忘憂之物

2010.12.20

私鉄駅員らへの暴力、60代が最多

<大手私鉄の駅員らへの暴力行為が今年度、過去最悪ペースで増えていることがわかった。

 加害者の半数以上は40~60歳代の中高年。全体の約6割が酒に酔ったケースだった。飲酒の機会が多い12月は、暴力行為が最も増える時期といい、全国の私鉄やJR各社は、乗客への啓発ポスターを駅や電車内に掲示するなどして注意を呼びかけている。

 日本民営鉄道協会によると、全国の大手私鉄16社の駅や車内で起きた、駅員や乗務員を殴るなどの暴力行為は2000年度に75件だったが、08年度に約3倍の236件まで増加。09年度も231件だった。今年度は上半期(4~9月)の段階で、前年同期より9件多い124件と上半期過去最悪の件数となっている。

 加害者の年齢は、10歳代3%(4件)、20歳代14%(17件)。一方、40~60歳代の中高年は55%(68件)と過半数で、中でも60歳代は年齢別で最多の23%(28件)に上っている>


私も最近、よく電車に乗るが、携帯で馬鹿みたいに声を出しているのはオッサンである。携帯電話というモノが珍しいのか、持っているのが嬉しいのか知らんが、介護の学校でも授業中に鳴らすのは還暦前のオッサンだ。着信音を聞かせたいのだろう。

先日も「虹の忘年会」の帰りの特急電車で騒いでいる3人がいたが、これもオジサンだった。酒も入っていて、かなり迷惑な大声だ。周囲の若者からの冷たい視線にも気付かず、下品な話を下品な声でやっていた。実にみっともない。

コンビニでもファミレスでも、パチンコ屋でも大声出して怒鳴るのはオジサンが多い。騒ぐ内容もよく似ていて、要するに「こっちは客だぞ」ということが言いたいだけの場合がある。もちろん、店側が横柄な態度で接していた場合もあろうが、その多くはそうでもなかったりする。ま、単なるわがままを聞き入れなかったりしただけだ。

面白いのは、例えば「道端の喧嘩」などは、この年代が非常に少ないことだ。自動車を運転していて揉める、なども少ない。こういうオッサンは、相手が企業とか店舗ならば強くなる。「こっちは客だ」というポジションを確保してから、無理難題を言って困らせるのが好きなのだ。駅員さんを困らせるのも同じ、相手が優しく声をかけてくれるからだ。

「こっちは客だ」と「こっちは有権者だ」はとても似ていて、もう来ないぞ!と、もう投票しないぞ!という「脅し文句」が使えるのも同じだ。企業も候補者も「あんた一人くらいどうでもいいよ」とは言いにくい商売だ。だから、どうしても低姿勢でご機嫌を窺う形になる。そこに「乗る」わけだ。これまた、実にみっともないではないか。

私がBARをしていたとき、とても偉そうにするオッサンがいた。他のお客さんから「怒ってもいいんじゃない?」と言われるほどだった。それでも「客相手に喧嘩する」のはよほどの理由があるときに限られるから、私もニコニコ対応することにしていた。それに慣れてもいる。パチンコ屋での10年も無駄ではないのだ。

あるとき、私が客で通っていた店のママが教えてくれたのだが、私はそのオッサンを知ってるはずだ、というのである。もちろん、私は女の子も覚えていないくらいだから、他の客の顔など覚える気もない。そのオッサンは他の店でも嫌われていて、どこでも偉そうにすると教えてくれた。チャージ4000円程度の店で威張るのもカッコ悪い話だが、以前、私が飲みに行った際にもカウンターでグダグダやっていたらしい。そのとき、いきなり私が来た。スーツを着た誰かと一緒だったらしい。どっかりとカウンターに座り、やぁやぁと挨拶してから、カウンターを見渡したとのことだ。すると、そのオッサンは借りてきた猫のように大人しくなり、数分で店を出たから笑った、とのことだった。

