藝藩志・藝藩志拾遺研究会

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芸藩志使用語句 は行

2022年04月17日 16時33分15秒 | 語句解説

<は>

★「廃格沮誹」(はいかくそひ)
 =(政策などの)実施を阻害すること  
 *順に、廃する、拒む、阻む、そしる。
★「拝晤」(はいご)
 =拝謁(はいえつ)に同じ
  面語(めんご=面会)よりへりくだった云い方。 
★「艀舟」(はしけぶね)
 =河川や運河などの内陸水路や港湾内で重い貨物を積んで航行
  するために作られている平底の船舶 。
 ※ここでは河川と沖合に碇泊の大型船とを往来する為の舟を指す

★「跋渉」(ばっしょう)
 =山河を歩き回る事
★「張訴」(はりそ)
 =訴願内容を書いた紙を代官所や奉行所・領主屋敷の門前や塀などに貼って訴えたこと。 

★「攀縁」(はんえん)
 =人を頼りにして立身出世を図る事

<ひ>

★「引纏」(ひきまとめ)
 =とりまとめ
★「飛轎」(ひきょう) 飛𨎄
 =小さい車や駕籠などの乗り物の特急便 。輿(こし)

★「鄙見」(ひけん)

 =「私の意見」のへりくだった云い方。

★「微衷」(びちゅう)

 =私の(わずかな)真心(へりくだった云い方)

★「菲薄」(ひはく)
 =粗末で劣っていること。才能などの乏しいこと。 

★「氷炭」(ひょうたん)
 =相違の甚だしいものの喩え
★「鄙野」(ひや)
 =下品で洗練されていないコト
★「飜」(翻=ひるがえ・る)
 =裏返す
★「鄙衷」(ひんちゅう)

 =私の(田舎者の)真心(へりくだった云い方)

<ふ>

★「撫育」(ぶいく)
 =かわいがって大切に育てること。 
★「巫祝」(ふしゅく)
 =神事を司る者・巫女・神薙(かんなぎ)・祝(はふり)
★「忿恚・憤恚」(ふんい)
 =怒ること 憤怒

★「紛擾」(ふんじょう)

 =揉める事。紛争、紛糾、紛乱

★「粉韲」(ふんせい)
 =粉々になること

★「紛々」(ふんぷん)
 =入り乱れてまとまりのない様。

<へ>

★「敝邑」(へいゆう)
 =貧しい村、荒廃した村
★「辺陬」(へんすう・へんすい)
 =辺垂(へんすい)・辺境・僻地…中央から遠く離れた地
★「勉旃」(べんせん)
 =これにつとめよ
★「弁疏/辯䟽」(べんそ)
 =いいわけすること(弁解)
★「 抃舞 」(べんぶ)
 =喜び手を打ち踊る事。

<ほ>

★「砲熕」(ほうこう)
 =大砲

★「方今」(ほうこん)

 =この頃、只今、最近

★「報讎/報讐」(ほうしゅう)
 =仇を返す事。
★「幇助」(ほうじょ)
 =援助、手助け
★「蒲席」(ほせき)
 = 蒲(がま)の葉で編んだむしろ。 

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