忘憂之物

男はいかに丸くとも、角を持たねばならぬ
             渋沢栄一

食品衛生協会からのお知らせです

2010年04月16日 | 過去記事
「食品衛生責任者」の講習でのことだ。前日は山田バーだから一睡もせずに朝の9時から受け付けに並んだ。ざっと100人はいたと思う。でも、ようやく始まった講習には睡魔が200体ほどいたようで、受講者はあちらこちらで舟を漕ぎ始めている。私は前職からも、こういう講習を受ける機会に恵まれていたが、これがまた意外に寝ないのである。もちろん、今回も9700円を支払っているから、寝てたまるかという気持ちがある。この際、金がどこから出ているかは問題ではなく、支払っている、つまり、タダではないということが重要なのであり、金を取るならそれなりのものだろうという期待感もあるのだ。そもそも、私はこれまた意外に「人の話を聞く」ことが苦痛ではない。妻のお陰である。

しかし、どうだろう。昼過ぎからの講習の場での私を思い出すと、なんと、窓の外を見ながら、うつらうつらと舟を漕ぎだして竹島まで行っているではないか。

前日、一睡もしていないことを言い分けにはしない。睡魔が全員で私を襲ったわけでもない。それに、そういうことは過去にもあった。そんなときでも私は寝ている者を起こしはすれど、己が眠ってしまうなどということはなかった。まあ、私が居眠ると、会場に響き渡る鼾「壊れたバイクのエンジン音(おかしゃん・談)」で摘みだされるという危険もあるわけだが、いや、それよりも、である。人様が一所懸命に話しておられるのに、その眼前でこっくりこっくりする非礼に正当な理由などあるはずもないのである。

しかし、私は言いたい。今回ばかりはとらすとみ、なのである。



ま、要するに悪いのは講義内容、それも「衛生観念と平均寿命」であった。一覧表には明治時代からの日本人の平均寿命が書かれている。言うまでもなく、現在も日本は世界第一位の長寿国だ。しかしながら、講師は「その理由」としてとんでもないことを言い出す。

医療の発達はわかる。「西洋医学を取り入れたからもあります」という講師の意見は正しくもある。また、昔から日本人の衛生観念は優れていたが、それでも、まあ、戦中と比して衛生状態も良くなったのだろう、ともわかる。しかし、ここからわからなくなる。

「昭和20年の平均寿命を知ってますか?」と講師はいよいよ「本題」に入り出す。

もちろん、大東亜戦争敗戦の年だ。戦後日本の平均寿命は伸び続けているが、それでも阪神淡路の年(1995年)などは下降した。また、通常の災害ではなく「戦争」という性質からも若年層の死亡率が急増するというのは当たり前の話である。ちなみに、その講師は「男性23・3歳、女性37・2歳」を挙げた。たしかに悲惨な数字ではある。

それをして「戦争は悲惨」を語るのも、まあ、許そう。「戦争は悲惨」は子供でもわかる事実だし、私は面白く聞いていたが「食中毒」の話だけでも退屈するやもしれん。「食品衛生」に関する話ばかりではなく、話題が横に逸れてしまうこともあろう。1万円ほど払って、駐車場代まで取られて聞くレベルの話ではないが、それくらいの「付き合い」は私でも出来る。大いに語るがいい。私は聞いているぞ。

それに昭和22年には40代後半にまで平均寿命を戻し、その後「西洋医療の恩恵」とやらは日本以外の先進国も等しく授かっているはずだが、それでも日本が世界一の長寿国になったという事実は、戦後日本の評価として未来に語られる重要なことだ。



「日本は戦前はずっと、50年間も戦争ばっかりでした。中国に侵略戦争を仕掛けたりしたことは、みなさん、知っているでしょう。だから戦後、日本人の平均寿命が世界一になったのは憲法9条のおかげなんです!!」



