大崩山・三里河原(叶野はきの)トレッキング
快晴 (文字サイズは「中」が最適)
(アクセス) 自宅(発4:30)→竹田→三重→延岡・下赤郵便局(着6:25)→大崩山登山口(着7:10)
(行程) 大崩山登山口(発7:20)→湧塚尾根/三里河原分岐(着8:00)→喜平越谷分岐(着9:00)→
叶野(着10:10~三里河原散策~昼食~発12:00) →
喜平越谷分岐(着13:00~道に迷う~発13:45)→大崩山登山口(着15:05)
~下山後、「美人の湯」に浸かり、「孟宗金明竹林」に立ち寄る
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〇予報では、今日の天気は一日中「晴れマ-ク」である。
前回、下見に登った根子岳の紅葉状況も見届けたいところであるが、徹爺さんから聞いた大
崩の三里河原の方が「気が勝り」山友を誘っい二回目の「大崩詣で」となる。
〇山友の石島さんも大崩は初めてであるので私がリ-ドする立場となる。
もちろん私も三里河原は初見参であるので時間に余裕があるようにと思い、自宅を4時30分
に出て三里河原を12時には下山しょうと計画した。
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[黒滝トンネルを抜け、下り坂での展望:上々の天気なり [朝日に照る祝子川:大崩橋から下流側の渓谷美]
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▼登山口には7時10分に着くが先着の車で路肩駐車地のスペ-スは残り少なくなるほどの
賑わいである。
連れ添う登山者から「今年の紅葉は遅いようですね・・・」と声かけられる。
賑わう登路も三里河原分岐を過ぎると前にも後ろにも人影はなく私達だけの登路となる。
▼照葉樹林帯の登路を分岐から25分位歩くと登路左手に展望台らしき小岩崖が現れ、駆け
上がると素晴らしい情景を目にすることとなった。
紅葉の盛りを待つ小積谷の森と天を衝く小積ダキの岩峰そして袖ダキ・・・その絶景に息を
呑む心地で迫る全景を心行くまで堪能した。
[坊主尾根/三里河原の分岐] [登路沿いの展望台から小積谷の紅葉と岩峰群を望む:分岐から25分]
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[天を突く小積ダキ:ズ-ム撮影] [袖ダキと上湧塚方面を望む:ズ-ム撮影]
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▼左下に祝子川の快い沢音を聞きながら、緩やかなアップダウンと木内山岳山腹から派生し
て下る幾つかの沢と岩場を踏み、登路沿いに点在する巨石を眺め、原生林の中を快適に歩
く。
登路はハッキリしており迷うことなく喜平越谷に至る。
道標に従い沢を跨いでさらに登ると展望は開け花崗岩のスラブと出合う。
浸食されたスラブには窪みが出来て水路をつくり、上部から清流が流れ落ちて来る。
スラブから小積ダキの遠望を眺め、ロ-プを伝ってスラブの岩壁を横切って行くと登路は直
ぐに崖っぷちを降下することとなる。
左手の対岸には岩肌を?きだにした岩壁が迫り、V字谷を作った岩壁の上部は自然林の尾
根筋が走り紅葉の山稜として対峙していた。
[喜平越谷分岐:復路ではココで道に迷う] [花崗岩のスラブ:「五葉の尾ダキ」と云うらしい]
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[浸食されたと思われるスラブに清流が流れ下る] [スラブを横切り、アルミ梯子付近から望むV字渓谷の岩壁]
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▼岩壁に立てかけてある長いアルミ梯子を下り、さらに岩壁に付けられたロ-プに掴まり絶
壁状の足場を用心深く水平移動して渉る。
その後は、安定した森林帯に入り、一枚岩盤の涸れ沢床を渡渉することとなるが紅葉に囲
まれた谷間の景観が美しく、沢床を下り散策した。
崖淵から祝子川を覗いて川床に映える花崗岩を眺めて登路に戻った。
そこから5分弱で三里河原の入口となる河原に着く。
[登路から寄り道して祝子川を望む] [三里河原入口の「叶野」に着く]
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▼開放的な河原に、よどみなく流れる静かなる瀬音と渓谷に映える紅葉・・・・。
川床に光る乳白色の花崗岩の小石、エメラルド色に透き通る清流・・・。
河原の岸を覆う花崗岩の一枚岩盤・・・その岩盤に坐して「紅葉水明」に浸る。
まさに別天地に来たような心地であった。
[清流と河床の石そして渓谷の紅葉に浸る] [三里河原を遡上する]
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▼左岸側にも登路はは在るようであるがガイドブックに従い右岸に渉る。
右岸の法面を上がり、ヒメシャラが植生するテント場みたいな小台地を歩くが、踏み跡は
段々と薄くなつてきたので登路途中から再び渡渉して左岸に戻る。
川岸の露岩や岩盤を踏み遡上して行くが、行くに連れて渓谷の紅葉と川床に座る花崗岩の
美しさに魅かれて遡上意欲が増すが、下山路にゆとりの時間を確保するため、時間をあら
かじめ決めておいて10時45分には引き返すこととした。
三里河原入口を離れて30分間の散策であつたがガイドブックで云う「もち谷出合」は何処か
分からないままとなった。
[丸太を踏んで右岸に渉る] [本日はここまでにして、叶野に戻る:下流側を望む]
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[上右画像のズ-ム撮影] [叶野付近の右岸:テント場と思われる]
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▼三里河原入口に戻り昼食とした。
食べながらふと目をやると、河原に降りてきた登路側に「ハクノ」と記されたブリッキ板が
木柱に付けられていた。
ここで、初めてこの場所が「吐野(はきの)」であることが確認出来て一安心した次第であった
▼(復路で喜平越谷分岐にて道迷う)
12時に吐野を発って、余裕の時間で下山する積りであったが、喜平越谷分岐で木山内岳ル
-トに誤って入り込み喜平越谷をおおよそ30分位遡上した。
その原因は・・・往路で見届けた、樹木の根元に付けてある
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[国指定・天然記念物「孟宗金明竹」:美人の湯から車で2~3分の所]
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(2013/12/26日 加筆)
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