根子岳山窓

(阿蘇住人の山行記です。)

三国山 4月9日(水)

2014年04月09日 23時03分32秒 | インポート

                                   三国山 (みくにやま・994m)   

                          快晴
  *三国山への登山口 (宿ケ峰尾峠・やどがみねおとうげ) (Yahoo地図検索)

(アクセス)宮地(発6:45)→上津江町・オ-トポリス(着7:25)→酒呑童子山登山口(8:10)
         →(崖崩れで
通行遮断・引き返す)→中津江振興局を経て鯛生金山経由で
         宿ケ峰尾峠 (着9:10)         

(行程) 宿ヶ峰尾不動明王鳥居(発9:25)→三国山頂上(着10:15~
発10:20)→山口越
   (着10:45)→鬼の洞分岐→縦走路二つ目のピ-クで折り返す(着11:30)→
   奇岩の岩頭(着12:00~発12:35)→鬼の洞散策(着13:00~発13:25)→
      三国山頂上(着14:05~発14:15
)→宿ヶ峰尾不動明王鳥居(着14:50)
       
・・・・・復路は菊池経由で帰宅(着17:00)
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〇八方ケ岳頂上から徹爺さんと眺めた三国山・国見山、その山名の魅力からしても
 いつかは「登りたい山の候補」として徹爺さんに伝えていた。
 うららかな好天日を狙って徹爺さんから電話の誘いがあり即決行となった。
〇登山口までの車の走行は徹爺さんが20年位前に走られた「上津江町・オ-トポリ
 ス」から入り、
酒呑童子山登山口が在る
「カシノキヅル峠」経由の最短距離を走ることとなった。
 天気も良し、ルンルン気分で峠道を上がるが酒呑童子山登山口を過ぎ50m位の先で
 崖崩れに出遭う。
 倒れていた立看板には「通行止め」と書かれている・・・。
 あぁ~やるせない!! せめて、峠入口にでも何らかの案内書きがあればよかった
 な・の・に・・・。
 そんな疲労感を登高意欲に気持ちを切り替えて、麓のフイッシングパ-クに戻
 り、R
387号線からR442号線に入り、鯛生金山を経て宿ヶ峰尾峠(県道9号線)に
 9時10分に着く。
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▼「宿ヶ峰尾不動明王」鳥居の横に駐車して、鳥居をくぐり参道を登り詰めると
不動明王が祀られたお堂に至る。
 登山口はお堂の右に道標があり、灌木林帯に入って行く。

[
酒呑童子山登山口を過ぎて100m位の地点で崖崩れ] [宿ヶ峰尾不動明王鳥居を潜って]

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▼緩やかな登路は雑木林の中に杉桧が混植する樹林帯で展望は無い。
 登路には、なぜか頻繁に倒木が道を塞ぐ、小ピ-クを踏んで
一旦は下がるが
直ぐに登り返しの強い傾斜が続く。
 稜線に上がると登路は右にカ-ブして痩せ尾根を快適に歩く。
 樹林越しに国見山方角への稜線が見え隠れする。
 露岩やロ-プ場を過ぎると正面に三国山頂上が見えてきた。

[急傾斜の登りが続く]       [山腹を登り上げ、痩せ尾根の稜線歩きに変わる]
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▼頂上は平らな小広場となり、一等三角点が建っていて肥後、豊後、筑後の三国の境界となっている。
 展望は八方ケ岳が近くに見えるが山体の全容は見えてはいない。
 休憩後、早々に国見山への縦走路に向かい、西方角に歩くこと5分位で肩らしき場所に至る。
 ここからの眺望は頂上以上のビュ-ポイトとなり、
八方ケ岳の特異な山容と遠望に鞍岳・高岳・根子岳が春霞の中に微かに確認出来た。

