍慰安婦」も、いわゆる「創氏改名や朝鮮語の廃止」も、いわゆる「日帝36年支配の虐殺」も、いわゆる「伊藤博文は侵略者」も吹き込まれていたという。その帰国子女は「抵抗はあったが反論出来なかった」と嘆く。なぜ、学校で教えてはくれないのか、と日本の教育に疑念を抱いたという。
もちろん、そのクラスには多くの支那人もいて、いわゆる「南京大虐殺」をはじめとする日本軍悪玉史観、悪の侵略帝国、その名は日本と言い始めて、そうだそうだと韓国人女子と同盟を結び、その日本人女子を座らせて、口から泡飛ばして擦り込むらしい。そうしてその日本人女子は、なんとなく、日本が悪いと教えられてきたが、これほどまでとは・・・と愕然とする。贖罪意識の擦り込み完了である。もし、その日本人女子のお祖父さんが戦地にいたと知れば、その子はお祖父さんのことを恥じるだろうか・・・と、帰国子女は心配していた。「そうだろうなー」と私が言うと、なんとなく下を向いてしまった。
この帰国子女のお祖父さんも戦争に行ったという。つまり、この子の「違和感」はお祖父さんが与えてくれたものだ。聞くまでもないが、聞いてみる。
「おじいちゃんのこと好きだった?」
「うん!すごく好きだった!」
大好きで尊敬できるおじちゃんが?あの優しくて厳しいおじいちゃんが?奄美大島の海で遊んでくれたおじいちゃん、自分を可愛がってくれたおじいちゃんが?
反論出来る知識が無くとも、日本人の子は「違和感」を持つことがある。しかし、それを裏付けする知識が与えられていなくて、根拠もなく相手の意見を否定するのは恥だと思っているから、なんとなく流してしまう。
ちょっと意地悪をしてみる。
「なんで竹島は日本の領土だと思うの?」
答えられない。「何かでそう聞いた」くらいしか出て来ない。それでは韓国人を倒せない(笑)。
「竹島の日ってあるし・・・」
おお!ようやくなんか出た!しかし!
「それって、いつ?何月何日?」
答えられない。今日ではない、くらいしかわからない。
そこで2月22日、と教えてあげると表情が明るくなる。ほら!と喜ぶ。しかし!
「何年?いつできたの?」
答えられない。来年ではない、くらいしかわからない。
そこで2005年、と教えてあげると表情が・・・いや、「そんなに最近?」となる。
2005年、島根県議会で可決されたと教えたあと、1952年の「李承晩ライン」の説明をする。これも韓国人スタンスで、ほら、そんなに昔から韓国の領土だったんだよ、と言えば過半の日本人学生は「そ、そうだったのか・・・」となるのだろうか。いずれにしても興味がない、知らないというのは無力である。私は1905年、閣議決定されて島根県に編入されたところから簡単に説明する。「李承晩ライン」など国際法違反の出鱈目だと説明する。サンフランシスコ講和条約第二条も加えておく。ラスク書簡などにも触れたいところだが、手元に資料が無いし、酒作りながらいい加減なことは言えない。しかし、これで十分だ。
あとのこと、南京や慰安婦のこと、疑問があるなら自分で調べるといいと言った。高校も出ていないような、場末のバーのおっさんですら、これくらいは知っているのだと、それが大人なのだと偉そうに言ってやった。そして、そこから自分の前が晴れてくる、自分の将来が開けるような気がすると、自分の経験則から語るのみだ。美人だからという理由で虹の会に勧誘したりもしない(笑)。虹の会、美人に不足はないのである!!