「こっちは客だぞ!」は「こっちも客だけども?」には通じない。相手の商売に付け込んで、言い返せない相手にグダを巻くみっともないオッサンにはなりたくないものだ。







無罪判決の鹿児島夫婦殺害、地検が控訴へ

<鹿児島市の高齢夫婦殺害事件で死刑を求刑され、鹿児島地裁の裁判員裁判で無罪となった同市三和町、無職白浜政広被告(71)について、鹿児島地検が控訴する方針を固めた。

 判決文を検討し、事実認定に問題があると判断したとみられる。上級庁と協議して控訴期限の24日までに最終決定する。

 10日の無罪判決を受け、地検と鹿児島県警は13日から3日間、被害者宅で補充捜査を実施。地検幹部が16日、上級庁に、補充捜査の結果と地検側の意向を伝えたという。

 この事件は、2009年6月19日、鹿児島市下福元町の蔵ノ下忠さん(当時91歳)方で、忠さんと妻ハツエさん(同87歳)が殺害されているのが見つかり、鹿児島県警が白浜被告を殺人容疑で逮捕。鹿児島地検は強盗殺人、住居侵入罪で起訴し、否認事件の裁判員裁判では初めて死刑を求刑した>


判決要旨を読んでみた。コンビニ強盗の前科も事実だったようだが、それよりもやはり「裁判員裁判というモノの欠陥」が浮き彫りにされた事件のひとつに数えておくべきだ。

鹿児島地検が控訴したと聞いて少しほっとした。無論、この被告人が真犯人かどうかなど私にはわからない。ただ、とても違和感がある判決であるとは思う。実にすっきりしない。

判決要旨には<(1)過去に網戸に触った事実(2)過去に窓ガラスの外側に触った事実(3)過去に現場に立ち入り、整理だんすやパンフレット類に触った事実――が認められるにすぎないが、単独ではもとより、総合しても被告を犯人であると推認するには遠く及ばない。犯人性を否定する事情が多々認められる以上、被告が嘘の供述をしていることをもって犯人性が強く推認されるともいえない>とある。さらには<「被害者宅に行ったことは一度もない」という被告の供述は嘘であるが、その一事をもって、直ちに犯人であると認めることはできない>とのことだ。こんなの、誰が納得するのか。

「供述は嘘」だと認定されている。それに網戸はともかく、ガラスは割れていたのだろう。外側であろうが内側であろうが「割れていたガラスに触った」ことは事実として認定されている。そして、犯人は「そこから侵入した」という可能性は相当高い。すると、この被害者夫婦は「割れたガラスをそのままにして生活していた」ことになる。破片も片付けず、散らばったガラスをそのままにしていたわけだ。さらに整理ダンスなどからも指紋は検出されている。これを<触ったことがあるという事実に過ぎない>で済ませるのはどんなものだろう。もちろん、なぜだかこの被告がガラスの外側を触り、別の人間がそれを叩き割って入れば、たしかにそういう状況にはなる。しかし、整理ダンスからの指紋、あるいはパンフレットなどは、その時期が問題となろう。ましてや「パンフレット」はいつからその家にあったのか。それらについてもはっきりしない。

そしてもう1点だけ書いておけば、凶器になったスコップからは被害者のDNAが検出されており、被告人の指紋は検出されなかった、というところだ。コレ変ではないか。

被害者の指紋もなかったならば、それは拭きとられた可能性を示している。凶器は血まみれだったんだから、そこに被害者の細胞片があっても不思議ではない。しかし、そのスコップは被害者宅にあったモノで、畑に置かれていたわけだから、被害者は日常的に使用していたと考えるのが普通だ。

主任弁護人の新倉哲朗弁護士は会見で「でも、無罪ですから」と言った。この「でも」が明らかになることを期待したい。


川崎市が平壌研修に補助金支出 朝鮮学校教員の渡航費用を負担

<川崎市の「川崎朝鮮初級学校」の教員が平成20年8月、北朝鮮・平壌で行われた「教員祖国研修」に参加した際、市が渡航費などを補助金で負担していたことが19日、監査請求資料などから明らかになった。研修は在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の主催だった。ほかにも補助金の支出先が朝鮮総連になっているケースがあり、「不適切な支出」との指摘が出ている。朝鮮学校への補助金支出の必要性が改めて問われそうだ。

