忘憂之物

男はいかに丸くとも、角を持たねばならぬ
             渋沢栄一

にしても「玄武Tシャツ」はないだろう

2007年05月27日 | 過去記事
■2007/05/21 (月) にしても「玄武Tシャツ」はないだろう「1」

朝早く起きるはずだったのだが昼前まで寝てた。いや、正確に言うと「二度寝」というやつが原因である。起きたのが早すぎたのだ。で、そのまま起きていようとしたのだが、ついつい本を読みながら・・・

「今日はキトラに連れてってくれるって言うたやんかっ!!」

そうだった。ついウトウトと・・・わかったわかった。早く用意しなさい。

「キトラ」とは、奈良県高市郡明日香村にある「キトラ古墳」のことである。そういえば連れて行ってやると約束していた。

妻はなぜだか考古学なんぞというものが好きなようである。まあ、7世紀の終わりか8世紀当初に書かれたという壁画を、現代に生きる我々が見ているというのもファンタジーではある。考古学などという学問はそれが楽しいのかもしれんな。

「玄武」があった。75分待ち。老夫婦が目立つな・・・あとは小学生の群れ。

展示品を見る。古い。(当たり前)いろんな壁画もある。めくれているし汚れている。

妻はチョロチョロと落ち着きがない。並んでいるから、展示品に見入っていると列から置いていかれるのだ。あ、また、あんなところまで・・・。ったく仕方ないな。私が並んでいるからとはいえ「割り込み」だと思われたらどうするのだ。まるでチョンみたいに思われるではないか。もういいから、こっちに並んでなさい。ったく。

「2」へ

■2007/05/21 (月) にしても「玄武Tシャツ」はないだろう「2」

「もう!!見てるのにー!!」

うるさい!違いがわからん!!ならば、私が説明してやろう。

『こっちは、8世紀末に発見された壁画です。これは私の足の裏の角質を書いたものです。』

『ああ、それからこっちの土器は、明日香村で飼われていた犬のキトラの餌箱です。』

『この大仏の顔は、ビートたけしがかぶっていたものと同じです。それから・・』

「もう!!絶対ちがう!!へんなことばっかり!!」

お?隣の初老の夫婦が笑っている。面白かったですか、そうですか。

モノホンを見る。

警備員がびったりである。なるほど。これならルパンも盗めないだろう。

亀の身体に蛇の尻尾。ファイナルファンタジーの敵モンスターのようだ。

それに

小さい。

「壁画」というくらいだから、もっと大きいと思っていた。なんと小さい・・・。

『ほぉ~~これか?よしよし、私が頼んで来週にはこの壁画を、我が家の風呂場の壁に貼り付けてもらおう。むおっほん!!』

お?先ほどの初老の夫婦の奥さんが私を見ている。そんなわけないですか、そうですか。

と・・・妻が固まっている。凝視している。というか、めっちゃ見ている。ま、まあ、楽しいのならいいだろう。また、連れてってやるか。

「3」へ

■2007/05/21 (月) にしても「玄武Tシャツ」はないだろう「3」

なにやら写真集やパンフレットなどを買い込んでいる。というか、その黒ごまアイスは関係ないが・・・。景色もいいし、なにより空気が美味いし、眠いし・・・ちょっと車を停めて休憩することにした。

テレビをつけると祭りをやっている。
http://www.sankei.co.jp/shakai/jiken/070521/jkn070521007.htm
<約束したのに…三社祭でみこしに乗った男ら逮捕>

刺青をしたおっさんが、嬉しそうに神輿の上で踊っている。このヨゴレはだんじリと神輿の区別もつかんのか?その警察官の言うとおりだ。

「これ以上、日本の伝統を傷つける行為を続けるならば、全員を検挙します!!」

警棒で叩き落してやればいいのだが、それはそれで中国みたいで野蛮だしな。早く降りんかい!このチンピラがっ!!