私は耳を疑った。私は今、京都府の「食品衛生責任者講習」の場にいるはずである。ここは京都府民の税金で成り立つ「京都府の中小企業会館」であり、主催は厚生労働省から「公益に資する」と判断されて許認可を受け「法人格」を与えられている「社団法人日本食品衛生協会」である。そしてこのアカ講師は散々嘘を吐き、平和憲法を説く。自分の店から食中毒者を出さないためには9条信者になれとでもいうのだろうか。


戦後、日本の平均寿命が世界一なのは、国の福祉対策でもなく、お医者さんの努力でもなく、懸命にそれらを支えた日本国民でもなく、なんとも、それはすべて「9条さま」のおかげであると抜かしているのである。そら寝るわ。


もちろん、ここで席を立ってしまえば「修了書」はもらえない。もらえなければ営業ができない。なんとも卑劣なやり口である。



そういえば、そうだった。最初から違和感はあった。寝不足から思考が鈍くなっていたが、それでも何度か「?」はあった。食品問題は「BSE」ばかりやる。イギリスでは160人が死亡したと脅す。アメリカ産の輸入牛肉はとても危険だと刷り込まれた。しかも、そのあとに続けて「カンピロバクター(牛・鶏・豚などの腸内に住む細菌。食中毒になる)」とかやる。

本来、カンピロバクターで最も危険なのは「鶏」である。もう、絶対にカンピロバクターが「いる」と思っていい。だから私は、勧められても生レバーを喰わなかったり、鶏料理屋の主人が「イイの入ってますよ!刺身でどうぞ!」と言われても、しっかり焼いてもらうから、周囲からこれまた意外だと言われることがある。私のようなオサーンは血塗れで生肉をかじれというか。実に失礼だ。

しかし、私はステーキでも「うぇるだん!」と高らかに宣言するほどしっかり焼く。妻は私に「焦げたのは体に悪い」と注意しながら、レア状態の肉を食べて食中毒で入院したこともある。一人前数千円する高級肉で病院に運ばれたから、妻はそれから「高い肉は体に悪い」という誤った概念を持つに至ったほどである。よく焼きなさい。

ま、ともかく、カンピロバクターの危険を周知したければ、まず「鶏」であろう。「BES」よりもノロウィルスでありカンピロバクターである。日本人は魚介類が好きだし、刺身が好きな民族だ。日本人で牛の目玉や脊髄が好きという人はあまりいないが「ささみのレア状態」は布施でもよく見る。砂ずりの造りや肝の造りを出す店もある。ステーキ屋でレアを喰う客はいるが、スーパーで安売りしているオージービーフをレアで喰う阿呆はいない。危険なのは肉を刺身で喰う「鶏」であることは自明だ。

アカい社団法人が出さない数字を出そう。

「 厚生労働科学研究食品安全確保研究事業」という覚える気も失せる長い名前だが、そこで「食品製造の高度衛生管理に関する研究」というものが行われている。「ど左翼」の社団法人が知らないはずはない。そこの主任研究者で品川邦汎(岩手大学教授)というカシコイ人が検査をした。その結果、牛レバー(生食)におけるカンピロバクター汚染率は「11・4%」が認められた。もちろん、危険な数値である。生は止めとけ。

しかし、これが鶏肉ならばどうかと調べれば、なんと、100%だとある。内臓ではなく「鶏肉」の部分が100%とある(内臓は6割程度)。そして、恐ろしいのは、だ。その輸入先のトップはどこかと言えば、だ。もう、おわかりだろう。そう、あの支那である(財務省・輸入通関実績)。鶏といえばブラジルとかタイだと思いがちだが、なんのどっこい、である。

無論、その支那の話も出た。私は聞き逃さなかったが、そのものすごい媚中っぷりに、私は思わず20年ぶりに態度が不良になった。隣の席の兄ちゃん、正直、すまん。休憩時間、立体駐車場で寝てた時、隣の車でアニソン(?)を大音量で聞いていたオタクっぽい兄ちゃんも、正直、すまん。普段は「あんなこと」はしない。ごめんね。でも、音量は考えようね。