 川崎市は10年度から市内の朝鮮学校2校に「研修費補助金」を交付。20年度は計34万7千円が支出された。

 問題の教員祖国研修は平壌の人民大会堂で行われ、川崎朝鮮初級学校の教員1人が7泊8日の行程で参加した。渡航費13万円を含む参加費18万円のうち、10万円が市の負担だった。

 目的は「母国語の向上」となっており、実質的な研修は3日間だけで、残りは「平壌見学」や「休息」「意見交換」「出発準備」など。市に提出された研修の報告書には「受講」「実技」などとしか書かれていなかった。領収証の写しもなく、提出文書には不備が多かったことから、市監査事務局は「国交のない国での研修は実施の有無や内容の確認が困難で詳細な報告が必要」と指摘。市はチェックの甘さを認め、「真摯(しんし)に反省している」とした>

先日、ツレとの忘年会の二次会でカラオケ屋に行った。その移動中、大阪にある朝鮮学校の前を通ったのだが、正門が少し開いていて、少し離れたプレハブ小屋には電灯がついていた。土曜日の深夜である。広い校庭には誰もいなくて、巨大な校舎も真っ黒だった。実に不気味な感じがした。

その道は私なども「通学路」としていた。高校生の頃だ。朝鮮学校は大阪で「トンデパン」とか「チョン校」と呼ばれていて、なぜだか日本人の不良学生も「相手にしない方がいい」と言われる恐怖の的だった。今思えば、それらは差別というよりも、何らかの理由から「つくられたイメージ」だったかもしれない。それは例えば「被差別」などとも似ている。

1999年、大阪府は「地区概況調査」としてイメージ調査をしている。それは公金を使っていると思いたくないほどの低レベルな仕上がりだった。基本は「地区をどう思うか」という内容で「A:上品B:下品」という選択肢を用意し、これに対して「ややAに近い」とか「Bが強い」などとして評している。その中には「A:怖いB:怖くない」などというものまであって、それらの結果、利権に群がる連中が「やっぱりまだ差別はある」などとしてメシが喰えるようにした。

また、はっきり書いておくが、こういう「イメージの擦り込み」こそが唾棄すべき悪意なのであって、とある集団を類型化してイメージを固めたり、特化した個人を吊るしあげて行う「差別」というものは、その他大勢の人が神の存在を信じぬ限りなくならない「人間の本能的な言動」である。これは「なくす」という概念ではなく、腹が減っていても喰い逃げをしてはならないとか、イイ女がいても襲いかかってはならないとか、気に入らない上司を殺して埋めてはならないなどという、それらを抑制するための倫理観やら道徳観念の育成こそが叫ばれねばならぬはずなのだが、どうしたものか、これを「腹が減るほうが悪い」としたい団体や組織が後を絶たない。

それに、だ。先ほどの「朝鮮学校怖い」も、現実の世界では通用していなかった。日本人の不良学生でも「朝鮮学校怖い」という奴は、そこらを歩く不良に金を巻き上げられるレベルの「へたれ」であった。勉強もスポーツもせず、喧嘩上等で警察やら教師からちゃんと睨まれていた不良生徒には通じていなかった。要するに言い抜けに使われるわけだ。受験や就職を考えながら不良をしている中途半端は「ムカついたけど、相手が朝鮮学校だから仕方がない」という「逃げる理由」としていた。地区もそうだ。「やってやろうと思ったけど、相手はだから仕方がない」とされるわけだ。

