<ロシア、北方領土に新部隊計画 軍用機用に滑走路拡張も>
<ロシア軍のマカロフ参謀総長は、クリール諸島(北方領土を含む千島列島)に新たなタイプの駐留部隊を創設するとの計画を明らかにした。メドベージェフ大統領の指示に沿って、駐留部隊に新たな兵器を配備し近代化を図るという。11日のインタファクス通信が伝えた。
国防省幹部も同日、部隊への補給のため、北方領土の択捉島で軍用輸送機イリューシン76が着陸できるよう滑走路の拡張が計画されていることを明らかにした。クリール諸島に新たな装甲車などを配備し、軍用ヘリコプターの部隊を増強する必要があるとの考えも示した。
同日の前原誠司外相とラブロフ・ロシア外相との会談に合わせ、これらの計画を公表したことで、北方四島の返還を求める日本側を強くけん制した格好だ。
大統領は9日、クリール諸島を「わが国の戦略的地域」と述べ、軍備増強を国防省に指示していた>
前原大臣は何しに行ったのか。これはキャンセルすべきだった、という意見もあるが、最悪なのは、このようにのこのこ行ってヤラれてくることだからだ。今回もきっちり「日本の領土内での共同開発」などを「ハイレベルで検討する」などと言ってしまっている。「前原大臣は記者会見の場で憮然とした表情だった」とか言われても、子供じゃないんだから、そんなの何の国益にもならない。屁の役にも立たん総理大臣がせっかく「許し難い暴挙」とまで言ってくれたんだから、会談の席など蹴ればよかったのだ。これも「外交の成功とは友好」という病理だ。
ロシアは支那朝鮮の企業を誘致しようとしているが、これにも慌てることはなく、そんなことをすれば「日本は独自に対応する」とだけ言っていればよろしい。ならば、向こうが勝手に騒ぐだろう。
いずれにしても、コレは日本の政治家ではなく、日本の国民がそろそろ「外交の成果とは、どこまでいっても国益を得ること」だと認識せねばならない。それを失うということは、年金やら税金やらも関係なく、生活が第一(笑)どころではないと知らねばならない。「北方領土が戻るとズワイガニが安くなる」なども、間違ってはいないが、ちょっと情けない動機だと思う。海底資源がどうのというのも、この延長線上にある議論だ。間違ってはいないが、ならば、そこに何ら経済的価値が見いだせなければ、くれてやってもよいのか。
また、いつまで経っても多くの日本国民があまりに関心が無いから、ちゃんとした政治家が落選するし、マスコミなども好き勝手をやる。どんどん日本が悪くなるのだが、それはそのまま「暮らしが悪くなる」という当たり前の結果が具現化してくる。愛らしい子や孫の寝顔を見て「この国を残したい」と思うのが大袈裟だというなら、はっきりと、この子らが奴隷になる、と考えてみればいい。「そんなことないw」というのは無知なだけだ。世界には「そんな国」のほうが多い。
したり顔で「北方領土なんかいらない」と言うのもいる。北方領土に限らず、戦争するくらいなら領土を共同で使うとか、なにか妥協案でも出せばいい、という気の毒な人がいる。何やらホリエモンもテレビ朝日で「尖閣なんかあげればいい。何か問題ありますか?」と発言したらしく、これに朝日新聞の社員が「堀江氏の発言はストレートではあるが、実際にはある意味、的を得ている」と的を得ないコメントをしている。朝日社員も仕事とはいえ、世間から阿呆だと思われるコメントを出すのも大変だ。
また、こんなお子ちゃま発言にストレートな表現もカーブもシンカーもない。また、尤もらしく「政治的空白を生む」だの「外交関係を悪化させる」などの屁理屈をして、日本の領土なんだから何が何でも取り返せ!という人らを「偏狭なナショナリズム」とする低レベルな批判もいい加減にしたほうがよさそうだ。
近代国家の概念が根付いた人類からすれば「国土をくれてやれ」というのが、どれほどの異常なのか。また、その国土を護るがために、どれほどの先人が血を流しているのか、を近代国家に住む国民なら考えることになっている。領土を不法に占拠されて、それを「返せ」とやるのは、実に健全なナショナリズムであり、全国民が共有すべき近代的価値観である。これは「否定するほうが野蛮人」だと断じてよい。
民主党政権も無能が過ぎる。外交下手とかではなく、ここは普通に対応するだけで国民からの支持は上がる。だから民主党の幹部連中は頭が腐っているか、売国奴か、どちらか、もしくはその両方である。領土問題やら拉致問題については、強い態度で毅然と対応すべきなのは馬鹿でもわかる。外国人参政権もまだないんだから、政権浮上を願うのであれば、日本国民からの支持を集めねばどうしようもない。それには「外交問題で強く出る」という初歩的な対策で事足りる。菅直人が「許せぬ暴挙」と言っただけで、産経新聞ですら「首相がそういうのは当然だ」と、とりあえず書いてしまう。そこで自民を上回る弱腰を晒していれば、実務能力その他諸々で劣る民主党に勝ち目などあろうはずもないではないか。