それにしても、すごい社団法人だ。私が「居眠りするしか身を守る術がなかった」ことも仕方がなかろう。マトモに聞いていたら腹が立って「なんか」するかもしれん。

「中国はSARSや鳥インフルエンザのとき、懸命に拡散を防いだ」

もう、頭の中にメタミドホスでも注射されたのだろう。それに、

「法律という言葉は中国語です。昔から法的観念が強い国なんです」

と怪しいことも言う。「三位一体」はキリスト教からの言葉だが、日本の法律用語はギリシャ語やラテン語を語源にしていると思っていた私が阿呆なのだろうか。明治時代に翻訳されたとばかり思っていたが、まさか、その「法律」という言葉自体が支那産の毒入りだったとは知らなかった。誰か、ちゃんと調べてくれ。




偏向された情報を公的な講習会で垂れ流す「京都府日本食品衛生協会」は、調理場の衛生状態や安全な食品の提供を推進しているが、その精神衛生観念が腐り果てている。売国中毒、もしくは反日ウイルスに身を任せているのだろう。

カンピロバクターは酸素濃度が3%~15%で40℃くらいのところが好きだ。だから、こいつらは家畜の腸内に潜む。しかし、ハンニチバイコクドーという戦後日本に繁殖するウイルスは、腸内ではなく頭の中でもなく、日本人の心の中に寄生する。

しかし、人体とは面白いもので、このカンピロバクターが侵入すると免疫抗体が末端神経を攻撃する(ギラン・バレー症候群)。運動麻痺から歩行困難にまで陥ることがある。体を守るために、あちらこちらに攻撃を仕掛ける。重度になれば、そのまま死亡することもあるという。そういえば、日本にも「日本を守ろうと」して、ところかまわず攻撃開始する「免疫抗体」がいる。是非とも味方である末端神経を攻撃せず、売国ウイルスを浮かび上がらせて狙い撃ってほしいものだ。私はとりあえず「修了書」を山田バーに貼る。

5 コメント

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ガクブル(((;゜д゜)))ガクブル ()
2010-04-16 15:55:22
生レバーやめます。

鶏の生もやめます。

焼き鳥屋に行ったら「良く焼きで」って言います。
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Unknown (かーらーす、なぜ鳴くのー)
2010-04-16 22:32:25
いやー、すごいですねーー
絵に描いたような面白い話しに
噴出してしまいそうでした
パソコンの液晶に、近所の11
で買った焼きソバが散るところでした

5月にもしかしてブラリと覗くかも
乞うご期待?
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Unknown (久代千代太郎)
2010-04-16 23:13:43
>▲


というか、待ってるよ。

焼き鳥おごるよ。




>ふっきー


ああ、あそこの11ね。


待ってるよ。焼き鳥おごってね。
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Unknown (苺大福)
2010-04-17 12:03:32
私も去年『京都府日本食品衛生協会』の講習に行きました。ここまで売国の講師はいなかったのですが、講師はこれでも講師?ってくらい下手な講師でした。

私は寝なかったけど、高齢者の講師がレーザーポインターをおもちゃの様に振り回すので、見ていると気分が悪くなり、ずっと下を向いていました。

食品衛生責任者講習っていい加減だし、命に関わる事なのに理解出来ていなくても、修了書がもらえる変な資格ですよね。
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Unknown (久代千代太郎)
2010-04-18 01:22:55
>苺大福さま

まったく同感です。途中で席を立とうが、休憩時間を過ぎても堂々と戻ってこようが、なぁんにもありませんもんね。

ただ、金払って、そこにいればいい、という講習なら止めてくれたほうがいいですね、暇人ばかりじゃないんだから。

あんな講師は支那産の二枚貝で当たって砕ければいいんですw

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