私は地区に恩人がいたから、よく遊びにも行った。ドラム缶を半分にぶった切ったやつに炭を入れて「焼肉パーティ」もしてくれた。当時は高級酒だった「ヘネシーXO」を紙コップで飲んだ。場所は近所の公園である。その地区には駐車違反という言葉もないし、迷惑防止条例なども存在しない。また、その人らはその当時から授業料無償化どころか給食費無料どころか「大型免許までは無料で取得できる」とか「4LDKの新築マンションに月7000円で住んでいる」などの「自慢」も聞かされた。税金どころか公共料金すら払っていないと笑っていた。私が結婚すると聞いたその人から「一部屋用意したから」と言われて慌てたこともある。市役所の前で「差別や!」と叫ぶだけの簡単なお仕事をする「青年部」に入れられるところだった(笑)。行けばよかった(嘘)。

銭湯にも行った。料金は70円だった。私の実家近くの銭湯は260円ほどだったはずだ。つまり、「一般(※被差別からしてそうではない地区をこう呼ぶ。その特権を如実に表す言葉だと思う)」の銭湯料金の「小人」の値段よりも安い。そこの小人は30円である。そして、では設備が悪いのかというと、その逆だ。当時はめずらしい「サウナ」も完備されていた。テレビもついていた。現在の「スーパー銭湯レベル」といえばわかりやすい。私は「スチームバス」しか知らなかったから、とても喜んでわざわざ通ったものだ。もちろん、そのような優遇施設に「一般」の者が出入りすると、なんとなく不安に襲われるわけだが、要するに「これ」を利用した商売だ。「差別」を商売にしているのだ。

朝鮮学校の無償化問題についても、この川崎の補助金にしても「憲法89条に抵触している」ことには違いないが、事の本質はもっと日常的なところにある。つまり、誰も「知らない・怒らない」からだ。ああぁ、またか・・・で済ませている間は絶対になくならない。ちょっと騒いだ程度では通じない。名を変えて形を変えての「優遇」は「差別待遇」として残されることになる。私やあなたの支払った税金が、年がら年中半笑いで唱えられる「差別」とやらで煙のように消えている。平等やら公平やらも「差別」の前には立ち尽くす他ない。

なぜに人権派弁護士などが法の倫理を捻じ曲げてまで「弱者の味方」になるのか。政治家が「弱者救済」を高らかに唱えるのはなぜなのか。「泣く子は飴玉をひとつ余計にもらえる」というのは韓国の諺らしいが、それは私やあなたにも「飴玉」がある場合のことをいった。しかし、彼らはこの国から「飴玉」が無くなっても「ひとつ余計に」盗ろうと企てている。もちろん、このままでは私やあなたの子や孫に「飴玉」はない。







公取立ち入り検査で露呈した 無料ゲームの危うい収益構造

<12月8日、公正取引委員会は、携帯電話向けゲームを中心とするSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)大手で「モバゲータウン」を運営するディー・エヌ・エー(DeNA)本社に立ち入り検査を行った。

 DeNAが、ライバルの「GREE」を運営するグリーにゲームを提供しないようソフトハウスに圧力をかけたことが、独占禁止法で禁じられている「拘束条件付き取引」に当たる疑いがあるためだ。

 DeNAの“手口”はあからさまだった。グリーにソフトを提供した会社のゲームは、モバゲー内で検索しても表示されず、人気ランキングからも消された。業界でいうところの「導線を断つ」、つまりはサイト内での“村八分”だ。

 関係者によれば、DeNAは“村八分”にしたソフトハウスに「モバゲーに付くのか、GREEに付くのか」と迫ったともいう。

 もともと携帯向けゲームで先行したのはモバゲーだった。ネットオークション事業でスタートしたDeNAだが、ヤフーの寡占状態で青息吐息だった。それが、2006年に始めた携帯向けゲームで息を吹き返したのだ。それをSNSを前面に打ち出したGREEが追い上げ、昨夏、会員数で逆転した。