「なんで、学校で教えないかな?テレビでもやらないし・・・・」
マトモな疑念が湧き上がる。これでまたひとり、民主党に投票しない有権者が出来た。これは国益である。それに、なにをいまさら、この子はもう、とか言ってはいけない。
虹の親父、河内屋さんがよく言う、私の大好きな言葉だ。
「来た道笑うな、我が来た道じゃ。行く道笑うな、我が行く道じゃ」
そうだったのである。自分もそうだったではないか。真っ赤な教師の言う「ソ連に泥棒はいない」を「ほへぇ~」と信じていたのである。「天皇の存在は差別社会の根源」という社会の教師と焼き肉を喰ったではないか。「日本軍の三光作戦、先生の名前は光三だから、この名前は大嫌い」という先生はラグビー部の顧問で、私も世話になった恩人ではないか。
小学校の卒業式、職員室で本名の書いた卒業証書を手渡されるとき、そのアカ教師の「あんたはこれから中学で、そのあと社会に出ても差別されるけど頑張りや」の言葉は忘れられない。しかし、そのあと「差別されたことなどない」ということも覚えているのだ。
その帰国子女にはこう答えておいた。
いま、選挙が始まって、テレビでは「消費税」ばかりやっている。それは今の有権者が「消費税」が気になっているからだ。去年の夏、民主党が勝ったのも「自民党よりも生活が楽になる」と民主党が言ったからだ。お金を上げますよと、沖縄から基地も出しますよと、高速道路は無料にするし、高校は無償化にしますよと言ったから政権交代が起こった。
有権者がもし「竹島は日本の領土だから、現在、不法な武力支配をしている韓国を追い出して取り戻します!」という政党はないのか?となれば、そういうことを政権公約にする政党は出てくる。そういうことに政治生命どころか、本当に生命を賭けると言い切る政治家も知っている。そういう本当の政治家は、そういう有権者が出てくることを待っている。
有権者がもし「拉致被害者を取り戻してくれる政党はないのか!」とやれば、我々が命に代えても取り戻します!と宣言してくれる政党も出てくる。有権者がもし「南京大虐殺などの虚偽で先人を貶めていてよいはずがない!」と言えば、それに応えてくれる政治家先生はいる。ちゃんと勉強して研究して、韓国でも支那でも、アメリカでロシアでも理屈を通してくれる先生はいるのだ。有権者がもし「靖国神社に参拝もしない総理大臣など日本から出ていけ!」と言えるようになれば、必ず、日本国総理大臣として英霊に頭を下げに行ってくれる総理大臣が出てくる。
私は少し異論があるも、日本は国民主権を謳う国だ。良くも悪くも、選挙で勝った政治家が、国民が選んだ政治家が国政の場にいるわけだ。だから、これは「選ぶ側の問題」なのだ。日本のためになる人を国政の場に送らねばならないなら、その逆も真なり、日本のためにならない人は「絶対に送りだしてはいけない」のだ。「選挙に行く」ということ、すなわち「投票」という民主主義のパワーの使い方とは「誰かを当選させる」だけのものではなく、この国を壊そうとする人を「絶対に当選させない」という使い方も同じくらい大切なのである。権利を使うか使わないか、ではなく、大事なことは「選ぶ」という意思表示とは「選ばない」という意思表示と等価であるということだ。
先ほど、キミは「市役所の窓口」で生活保護を申請しに来る輩の話をしてくれた。外国人登録書も持っているけれどもヴィトンのバッグも持っている人が申請に来ると教えてくれた。じゃあ、代わりに教えてあげると、大阪府だけで生活保護を受けている外国人は一万人を超えている。支給額を知っているキミなら、それに10000をかけてみればいい。
「にほんごがわかりません」と言いながら市民税を納めない外国人の話は面白かった。「かねがない」で全額免税されると決めつけ、それは無理だと伝えれば、差別だ!と怒鳴り散らす特定亜細亜の人は困るという話も深刻だ。じゃあ、代わりに教えてあげると、強制連行されて日本にきたんだ!それで差別されながらも必死に生きてきたんだ!と、仲間を大勢連れて市役所で喚き、じゃあ、上に相談してみますと相手が引くと、そのあとの焼き肉屋でマッコリなんか飲みながら「阿呆な日本人だなw オレのオカンは密入国してきたのにww」と笑う在日韓国人を私は知っている。名前が三つもある不思議な人だ。飲食店と不動産を経営しているはずだが、なぜだか「無職」で生活保護も受けている不思議な人だ。
いま、なぜ、選挙カーは「皆様の暮らしを良くします」とか「増税はしません」とか「する」とか「安心できる社会をつくります」とか騒ぐのかといえば、それを有権者が求めていると思っているからだ。市役所の窓口に来て職員さんを困らせる人、働けるのに働かないで生活しようとする人、先ず、なんでもいいから「喰う分」くらいは稼ぎながら考えるのが普通なのに、仕事が無いとだけ言いながら酒も飲むしパチンコもする人、ハローワークの近くの喫茶店、昼間から生ビールのジョッキが並んでるけど、その光景をみると、あの人らは困ってなくて、実は無職をエンジョイしているんじゃないかと思ってしまう。すなわち、有権者が「それを望んでいる」から、日本の政党は票が欲しくて「それしか言わない」わけだ。だから、変わらなければならないのは日本の有権者からだ。
山田バーをし始めてから「不思議な光景」に出くわすことがある。それは「ともかく日本が悪かった」と「とは言っても日本も悪かったはずだ」の日本人連合軍と「日本は良い国だ、世界から尊敬されている国だ」と単身、必死で抗う在日韓国人3世の図である。しかし、今度からは、この美人さんが味方に加わった。ぐへへへ・・・けんちゃなよ・・ぐへへ・・
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久代千代太郎
和食健康
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