もう、日本は外交下手とか宣伝下手とか止めてみればいい。拳を固めて怒ったふりもしなくていい。ただ、国際社会にでかい声で訴えればいい。太平洋を向いて支那朝鮮、ロシアの悪口を言い、日本海を向いてアメリカの悪口を言っていればいい。そんなこと、どの国でもやっていることだ。ウダウダしているから、不法占拠を既成事実化される。「返って来ない」と冷笑する前に、普通は「返せ」を言い続ける。日本はそれが無いから異常なのだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110212-00000311-yom-int
<船長への賠償請求を拒否、中国外務省>
<中国外務省の馬朝旭報道局長は12日、沖縄県・尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件で、第11管区海上保安本部(那覇市)が事件を起こした中国人船長(不起訴)に対し、損傷した巡視船2隻の修理費などの損害賠償を請求したことについて、「日本は事件での行動を深く反省するべきで、賠償要求を提起する権利はない」と拒否する談話を発表した>
さっそく外務省が出てきた。ここが日本とは大違いだ。日本はここで「非常に遺憾」などで流すから、この先もずっと譲らねばならなくなる。「なにおぅ!」と騒げばいいのだ。そのためにはマスコミに頑張ってもらわねばならんが、もちろん、それは期待できそうもないから、こういうときのために政府広報やら外務省やらがある。ま、こちらも期待できんが、海保だけで請求書を送り続けても払うはずもないから、ここで例のビデオを完全公開してやればいい。うむ、コレも期待できそうにないか。
http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.1825250.article.html
<建国記念の日 賛成派と反対派 それぞれ集会開く>
<「建国記念の日」の11日、佐賀県内でも奉祝、反対派がそれぞれ集会を開いた。「建国」をテーマとした講演会の一方、尖閣諸島や北朝鮮問題など近隣諸国との外交問題についても意見が出た。
県神社庁や遺族会などでつくる建国記念の日佐賀県奉祝会(宮原利弘会長)は佐賀市の平和会館で「建国まつり」を開いた。日本政策研究センターの岡田邦弘所長が「日本のように神話に由来し、現代まで受け継がれている国家はほかにない。大変意味あることとでもっと理解すべき」と講演。尖閣諸島問題を念頭に「国土保全、安全保障で危機的な状況にある。神武建国の精神にならい、誇りある国づくりを進めるべき」という内容の決議を採択した。
高教組や県平和委員会は、紀元節復活に反対する県民集会を佐賀市の教育会館で開いた。
県平和委員会の関家敏正代表委員は古代史の視点から「奉祝派は2600年前に神武天皇が建国したと主張するが、古事記や日本書紀の神話時代は弥生時代に相当する。当時の日本は縄文時代でつじつまが合わない」とし、「戦前のように『建国』が、戦争のために利用されてはならない」と語った。
労組などでつくる県平和運動センターは県内9地区で街頭に立ち、「中国や北朝鮮との関係悪化をあおる動きがあるが、話し合いや平和的外交で解決すべき」と訴えた>
「建国記念に反対」という意味不明な集団がいるらしい。理由は「所詮は神話じゃないか」というのと「建国とか騒げば、また、戦争になる」というものだ。理由を聞いたら、もっとわからなくなった。どんな小さな国でも建国を記念する日がある。多くは独立記念日であるが、国家が主権を得た日を祝うことは、その当事国の国民として至極当然のことである。失礼ながら、こんなのにまで反対とか言う人は、もはや、イデオロギーやら主義主張やらの違いなどではなく、はっきり書くが、人間としてどうかと思う。近寄りたくない。
また、次のセリフは語るに堕ちるにもほどがある。これだ。
<中国や北朝鮮との関係悪化をあおる動きがあるが、話し合いや平和的外交で解決すべき>
「平和的外交」という文言も気持ち悪いが、100歩譲っても、それが「話し合い」でなくてなんだというのか。平和的に外交を行う、ということは「話し合い」のことだと私は思うのだが、コレを分けている意味がまったく理解できない。つまり、話し合いと別のところにある「平和的外交」とは「謝罪と賠償」のことではないか。まったくバカバカしい。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110211-00000059-jij-pol
<ばらまき批判「許し難い」=藤井副長官>
<藤井裕久官房副長官は11日、神奈川県茅ケ崎市内で講演し、野党が民主党の看板政策である子ども手当や農家への戸別所得補償を「ばらまきだ」と批判していることについて「ばらまき説を言う人は経済の実態の変化が分かっていない。実に許し難い」と反論した。