 携帯向けゲームのビジネスモデルは明快だ。「無料ゲーム」とうたってはいるものの、無料なのは最初だけ。釣りゲームなら簡単に大物が釣れる釣り竿、怪盗ゲームならパワーの高まる罠や防具が、ゲームを進めるにつれ欲しくなる仕組みだ。アクションゲームも序盤は無料でも、難易度の高いステージは有料。結局、ユーザーは無料ゲームにカネを払うことになる。

 こうして得た収入の約7割をソフトハウス、残り約3割をサイト側が受け取る。いかに多くの客を誘い込み、カネを払わせるかが腕の見せどころというわけだ>


YAHOOの「将棋ゲーム」がリメイクされた。使い勝手は悪いが、これがなかなか恰好がよろしいから気に入っている。音もよくなった。将棋盤に駒を打つあの音は気分がよろしい。対戦相手が現れたときの、あの「ぽこっ」という音はアレだが、まあ、無料で遊べるオンライン将棋ゲームとしては十分過ぎる出来栄えであろう。

しかし、これがもし100円でも取るなら、私はもうしない(笑)。カネを取るなら文句も出る。明らかに負けそうになると「しね」とか残して通信切断する奴とか、何とかしろと言いたくなる(笑)。この前など捨て台詞で「デブ」と書かれたからびびった。ウィキリークスかと思った。また、私はドラクエでも「妻の名前で女勇者」で遊ぶくらいの変態であるから、YAHOOのIDには妻の名を入れてあったりする。すると、やはり女だと思ってチャットでナンパされたりもする。以前、将棋をしていた相手が「おれ、大阪なんだけど、どこ?」とナンパされたので、えぇ~ほんま~?んじゃ、天王寺で待ってるから飲みに連れてってや~d(ゝω∂♪)ョロシクゥ✧✧と見事なまでのネカマぶりを発揮したら、相手はテンションを上げて携帯番号まで晒してきたことがあった。彼はあの日、JR天王寺駅で「黄色いパンプスを履いた20代前半に見える30代前半の女性」を探していたことだろう。また、彼はおそらく国民新党、亀井静香を「静香ちゃん」と呼んでいるタイプだ。

それにしてもまあ、無料の餌で喰いつく魚は少なくない。あとはもう「UFOキャッチャー」に小銭を連続投入する感覚で、止めるに止められない状態となる。先日、ツレのゴリラも「携帯画面」の動画がどうしたとか言っていたが、わざわざ、なぜにあのような小さい画面で動画を観ねばならんのかがわからない。わずかな休憩時間に携帯電話のテレビを見ている者もいたが、よほど見たい番組でもあったのか、それなら彼は「録画」という機能を知らないんじゃないかと心配したが、いずれにしても、よくわからぬ男だった。

知り合いのスナックで働く女の子が「映画も見れる」という携帯型の何かを持っていたこともあった。すごいやろ!映画も見れるねんで!とのことだったが、私の「どこで見るの?」という質問には、すぐに答えてくれなかった。しかし、しばらくすると辛うじて「電車とか・・・?」と疑問形で返ったので、更に続けて「なんで電車で見るの?」と聞いたら、もういい!と言われた。ちなみに、この女の子はIpadで「本が読める!」と喜んでいたが、そのときも先ず、「自分が本を読むかどうか」を考えぬことを反省したばかりだった。

大勢の人間が並んで、電車の中でピコピコやっているのは不気味だ。メールしているのかゲームしているのかは知らんが、そんなに「時間を持て余す」のが嫌なのだろうか。どちらにしても「子供っぽい姿」ではある。むかし、祖母や母親に連れられて近鉄電車に乗ったとき、オカンや婆ちゃんは「窓の外」を眺めていた。流れる景色を黙ってみていたものだ。私はゲームウォッチなんぞをピコピコやっていたかもしれないが、大人は新聞か本を読んでいるか、目を閉じているか、窓の外をみているものだった。

大人は退屈しないのか・・・・?疑問だったが、それはすぐに解消した。「大人は考えることが多い」のだとわかった。子供心に納得した。そしていま、大人も子供も電車の中でピコピコやっている。これも納得する他ない。
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