[三国山頂上]                  [縦走路の肩から八方ケ岳を望む]
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▼この肩から右下に急降下して、樹林帯の山腹を下り、鞍部から細い尾根を緩やかにアップダウンして稜線 最底部の鞍部となる山口越えに着く。
 更に、落ち葉の登路を踏み「鬼の洞」分岐を左に見過ごして緩やかに登って行く。
▼急登の露岩を踏み上がると岩稜のピ-クとなり、視界が一気に開け、眼下には山域の山並みが広がり三国山からの縦走路も望まれ、遠望には涌蓋山・阿蘇五岳・鞍岳の山姿も確認出来た。

[縦走路鞍部となる山口越え分岐]  [登り上げると一つ目のピ-クとなる岩稜に至る]
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[岩稜からの展望:阿蘇五岳と鞍岳も見える]   [三国山からの縦走路を振り返る]
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▼更に痩せ尾根を西進すると直ぐに登路から直立してそそり立つ奇岩が現れ、奇岩の基部から天を仰ぐが見えるのは岩壁のみで、突端は視野に入らない程の大岩(岩峰)であった。
▼登路は奇岩の基部を捲いて、露岩の岩場を踏み緩やかに高度を上げて歩く。
 灌木の尾根道沿いには石楠花の木が目立つてきて、
花の時季には見栄えがする尾根歩きが楽しまられる だろうと思われた。
 奇岩から10分も歩くと 登路は平坦な落ち葉の道となり、前方には国見山が樹林の隙間から見える場所に 至った。
  ここから鞍部に下り 、登り返して国見山に至るのであるが、所要時間は片道1時間はかかるであろうと思われる・・・。
 帰宅時間を考慮して此処で国見山は断念することとした。(11:55)
▼折り返しして先ほどの奇岩の場所に戻ると・・・・。
 尾根筋から容易に奇岩(岩峰)の岩頭に辿れる岩場が延びており、
積み重なる岩塊を踏んで岩頭に立つことが出来た。
 素晴らしい・・・。まさに全方位の眺望(ただし国見山は縦走路上の樹林に遮られ見えなかった)でこの縦走路必見のポイントと確信した。
▼奇岩入口に映える枝ぶりの良い松の根元でランチタイムを取り景観を堪能し、復路で「鬼の洞」に立ち寄り、
 三国山頂上を再び踏んで2:50分に宿ケ峰尾峠に下山した。

[復路で岩頭に立った奇岩の、岩峰の基部]  [岩峰の岩頭に立つ・展望抜群]
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[岩頭から八方ケ岳を望む]         [岩頭から釈迦岳・御前岳を望む]
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[岩峰の岩頭を振り返る]             [鬼の洞入口を散策]
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[三国山頂上にて:復路で撮影]     [峠直下の車道から最盛の山桜を味合う]
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(2014/04/30 加筆)

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2 コメント

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 昨年11月以来、津江3山、八方ケ岳、鹿嵐山、... (徹爺)
2014-04-13 09:39:20
 昨年11月以来、津江3山、八方ケ岳、鹿嵐山、そして今回の三国とご一緒しましたが何のハプニングもなかったのは鹿嵐1山のみ。すべてわたしの経験した山ですから・・・豪語し案内役をかってでたのに1勝3敗はひどすぎる 。
 九州の低山だから苦笑ですまされたものの、3千メートル級の冬山だったら・・・・。
 79歳、老兵は消え去るのみ、いい加減にやめとき・・・をいやというほど知らされました。
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徹爺さんが10~20年前に登られた山々との事でした... (GEN→徹爺さん)
2014-04-13 23:10:41
徹爺さんが10~20年前に登られた山々との事でしたが、私にとっては未踏の山で
「登りたかった山々」でしたので満足感100%です。
気力・馬力とも私より勝っておられ徹爺さん「老兵」とは誰の事でしょうか・・・(笑)。
登山口までのアクセス探しの道迷いは仕方がありません。
それにしても今回の、酒呑童子山沿い林道峠での崖崩れは呆れました。現場には通行止めの看板があったのですから、せめて林道入り口にも何らかの標識が在れば良かったのですが・・・。
阿蘇山野草展が終われば又、誘ってください。よろしくお願い致します。
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