藤井氏は、大規模な公共事業を実施しても高度成長期のような国民所得の増加は望めないと指摘。その上で「だから直接消費する人に直接お金を渡すということをやり始めた。これは自信を持ってやっている」と強調した>
これには驚いた。政策に対する批判に対して、現役の官房副長官が「許し難い」とまで言うのだ。揃いも揃って、いったい、なんだこの政党は。
それに、そこまでいうなら数字を出して「許し難い」という根拠を説明せねばなるまい。「自信を持っているから許し難い」など、結構な年齢になっている立派な御仁が言うべきではあるまい。万人が得心するように説明すべきである。「そんなの無理だろw」というなら、批判されるくらいはあると知っておいてもらわねば困る。
そもそも、「子供手当」とは少子化対策なのか、経済対策なのか、菅直人ですらわかっていない。わかっているのは、増税してでもばら撒かねばならない、という民主党の都合だ。消費税の1%は、およそ2.4兆円と言われるから、これを消費税で賄うことになれば2%は丸ごと回さねばならない。更には指摘されていた不備も改善されていない。親のいない日本人の子供は日本に住んでいても支払われず、親が日本にいるというだけの外国人の子供は外国にいたまま支払われるという、誰が聞いても頭がおかしいのか、と思う欠陥はどうなったのか。この「阿呆手当」を含む予算関連法案成立が難しいということで、仮にこの「欠陥手当」の支給が止まっても、何年かして、今まで既に「外人の子供に支払われた金額」が改めて世に出たとき、日本国民は卒倒するほど驚くことにならないか。
そのとき「許し難い」と憤るのは日本国民である。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110212-OYT1T00245.htm
<「新宿駅で通り魔を起こす」書き込んだ中3逮捕>
<インターネット掲示板に「新宿駅で通り魔を起こす」と書き込み、バス会社の業務を妨害したとして、警視庁は12日、横浜市内に住む中学3年の少年(15)を威力業務妨害容疑で逮捕したと発表した。逮捕は11日。
発表によると、少年は2月6日、携帯型ゲーム機を使い、ネット掲示板「2ちゃんねる」に「2011年2月11日午後21時ピッタリに新宿駅ハイウェイバスのあたりで通り魔を起こす」などと書き込み、7~11日にかけて、バス会社に周辺の警戒を強化させるなど、業務を妨害した疑い。
少年は調べに対し、「どのくらい騒ぐのか見てみたかった」と容疑を認めているという。同庁幹部によると、ゲーム機に内蔵されていた固有のアドレスの捜査から少年が浮上。川崎市内の電器店で少年を発見した>
コレ、親は泣くに泣けまい。威力業務妨害のほうは未成年者よろしく、大したことなく出てくるだろうが、コレと同時進行、親のほうは民事でやられる。バス会社は「親から取ってやれ!」とい息巻いていることだろう。この阿呆餓鬼の<どのくらい騒ぐのか見てみたかった>とは、そのまま「どのくらい親が困るのか」も見なければならなくなった。
また、当日の「犯行予告時間」に集まったギャラリーは数百人から千人だったとか。この国の平和依存症も行くところまで行った感じだ。「どうせ中学生の悪戯」だと思っていれば行かないわけで、つまり、集まったギャラリーはその場で「何らかの事件がある」と信じていたわけだ。中には明確に「殺人事件が見れるかも」と期待して来た者もいた。
待ち望んだ「通り魔」が刃物振り回して数人を刺し殺すだけなら、その当事者になったり家族友人が巻き込まれない限り楽しめたのかもしれないが、それがもし、自動小銃の乱射だったら危険は相当増すことになる。ましてやサリンなどを散布されたり、爆弾テロのような広範囲を殺傷する類の犯行ならば、その場にいた、ということだけで十分過ぎるほど危険に曝されていることになる。つまり、私ならば行かないし、行かせない。
秋葉原の不細工が歩行者天国で凶行に及んだ例の事件、報道するテレビカメラの前ではたくさんの野次馬がポーズを決めていた。ニヤニヤしながら「テレビに映った」ことに満足したのか、照れ笑いか薄ら笑いか知らんが、実に不快な表情でテレビに映り込んでいた。
その場で何があったのか、も知っているのに、ニヤついた表情でおどけて見せていた。2月6日の新宿駅には「そういう連中」が中学3年生の阿呆餓鬼に釣られて、また、お洒落して集まっていたのだろう。「通り魔」が走り去ったあと、安全だと確認すれば、血塗れの被害者の横でピースサインをしたかもしれない連中だ。当日は多くの警官が厳重に警戒してもいただろう。怪しげな人物に職務質問するにも、同じように怪しい連中が屯していたわけだから、コレは公務執行妨害にも等しい愚行である。
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