参院選に向けてなりふり構わぬ自民党が、投票権のない子どもまで取り込もうと躍起だ。女性向けに続き、「こどもマニフェスト」と銘打った公約集を作成した。約３万部を用意し、街頭演説などで配るという。
Ａ６判の手帳サイズに５ページの内容で、「教育」「環境」「暮らし」「雇用」「平和と安全」の５つのテーマで構成。漢字はオールふりがな付きだ。
自民党は「みんなの未来のことを考えてくれる『よい先生』を増やします」「ペットたちのために法律を改正して、犬や猫をむやみに殺さないよう規則をあらためます」などと書いている。
さらに「私たちは民主党のように家庭にお金を配る『子ども手当』のようなことはしません。後で大人になったみんなが返すことになるのですから」といったあからさまな民主党批判も盛り込んでいるから大人げない。
子どもは将来の有権者だから、今のうちに政治に関心を持ってもらおうという試みらしいが、それはあくまで建前。本音は子どもに渡して親に読んでもらい、自民党に投票させようという狙いがありありだ。まさに子どもじみた作戦というほかない。
（日刊ゲンダイ2010年7月8日掲載）
バカバカしい。なにが「投票権のない子供にまで」だ。ならば「投票権のない韓国民団」に選挙協力してもらって謝辞まで述べている民主党議員はどうなんだ。ま、しかし、こういうゴミクズみたいなペーパーが形振り構わず、エゲツなくも応援しているのが小沢民主党である。類は友を呼ぶのである。