<神社側は「みこしに人が乗ることは神霊を汚す行為」として、今年の宮出しの中止を検討したが、参加団体が「乗らない」とする誓約書を出したため予定通り開催。来年以降について、神社側は中止も含め協議するとしている。>

こういう「単純に騒ぎたいだけ」という輩はホント迷惑だ。周りで囃し立てる奴も同じく、ホント粗野な生き物である。ガレージで酒飲んで騒ぐだけならまだマシだが、なぜかこういう輩は「目立ちたがる」傾向がある。阿呆成人式もそうだが、つまり、こいつらは馬鹿騒ぎがしたいだけの阿呆ガキなのである。

その「式典」や「祭事」にどんな意味があって、どんな伝統があり、なぜ続いてきたのか、など歯牙にもかけず、ただ、周囲にあわせて調子に乗って目立って騒ぐ。こいつらは「東映漫画祭り」でも騒げるのだろう。「花王ヘアケア祭り」でもよい。

「ケ」と「ハレ」の概念など何もわかっていない。

で、阿呆マスコミが阿呆ヨゴレにインタビューをしとる。

「これがないと、盛り上がらんですよっ!」

40も過ぎてるだろうに、なんたる阿呆チンピラか。

「盛り上がる」ということは「混乱」のことだとでも思っとるのだろうか。

調子に乗ってふざけるにしても、「それ以上やると面白くない」という空気がわからんのか?もしくは「それをやってしまえば、もう意味がない」という理屈もわからんのだろう。

「4」へ

■2007/05/21 (月) にしても「玄武Tシャツ」はないだろう「4」

空気が読めん奴が多すぎる。そしてルールを守らんと成長もないのだ。

http://www.sankei.co.jp/shakai/jiken/070521/jkn070521000.htm
<悪口に腹立て少女に暴行、小指切断 高校生ら4人逮捕>

やり過ぎだ。阿呆ガキめ。

この女の子、顔面の骨が折れてるらしいではないか。むちゃくちゃである。

「集団リンチ」という名の「ヤキイレ」の意味が腐ってる。もう情けないだけだ。
何事にも「暗黙のルール」があり、秩序があるから、ガキのころでも言い分というものがあった。そして、それを一部の大人は理解してくれたのだ。見ても見ない振りをして、

「テキトーにしとけよ?」

と立ち去ったのだ。それは「同グループ内」もしくは「自身の配下にある者」への「見せしめ的」な儀式であり、それは卑怯者や裏切り者に対する、または先輩や上の者に対する礼儀がない場合に行う、いわば「ケジメ」を刷り込む制裁なのである。

不良には不良の「しきたり」というものがあって、当時の不良どもは喧嘩に負けることよりも、それを破るほうを恥としたのだ。少なくとも、ただの「暴力行為」は卑怯者がやる愚行であり、そんな「秩序を守らない奴」は、どれほどその個人が喧嘩に強くとも、そのグループから制裁される運命にあった。そこにルールは厳然として存在していた。

ルールを遵守する精神があるから、それを破る意味がわかるのだ。

それが「盛り上がる」であり「羽目を外す」であり「ハレ」の意義である。

つまり、本来ならば先述の「神輿に乗る阿呆」は、仲間内から制裁されねばならないはずである。その祭りの意義を感じて楽しみにしている仲間から責められねばなるまい。

それを一緒になって騒ぐか、知らん顔をする。やり過ぎる奴を止める奴がいないのだ。

そして、どんどんレベルが低い奴が浮いてきた。

「5」へ

■2007/05/21 (月) にしても「玄武Tシャツ」はないだろう「5」

それでも、世間の反応が薄いから、もっと無茶をやり出すだろう。もっと安易に、もっと無意味に世間を騒がせるだろう。

無自覚な左派陣営の暴発である。

日本はギリギリ救われるだろう。英霊たちのDNAがこの「違和感」を気づかせてくれた。

もっとも、放っておけば、こんな国になっていたところだがな。
http://www.sankei.co.jp/kokusai/china/070521/chn070521000.htm
<薬物誤用で毎年20万人死亡 中国医薬学会副会長明かす >

さあ、北京オリンピックが楽しみになってきた。

無論、こんな薬物誤用など氷山の一角だ。これで、大気汚染などでも40万人死亡しているという話も真実味を帯びてきた。鳥インフルにエイズに、まだまだこの国はこんなもんじゃないだろう。この国の正体が明かされたとき、日本国内の中華バカはどうするか。

さて、面白くなってきた。

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「なあ、この天文図の星って、なにで書いてるかしってる?」

『天文図?ああ、それ・・・?』

「金箔やで、金箔。すごいと思わへん?しかも8世紀の最初のころに天文図があるってどうよ?それにな・・・」

妻よ。

その話は難しくてよくわからんが、キミの口の周りについている物体が「黒ごまアイス」だということを、私は知っているぞ?

あ、そうそう。

この壁画たちのように「風化」させないためにも張っておく。
http://j-bspot.info/swf/pepper.swf

ペッパー-レイプステーキよ!!

安心するのは早いぞ?

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